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「おやすみ」
ある日、綺麗で、今にも消えそうなぐらい透明感を持つ、彼女に出会ったの。
私は彼女に見とれてしまってたみたい。
彼女は海を眺めている。
「ねぇ、君、キレイだね。」
私は声をかけた。その時の彼女の瞳は凄い美しかった。
「…、ありがと」
その一言だけ帰ってきた。その声も見た目通り美しかった。
「私も、隣にいてもいいかな、」
「いいよ。この海ね…、」
彼女は話し出した。この海は立ち入り禁止で海の中には入れないみたい。
だから彼女はここから眺めてるらしい。
「この海、とっても綺麗でしょ。私のお気に入りスポットなの。」
「そうなんだ、とっても綺麗。」
そんな会話をしていた。
あれから何時間たっただろう。私達は喋り続けた。
「あっ、ねえ、名前聞いてなかったね、なんて言うの?」
私はたずねた。
「え、あー…、私今から用事があるの。今日はとっても楽しかった。また、いつか。」
と言って、彼女はそのまま走って、消え去ってしまった…、
そしてここで、私の夢は終わった。
おはよう。