⚠︎中太
手抜き。。
数日後。
テレビ局での収録が終わり、スタッフ出口を抜けると、夜の街の風がひやりと頬を撫でた。
ふぅ、
と息をついて歩き出そうとした瞬間――
「……太宰」
「――っ!?」
驚いて振り返ると、街灯の下に、中也が立っていた。
黒いコートに帽子を深くかぶって、
周囲を気にしている様子もないのに、どこか“隠れている”みたいに見える。
「な、なんで……ここに……?」
「偶然だよ。撮影が近くであったからな」
さらりと言われて、胸がドキッと跳ねる。
偶然――?
でも、こんなピンポイントで?
そう思いながらも、目が合った瞬間、思考が全部吹き飛んだ。
蒼く綺麗なその瞳が、柔らかく揺れて。
まるで私だけを見つめているみたいで…
中也side
夜道を歩く太宰の横顔を見ながら、
心の中で独占欲がうずく。
――このまま家まで送るだけじゃ、足りない。
「もう遅いし、うちで少し休んでいくか?」
太宰は小さく笑って首を振る。
「ぇ、申し訳ないから大丈夫だよ 」
その声が甘くて、胸の奥がぎゅっとなる。
アタシはさりげなく彼女の腰に手を回し、少しだけ距離を詰める。
「まぁまぁ、こんな遅いと危ねぇし家でお茶でも飲みながらゆっくりしようぜ」
そう言いながら、自然に話題を変える。
——仕事のこと、趣味のこと、くだらない雑談。
太宰は一瞬戸惑った顔をするけど、すぐに笑って話題に乗る。
純粋で、素直で、流されやすい。
——その無垢さに、ますます太宰が欲しくなる
気づけば二人は中也の家のドア前に立っていた。
太宰はまだ少し戸惑いながらも、笑って言った。
「……まぁ、いっか」
嗚呼本当、純粋だな。
「わぁ……広い、中也の家……」
玄関を抜けてリビングを見渡した瞬間、
思わず声が出る太宰。
大きなソファ、整った家具、観葉植物まで。
すべてが眩しくて、思わず立ち尽くす
「少し色々と見てもいい?」
そういった時にはもう家の探索を始めていた 本棚を覗き、写真立てに目をやり、
ソファに座ってみたり。
そして……気づけば中也のベッドルームの扉の前に立っていた。
「あの、中也の部屋!!1番気になる…!」
中也はその様子を見て、落ち着け落ち着け、と苦笑する。
ただ後ろから着いていく。
部屋に入ると、無意識にベッドに駆け寄ってダイブしてしまう私。
「ふわぁ……すごく……柔らかい……」
そして、ベッドルームの扉をそっと閉める音が響く。
「ぇ……?なんで鍵閉めたの……?」
その声に、中也は一瞬笑みを浮かべた後、
低く落ち着いた声で答える。
「……ちょっと、危ないからな」
ベッドの上で無邪気に体を伸ばす太宰を見て、胸の奥の独占欲が爆発する。
——そんなに無防備で大丈夫か…?
怪しげな笑みを浮かべ、静かに近づく。
その手は自然に太宰の肩を押さえ、
ゆっくり押し倒す。
「……?…ちゅうや、…?」
太宰は驚き、目を大きく見開いて硬直する。 その無防備な姿に、アタシの心はさらに熱くなる。
太宰の呼吸が少し早くなり、微かに体が震えるのがわかる。
ただ、
全部、欲しかった。
無理やり展開いけないかな~って考えてる
👉👈💦
ぁ、フォロワーさん増えて嬉しいです!あといいねもありがとうございます、本当に、本当にぃ
コメント
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めっちゃ好きー‼︎🎀💕 久しぶりに見れて幸せ😌💓 本当にこの神作のrを書いていいのか… プレイとか色々書きたいな、、💭