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宮城は、小さな小さな籠の中で人形遊び中。
彼は元々自己評価が低かった。
だから、人形遊びで、自分のことを褒めて自己評価を少しずつ上げていた。
だが…
客からは
「不気味」
「変だね」
と言われ続け、売れ残って100円で売られている。
ただ、100円で売られているからって買う人はいない。
そのせいで彼の自己評価は最低まで行った。
そんな彼は、笑顔で人形と同化している。
呪われている人形のような人を買う物好きなんて、都市伝説マニアや変人だけだ。
可哀想に。
