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朝の甘い罠(fwpn)
※微エロ
※pn視点
目が覚めた瞬間、頭がふわふわしてた。柔らかい布団の感触、鼻をくすぐる甘い香り。…ん? なんかいつもと違う。体を動かそうとしたら、背中に温かい何かがぴったりくっついてる。人の腕だ。誰かが俺を後ろから抱きしめてる!?
「…え、なに?」
驚いて振り返ろうとした瞬間、下半身に衝撃的な違和感。…待て、待て待て! 俺、裸じゃん!? しかも、腰のあたり…何か熱いものが…俺のおしりの穴に…!?
「うわっ!?」
叫びそうになったけど、喉がカラカラで変な声しか出なかった。心臓がバクバクしてる。頭、真っ白。なんでこうなってんの!? 状況がまったく飲み込めない中、後ろから眠たげな声が耳元で響いた。
「ん…ぺんちゃん、うるさいよ…もうちょっと寝かせて…」
その声、聞き覚えありまくり。甘くて、ちょっと意地悪な響き。…ふわっち!? 不破湊!? なんでお前が!? 紫がかった銀色の髪が俺の首筋をくすぐる。ふわっちが子犬みたいに俺に顔をうずめてくる。いや、待て、状況ヤバすぎだろ!
「ふ、ふわっち!? 離せって! なにこれ、なんでこうなってんの!?」
必死に体をよじって逃げようとしたけど、ふわっちの腕は意外と力強くて全然動けない。それどころか、俺が動くたびに…ふわっちの…アレが俺の中で動いて、頭がさらにパニックになる。
「や、動くなって! ふわっち、頼むから!」
「ふふ、ぺんちゃん、落ち着いてよ。動くなって、動いてるのはぺんちゃんのほうじゃん?」
ふわっちの声は眠そうだけど、どこか楽しげだ。顔を上げて、俺の肩に顎を乗せてくる。近くで見るその目は、まるで悪戯好きな猫みたいにキラキラしてる。
「昨日、ぺんちゃんがすっごい可愛かったから…つい、こうなっちゃっただけだよ?」
「つい、じゃねえよ! 昨日何!? 俺、記憶ないんだけど!?」
叫ぶ俺をよそに、ふわっちはくすくす笑いながら、俺の腰に手を滑らせてくる。指先が触れるたびに、ゾクゾクって変な感覚が走る。やばい、めっちゃ恥ずかしいのに、なんかドキドキしてる…!
「説明してよ、ふわっち! ほんとに何!?」
「んー、説明ねぇ。ぺんちゃんが『ふわっち、離さないで! 大好き!』って抱きついてきたところから話す?」
「は!? 俺が!? んなわけねえだろ!」
「にゃはは…でも、ほんとだよ。ぺんちゃん、昨日めっちゃ甘えてきて、俺、ドキドキしちゃってさ。で、こうなっちゃった」
ふわっちの声が急に低くなって、耳元で囁かれる。やばい、顔が熱い。絶対赤くなってる。こんな状況でなんで心臓バクバクしてんだよ…!
でも、ふわっちの甘い声と、俺をぎゅっと抱きしめる腕に、なんか…安心するような、変な気持ちが湧いてくる。…いや、待て。ふわっちって、こういうの得意そうだよな。いつも女の人とかにこんな感じで絡んでるイメージあるし…。急に胸がモヤっとした。
「…ふわっち」
小声で、ちょっと震えながら聞いてみる。
「もしかして…他の人にも、こういうこと普段してるの…?」
その瞬間、ふわっちの動きがピタッと止まった。…やばい、なんか空気が変わった? 俺、変なこと聞いちゃったかな。ドキドキしながら振り返ると、ふわっちの目がじーっと俺を見つめてる。…うわ、めっちゃ真剣な顔!?
「ぺんちゃん、それ、どういう意味?」
ふわっちの声、さっきまでの甘ったるい感じが消えて、ちょっと低くてドキッとする。
「俺が他の人にこんなことしてるって…ぺんちゃん、妬いてる?」
「な、ちげえよ! 妬いてねえ! ただ、ふわっちってそういうキャラじゃん! モテるし、いつも誰かとイチャイチャしてそうで…!」
言葉がぐちゃぐちゃになってく。やばい、めっちゃ焦ってる。ふわっちはしばらく黙って俺を見てたけど、急にニヤッと笑って、俺の頬を指でつついてくる。
「ふふ、ぺんちゃん、めっちゃ可愛いこと言うじゃん。妬いてる顔、めっちゃ好きなんだけど」
ふわっちの声がまた甘ったるく戻って、俺の首筋に軽くキスしてくる。
「他の人? んなのいないよ。俺、今、ぺんちゃんのことしか見てないから」
「…うそ、だろ」
つい小声で呟くと、ふわっちは「ん?」って顔を近づけてくる。近い、近いって! 心臓やばいって!
「嘘じゃないよ、ぺんちゃん。俺、ぺんちゃんのこと…めっちゃ好きだからさ」
ふわっちの目が、急に真剣になって、俺の心臓をぎゅっと掴む。
「他の人になんて、こんな風にしない。ぺんちゃんだけでいい」
…ずるい。こんなこと言われたら、信じちゃうだろ。顔が熱すぎて、俺、布団に顔を突っ込むしかなかった。ふわっちの笑い声が響いて、俺の背中をまたぎゅっと抱きしめてくる。
「ぺんちゃん、照れてるの可愛すぎ。もうちょっとこのままでいよ? 俺、ぺんちゃほんの中にもう少しだけいたい。」
「…ふわっち、ほんと変態」
「えー、ぺんちゃんのほうが可愛すぎるのが悪いんだから!」
ふわっちの楽しそうな声に、俺はもう顔を隠してごまかすしかなかった。…やばい、なんかこれ、めっちゃ幸せかも。昨日何があったのか、まだわかんねえけど…ふわっちのこの甘さ、ちょっとクセになりそう。
終