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神様は存在している。

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神様は存在している。

1 - 神様は存在している。

♥

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2023年11月09日

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この物語は赤白メインです。


苦手な方はブラウザバックを推奨します。



_____この物語に含まれる主な要素_____


・シスター要素

・死ネタ








________________


白視点



白「あぁ、神様___。」


今日も神様の前に立ち 祈りをする。

いつも通りの日常。

壊れないように。崩れないように。

神様に願う





カタンッ


赤「あ っ…、」


音がした方向を見た。


赤色の髪をした青年が立っている



白「あなたは 、? 何故ここに 」

赤「え っと…ッ 、ここから音がしたから、っ 」

赤「気になっちゃって…っ、」


彼の目を見る。

赤く 輝いているように見えている。



白「……、神に 興味はありますか ?」


赤「え っ、あ あります ッ 」






白「なら、少しお話をしようか____。」





________________

赤視点


赤「痛” ッ …っ !」




きっと神様はいない。

小さな頃からずっと思ってた。



何処にも居場所が 無かった__。

親からの期待も答えられない

遠すぎる理想を追い求めて 失敗して

生まれた時から才能が無かったんだ。



何をしても出来ない 出来損ない 馬鹿


何度も聞いてきた。もういいよ。知ってるよ。





赤「ここ、何処…っ?」


気付けば知らない場所にいた。

携帯を見ると9:31 と書かれている


赤「家…っ、何処…ッ?帰らないと っ___。」


キラッ


赤「え っ、」


目の前には教会があった。

何やら異様な雰囲気が漂う


ガチャッ


赤「ぉわ っ、」


奥に大きな像がある


勝手に入ってしまった罪悪感より

好奇心の方が大きかった


赤「凄 っ、」


ガチャッ


赤「……っ ?!」


咄嗟にその場に座り込む

誰かが入ってきた___。


その人は像の前に立ち

祈りを始めた


赤「どうしよ っ、」


焦りと恐怖に怯えつつ 移動しようと

そばにあった小さな丸い机に手をつく。


カタンッ


机の上にあった花瓶が揺れる


赤「あ っ…、」

バッ

咄嗟に口を抑える

だが遅かったようで



白「あなたは 、?何故ここに 」


赤「え っと…ッ 、ここから音がしたから、っ 」

赤「気になっちゃって… っ、」


今 この瞬間に考えた嘘だ。

怖い 何をされるのだろう。


白「……、神に興味はありますか ?」


赤「え っ、あ あります ッ」


すらすらと出てくる嘘

でも今は何をされるかわからない恐怖に、



ただ怯えている




白「なら、少しお話をしようか____。」







________________

白視点



カチッ


白「ここが僕の家だよ、今は少し整理できてなくて。ごめんね。」


赤「いえいえ っ、!あ ありがとうございます っ!」


白「ちょっと待ってて、そこに座ってて?」

赤「は っ、はい !」




スッ

少し小さなコップに粉を入れる

その上から粉を溶かすようにコーヒーを注ぐ。


白「よし っ、」








白「ごめん、お待たせ っ」


そう言いながら机に二つ

コップを置く。


赤「あ っ、いいんですか ッ、?」

白「どうぞ、飲んでいいよ っ?」


優しく微笑む

彼は小さな口でコーヒーを飲む。




白「そういえば、名前は ?」

赤「え っ、り りうらです っ、!」


白「ふふっ、敬語。外していいよ 。」

赤「あ、ありがとう っ ?」

白「いいえ っ、それより 何で教会にいたの ?」


赤「え っと、なんだか教会が 現実じゃないような、異様な雰囲気がしてたから、」

赤「気になって 気づいたら中に入ってたんだ、。」


白「へぇ 、そうなんだ 。」

白「でもさ っ、?」

ガシッ




赤「え っ、?ちょ ッ、!」



ドサッ

りうらをソファの上に押し倒す



白「こんな安易に着いていっちゃ駄目だよ?」


赤「え っ___ 」




そこでりうらの意識はなくなった。









________________

赤視点



夢を見た。

愛される夢

皆んなから信頼されて 家族から抱きしめられる


幸せな夢


そして





仲の良かった友達ともう一度遊ぶ夢










_____ずっと、ずぅーっと っ!友達だよ !!_____





_____うん っ!約束だよ っ!!_____





点滅する視界

周りの音

痛みの感覚


分からない。





_____何で 、?どうして っ、?_____





血の滲んだ包帯

うるさい機械音

真っ青な手


分かラ__なイ、?








_____それってさ、_____














_____分かりたくないだけでしょ?_____







________________


赤「あ っ、」


気がつくと

目の前には白い髪の 大好きな



最愛の人。


優しく微笑みながらこちらにくる。







白「これで一緒だよ 。ずぅーっと。今度は置いて行かせないよ。」








ああ、君は 、いや “初兎”は
















赤「りうらの神様だね 。」




________________

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