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stxxx・mnnm
上記が理解できない方は🔙してください୨୧
ご本人様とは全く関係がありません。
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rt side
いつからだろうか。
莉犬を事務所で見かけなくなったのは。
今までスタッフさんやファミリーと沢山挨拶を交わして笑顔で過ごしていたのに。
今では面影すらない。
唯一会う時といえば会議の時だけ。
それ以外は全く接点がない。
最近は𝕏すら浮上しなくなってしまい、LINEは既読がつくだけで返信は素っ気ない。
それに気づいたのはスプラ杯の時から。
いつもなら打ち上げに来て先導する莉犬がぱたりと居なくなっていた。
その日はころちゃんがその場をまとめていたが、やはりどこか物足りないものがあった。
帰り際に莉犬に連絡してみるも「ごめん」の一言だけで会話が終わってしまった。
今ではまた4人となってしまったすとぷり。
やはりそうなると一人一人の負担も増えていく。
勿論さとみくんも企画に参加することはあるが、どちらかと言うと個人の作業が多め。
なーくんは会社の仕事。
そのせいでいつの間にかすとぷりはバラバラになっているような雰囲気があった。
仲良いことに変わりはないけれど、どこか壁があるというか。
昔のように6人でわちゃわちゃしているすとぷりはもう消滅してしまったのかと度々不安になる。
それはきっとみんな一緒。
しかし変えたい気持ちはあっても実際変えることができない現実。
そのギャップがメンバーの1つの悩みでもあると思う。
なにかきっかけがあればいいのに。
そしたらきっと皆はまた1つになれる気がするのにな。
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rn side
優しく接してくれるみんなに素っ気なくして、大切なイベントの打ち上げにも行かない。
俺はどこまで最低なんだろう。
みんなだってアンチや意見垢にも負けずに頑張っているのに。
俺はそんなことですぐ泣いちゃって。
作業も思うように進まなくて。
それで大事なメンバーにも冷たくして。
でもそんなの俺の言い訳に過ぎないんだよ。
これまで悩みのはけ口はすとぷりだったけれど、今はそうもいかない。
それぞれにイベントや表活動がある。
それも次から次へと降ってくるものだから。
メンバーにも頼れず、行き着くところまで行けば相方にすら頼れない。
俺はどこまで弱い人間なんだろう。
27歳をゴールにしておけば良かった。
幸せなうちに消えておけばよかった。
いつしかそんなことしか考えれなくなった。
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st side
今日は久しぶりのすとぷりでの会議。
メンバーに会いたすぎて早めに着いてしまった。
それにしても最近メンバーそれぞれが忙しすぎて声すら聞けてなかった。
特にそう思うのが莉犬。ほぼ毎日オフィスにいたのにいつしか見かけなくなってしまった。
昔から自分のことよりも相手を優先する
ちっこい癖に誰よりも勇敢で優しい人。
しかしそのスタンスが返って彼を苦しめるものになっているような気がする。
だから今日は事情聴取する。
会議後俺の家に呼んで飲むついでに、活動についてのことを聞くつもり。
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会議までまだ時間があったためスマホを弄っていた。
すると遠くからるぅとの声が聞こえた。
それも焦っているような声。
これは只事ではないと思い、スマホを置いて走ってるぅとの元へ向かう。
「りいぬっ”」
るぅとの目線の先には胸を押えて倒れている莉犬がいた。
最後に会った時より明らかに痩せ細っている。
「さとみくんっ”」
「ねぇ、どうしよう莉犬がっ、莉犬がっ! 」
「るぅとっ、大丈夫だからっ」
「莉犬息できる、?」
俺までパニックになってどうする。
ひとまず救急車を呼ばなければ。
「…さと、くっ…..」
「ぉれっ…だいじょっ、ぶ…」
呼吸が途切れ途切れだし、焦点が合わず目がぼんやりしてる。
