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私の名前は雪!小学四年生なのだ!
最近見ている好きなアニメは、ア○カツとかかな?いつも友達とたっくさんお外で遊んでるの!
〜季節は1月〜
『今日は寒いな〜』
ふとこぼれ落ちた。今日もいつも通りの日常を過ごす。変わったことと言えばいつもより寒いこと。まるで雪でも降りそうなくらい寒い。
なんて、窓の外を見ていると
先生 『次音楽の授業だから廊下に並んでー!』
と、先生の声が響き渡った。
ふと隣を見ると、友達の柚月ちゃんが少しウキウキしながら隣にいた。
果たして今日は何か楽しいことあったかな…
そんなことを思いながら音楽室に移動し、
一日の半分が終わった。
今日の給食は…ご飯、牛乳、お味噌汁にサラダ。
なんだ、いつもと変わらない。なにを柚月ちゃんは楽しみにしているんだろ…と疑問に思いながら食事を終えた。
・・・掃除の時間
結局なにもなかったな…。と思いながら雑巾で床を拭いていると教室や廊下がざわつき始めた。
何かあるのだろうか?まぁ、私には関係ないし。
なんて思いながら廊下にあるバケツの水に雑巾を入れて洗っていると
『今日告白されるね!』
と同じクラスの女の子が私に言った。
ん?なんのことだ?私?なんで私?
など思いながら私はその女の子に
『いや、ないない!なにかの気のせいじゃない?』
なんて、少し期待しながら冗談交じりに言った。すると教室にいたA君が私のところに来て
『あの…後で話したいことがあるんだけど…』
と声をかけてきた。びっくりした私はトイレに逃げた。まさか、A君が…いやそんなまさか…
私は今は好きな人もいないし、恋なんてよく分からない。あの人よりは好きとかならあるけど…
そんなことを思いながらトイレから出て教室に戻ると私はすぐさま女子に囲まれた。
今度は何!?
私は徐々にパニックに変わっていった。
『ねぇねえ、A君から告白されるんじゃない?』
『いいなぁー!A君かっこいいよね!』
女子達はキャッキャ喋っていた。掃除が終わってみんな帰っていき教室は静かになった。
でもやけに下駄箱の少し先にある木の辺りが騒がしい。
『私もそろそろ帰ろ。』
なんて思っていたのもつかの間、下駄箱で2人の女子が待ち構えてた。
『早く!早く!ずっと待ってたよ!』と焦りながら2人の女子は言いながら私の手を引っ張った。私は言われるがままに連れて行かれた。着いた場所はさっきから騒がしかった木下。逃げたい。嫌だな。怖いと思った。20人以上いる。しかも円で囲んでいるから押して出れるかも分からない…どうしよ…と思った瞬間A君が
『ずっと前から好きでした。付き合ってください』と言った。
周りのみんなはおぉ!など盛りあがっている。
女子は私の返事を急かすかのように期待の眼差し…
ここでフるのは相手が可哀想だし、せっかく告白してくれた勇気を無駄にはしたくない。でも好きじゃない…どうしよ…
少し悩んだけれど答えを出すことにした。
『はい。でも条件があります。掃除をちゃんとしてくれるなら付き合います。』
これならいい!と思いA君に言った。
A君は付き合えたことが凄く嬉しかったのかはい!っと大きな声で答えた。私は今すぐその場から逃げ出したくて
『じゃあ、帰るね』
と言って少し歩き始めたとき、何やら白くて冷たいものがパラパラ降り始めた。それは雪だ。私は雪がとても大好きだった。だから告白されたこと、雪が降ったこと嬉しいでいっぱいの気持ちで家に帰った。