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❥・ uppln × lt
【強がりな私】
⚠Attention
・め/め/ん/と/も/り/様及びmmmrの皆様の二次元創作です。
・ご本人様には一切関係ございません。
・地雷・苦手さんはブラウザバッグ推奨🔙
up「今までありがとう!このクラスでとっても楽しかったです!」
そう、それは私の幼馴染───いや、好きな人が、転校してしまう日のことだった。
「そっかぁ、uppln今日で転校すんのか。」
up「なに急にwそうだけど。」
休み時間。
いつも通り何気ない会話をしていた。
けど、いつもと少し違った空気感な気がしたのは私だけだろうか…。
upplnが転校してしまうからか、どこか寂しさを感じる。
「まぁ ~ ね … そういや、私等、結構長い間の付き合いだったよね」
up「さっきから何だよ…笑寂しいの?笑」
「別に、そういうのじゃないんだけどね?笑」
内心ホントは寂しいよ、そう思いながらも、なけなしの笑みで微笑みかける。
本当は寂しいんだよ、なんて言えるわけ無いじゃん。
私はいつしか、強がってばっかりだった。
up「そっか、まぁまぁ。ltちゃんねるは友達いっぱいいるし、いんじゃない?」
「そっかそっか。転校するから、友達できるか心配なんね、笑」
up「いや、笑 流石にできるから!流石にそんなにコミュ障でもないから。」
この楽しい会話も、今では楽しく感じないと思ってるのは私だけかな。
そんな思いと同時に、
〝 キーンコーンカーンコーン 〟
休み時間終了のチャイムが鳴った。
「あ、席戻んないとね」
up「んじゃ。」
ガタガタと皆が座る音と共に私も椅子へ駆け出した。
そして、ついに終わりの会 こと HRの時間になった。
これでupplnとこの教室に居れるのも最後になる。
先生の合図で、upplnが前に出て最後のメッセージを伝える。
up「今までありがとう!このクラスでとっても楽しかったです!」
upplnは楽しかったよと言うような笑顔でみんなに微笑みかけている。
それなのに、最後だと言うのに、
私は笑えない。
頑張って口角を上げようと頑張っても、涙が溜まる。
不意にupplnがこっちを見て口を動かす。
声は出していなかったけど、口パクで何を言ったのか、なんとなく分かった気がする。
up(つ、よ、が、り、な、ん、だ、か、ら)
多分その言葉だろう。
今の私には納得でしかなかった。
それでも、口角は引き下がるだけ。
段々と瞼に涙が溜まって、視界がぼやけるだけ。
大好きな人を見送る時間だと言うのに…
どうして強がって、泣くのを堪えるしか出来ないのかな──?