119へ連絡しようにもスマホを会議室に置いてきてしまった、
「大丈夫な訳ないでしょっ、!」
普段滅多に声を荒らげないるぅとがそう言った。
「めぃわく、かけたくっ..なくって…」
「こんな時まで迷惑だなんて考えなくていいのっ、!”」
「お願いだからちゃんと息してよっ、”」
「僕莉犬が居なくなったら嫌なのっ…泣 」
「なにしてるんー、って莉犬っ!? 」
「今救急車呼ぶからっ、!」
じぇるが電話してくれたお陰で数分後救急車が来た。
2人までしか救急車に同乗することが出来ないらしく、俺となーくんが乗ることに。
俺は今にも消えてしまいそうな莉犬の手をずっと握っていた。
しかしここまで無理させているとは知らなかった。
完全に反省点でしかない。
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rn side
「ん、」
見覚えのある白い天井に、点滴。
時計の針は夜中の2時を指していて、さとみくんは俺の手を握ったまま眠っていた。
あーあ。結局迷惑かけちゃったんだ。
俺はどうしたら良かったのかな。
正解が分からなくなって、いつの間にか涙が溢れていた。
「りい、ぬ?」
さとみくんが起きてしまった。
俺が泣いたせいで。
ぎゅっ、
「ぇ、」
「はぁぁぁ、ほんとによかったぁ…」
「このまま居なくなったらどうしようって、」
「ごめんっ…なさい、」
「だーめ、謝るの禁止」
「莉犬くんは何も悪くないからね」(赤撫
いつの間にかなーくんもいて、頭を優しく撫でられた。
「んぅっ、ぐすっ、泣」
「大丈夫大丈夫」(赤撫
こんな感じで夜が明けるまで大泣きしては慰められての繰り返しだった。
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st side
数週間後、莉犬の退院が決まった。
精神科の先生によると、莉犬は気づかないうちにかなり精神的に参っていたため、退院までの期間が長引いたらしい。
しかし退院できたはいいものの、まだまだ精神は安定していない為1ヶ月は俺の家で一緒に暮らすことに。
(呼鈴鳴
「なんか頼んだっけ、」
「ちょい見てくるわ」
「ありがとう、待っとくね」
(扉開
「はーい、って…」
「お邪魔しまーす! 」
「莉犬退院おめでとうなー!」
扉を開けるとなーくん、じぇる、るぅと、ころんとメンバーが勢揃いしていた。
Switchとドンキの袋持ってるから明らかに俺ん家で遊ぶ気だなこれ。
「莉犬くん体調どうー?」
「良くなってるといいんだけど…」
「ん、いい感じだよ」
「なら良かった〜」
「てかお前らなにしに来たん笑」
「さとみくん家でゲームしに来た!」
「とりま入れてー!」
「はいはい」
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rn side
「りいぬー!!」(赤抱
「んわっ、るぅちゃ」
なにやら玄関が騒がしいと思ったらメンバーが来たのか。
みんな自分の家のようにガツガツ入っててなんだか懐かしい。
「りいぬくん久しぶり!」
「体調どうー?」
「なーくんっ、」
「今は大丈夫だよ」
「良かった~」
「お菓子とか買ってきたからみんなでお菓子パーティーしよう笑」
「ゲームも!! 」
「僕スマブラやりたい!」
「第5人格でも良くね?」
「それはさとみくんが得意だからでしょ笑」
「…まぁ僕も強いけどね? 」
「はいはい、じゃあ桃鉄ね」
「いやなんでや?!笑」
これからもずっと、みんなで同じ未来を歩んでいけたらいいな。
ずっとずっと、大好きな家族としていられますように。
end.
ここあくりーむ
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コメント
1件
うわあ……やっぱり莉犬の視点が一番胸に刺さったな。 「27歳をゴールに」「幸せなうちに消える」って言葉、さらっと書いてあるけどすごく重たくて、読んでて息が止まったよ。 るぅとが珍しく声を荒らげて「僕莉犬が居なくなったら嫌なの」って泣くシーン、ここ好き。 最後にみんなで集まってまたわちゃわちゃする光景が優しすぎて、逆に泣きそうになった。 ここあくりーむさん、繊細な心情を本当に丁寧に書ける人だなって思いました。大事に読ませてもらいます。