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三話の続きです。
注•パラレルワールド
・ワンダショ
・咲希に転生(?)
・主の欲望
以下がOKな人はどうぞ!!
練習が終わりお昼になった。練習風景はすごかった。声もきちんと通っていて寧々に関しては歌が上手い。大道具小道具も本格的でどれも本物のように見える。こんなにすごい劇を見るのははじめてだった。
「はい。」
司が水を手渡した。
「ありがとう。お兄ちゃん、、、?」
「ああ、気にするな!!」
よかった。呼び名はお兄ちゃんでいいみたい。
突然えむが「今日の咲希ちゃん、なんか違う。」
と言った。
姫咲はドキッとした。
「ち、違うって何が?」
慌てて聞き返した。
「なんか口数が少ないって言うか?元気がないって言うか?」
「なんだとーー!!!!」
「うるさ、、、」
寧々が耳を塞ぐ。
「咲希!どこか体調が悪いのか!!今日はもう帰るか!!どうする!?」
司が姫咲の身体を揺らしながら叫ぶ。
「落ち着いて!司くん!!」
「おそらく咲希くんは大丈夫だから。」
えむと類が司に言った。
「しかし、、、」
「私は大丈夫だから!」
姫咲は言った。
「? 咲希、私ってなんだ?いつもの一人称はあたしではなかったか?」
司が言う。
!?嘘!?もしかして私やっちゃった?
4人の瞳が私を捉える。
視線に耐えられなくなってしまった私は司の声を聞きながら意識を飛ばしてしまった。