『悪の王子』
・Iris・青・nmmn・『悪の娘』曲パロ
START
青『 俺に跪け 』
昔あるところに、悪逆非道の王国の頂点に君臨する、齢14歳の王子様がいました。
絢爛豪華な調度品
顔のよく似た召使い
愛馬の名前は、”サルビア”
といった、貴族に相応しい生活で、この世の全てが彼の物のようでした。
青王子は、お金が無くなったら愚民から搾り取り逆らう者たちを無差別に殺人していきました
そんな青王子の口癖は_____
青『 俺に跪け 』
と言う言葉でした。
この言葉により、青王子の心の悪の花はだんだんと成長し、可憐に咲き、より鮮やかに彩っていきました
哀れな愚民たちは、次第に青王子の養分となり朽ちていきました
__________
そんなある年、青王子は海の向こうの赫王子に人生初の恋をしました
けれど、赫王子は隣国の桃王子に一目惚れ
嫉妬に狂った王子はある日、大臣を呼び出してある命令をしました
青『 桃の国を潰せ 』
幾多の家が焼き払われ、幾多の命が消えていきました
決して苦しむ人々の嘆きが、青王子に届く事はないのでした
青『 酒の時間だっ! 』
青王子の心の悪の花は、以前よりも可憐に狂おしく、鮮やかな彩りで育っていきました
?『 とても…美しい花なのに…笑 』
ついに、悪の王子を倒すべく人々は立ち上がりました 鳥合の彼らを率いるのは、黒い鎧の男剣士です
つもりに積もったその怒りによって、青の国全体を包み込みました
青の国の兵隊たちは、これまでの長年の戦に疲れ、限界が来ているころ…
黒〈 ろくに動けねぇ平氏など敵やない 〉
ついに王宮は囲まれ、家臣たちまでも青王子のもとから逃げ出していきました
可愛く、かっこいい王子様
ついに捕えられてしまいました
青『 この無礼者…! 』
青王子の心の悪の花は、誰よりも可憐に、悲しみに溢れた彩りで咲きました
彼のための楽園は脆く儚く崩れていきました
昔あるところに悪逆非道の王国の頂点に君臨する、齢14歳の王子様がいました
処刑の時間は午後3時
都会の鐘が鳴る時間に王子と呼ばれたその人は、1人牢屋で何を思ったでしょうね
ついにその時はやってきて、終わりを告げる鐘がなりました
民衆などには目もくれず、青王子はこう言いました
青『 酒の___時間だ___…笑』
青王子の心の悪の花は、誰よりも可憐に散っていきました 誰よりも鮮やかに、綺麗な彩りで___
後の人々はこう語りました
彼は正に悪の王子
→♡70
(見てくださりありがうございました)
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