テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
事後
ふと目蓋を持ち上げると、目の前にのぞき込む顔がいた。身体は汗と疲労感に塗れ、奥は未だ甘く痺れる。
「あ゛〜〜つかれた……」
「動けますか?」
「無理〜ちっとも動けない」
それからコホコホと咳をする。
喉を酷使したせいかも、と。ん、んと調子を整えるも音に濁りが混ざる。
あっちゃんはなにか躊躇うように僕を二度三度見ると持ってきたものなのか水の入ったペットボトルから水分を受けとると僕に覆いかぶさって口付ける。
「っんぐ、ぅ……………ぷは」
離れ際ぺろりと唇をなぞられ、熱の冷めない身体はぴくりと反応する。
受け渡されたぬるい水が気道に絡まりまた咳き込む。それでも幾分マシになるので、「もっと」と催促すると、あっちゃんは素直にもう一口水分を僕に流し込んでくれる。
暫くそんなことをしてると少しずつ余裕が戻ってきたので、悪戯心が湧いてきた。
今度は、与えられた水を飲み込むと同時にあっちゃんの頭に手を伸ばし押さえつけると舌を入れ、挑発するように歯列をなぞる。そうするとスイッチの入ったあっちゃんは僕の舌を巻き込んで僕の方に押し入ってくる。
暫く堪能してから最後にじゅう、と舌を吸われ肩を震わすと顎を伝って唾液が垂れる。
そうしてゆっくりと口が離される。
「結構元気じゃないですか」
「えーじゃあもう一回するぅ?♡」
べぇ、と舌を出して煽る。
もうすでにあっちゃんの下は昂っていることを僕は知っている。全く絶倫な男だ。
これから自分の受ける苦労は分かっていてもなお、脳が痺れる快感とこの男の愛に溺れていたいと思う。
「それは……
まあしますけど」
あっちゃんが布団の外に水の入ったボトルを置いて再び僕の脚を持ち上げる、そうして2回戦目の火蓋が切られるのだった。
コメント
1件
うわ、まさかのTL展開…!でも「事後」のタイトルから漂う倦怠感と甘さのバランスが絶妙だわ。水分補給のキスシーン、めっちゃ体温感じた。普段バトルものばかり読んでるけど、こういう「強くない関係性の強さ」も刺さるなって思ったよ。あっちゃんの絶倫っぷりと、それに身を任せる主人公の愛に溺れる感じ、えっちで好き🔥