「君の将来は?」
司視点
類から急に出てきた言葉
「俺はスターになるべくいろいろな所に行ってショーを続けるつもりだ!」
俺は当たり前のように答えた
「、そうかい(ニコッ)」
そうやって類は微笑んだ
一瞬悲しい表情をした気がした
…気のせいだと思っておこう
類視点
ふっとその言葉が出た
やはり将来は、司君とはいられないかもしれない
いや、一緒に居ていけないと思う
安全には配慮しているが
危険だとよく言われた
世界には安全で、僕よりも凄い演出家が
沢山いる
「俺はスターになるべくいろいろな所に行ってショーを続けるつもりだ!」
「、そうかい(ニコッ)」
やっぱりスターの道なんだね
あぁ、ちゃんと笑えただろうか
視点無し
キーンコーンカーンコーン
「む?チャイムがなってしまったな」
「またな!類!」
「あぁ、また」
「やっぱり手放したくないよ…」
こんな事がありながらも数年後
類視点
皆成人した
寧々は歌姫としてテレビに出て
えむくんはワンダーステージを守って
司君は、スターになって
僕はゲリラパフォーマンスをしながら
…少し、歌ってみたり
これで意外と稼げてるんだよ?
皆はテレビに出てて凄いなぁ
僕は独り暮らし。アパートだけど
皆は…どうしているんだろう
「…僕はこれがお似合いかな」
そうやって部屋で呟いた
ピーンポーン
……誰だろう?
独り暮らしで僕の家を知ってるのも
母さん位だ
…じゃあ母さん?
いや、そうなことより早くでないと
「…はーい」
「わんだほーい!」
「えむくん?!」
何でここに…
「類」
「類!!見つけたぞ!」
「寧々!それに司君まで?!」
部屋に入れて話を聞いたところ
どうやら僕のあとを着いてきていたらしい
…ラムネ買ってきている時かな
「類、俺達から少し提案がある」
「…?」
「三人で同居しているんだが____」
「おはようわんだほーい!」
「おはよう!!!」
「おはよ」
「朝ご飯できたぞ!」
「わーい!いただきまーす!」
「いただきます」
「いただきます!!」
「…….むむむ~….」
「えむ?どうかしたの?」
「…….四人揃わないとなんか…..」
「楽しくないなー…..って….」
「………俺もそれは思うぞ」
「私も」
「………….」
「ということでな」
「へぇ….」
「類くん!一緒にいようよ!」
「類…」
「…駄目だよ」
「え…」
「僕は只の素人だ。でも皆は今では有名人だろう?だから__」
「そんなのは関係ない!」
「?!ッ」
「人間の価値観なんてどうでも良いんだ!俺達だって高校は只の素人だ!」
「そうだろ…?」
「………….類くん…….」
「…たしかにそうだね」
「!なら!」
「うん、皆と一緒にいようかな」
「や、やっ….」
「やったー!」
「早速準備でもしようかな」
「俺も手伝うぞ!」
「私とえむは家にいるね」
「嗚呼、分かったよ」
「なぁ、類」
「どうしたんだい?」
「実はな、高校の時から___」
「類の事が好きだったんだ」
「….え?」
「いや!まぁそうだよな!」
「ッ…(泣)」
「え?!る、るる類?!」
「グスッ…….フフッ、」
「これが両片想いというやつかな」
「!じゃあ__!」
「類!俺と付き合ってくれないか?」
「勿論さ!_____」
「手放さなくてよかった(ボソッ」
「?なんか言ったか?」
「いや?何も?」
僕は幸せ者だね
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!