テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
朝。
3年B組の教室に、生徒たちが集まりはじめる。
その日、黒板には誰も書いた覚えのない言葉が残っていた。
「私はここにいるよ。約束、まだ終わってない。」
担任の川島先生は、チョークでそれを見て顔を青ざめる。
なぜなら、その筆跡は――2年前に失踪した「篠原怜」のものと、まったく同じだったからだ。
エピローグ
数日後、校舎の大掃除で、旧理科準備室の奥から誰かのスマホが見つかる。
中には送信途中で止まったメッセージが残っていた。
🟢 怜 → 悠斗
ごめん、思い出した。
私、本当は……
(メッセージはそこまでで終わっていた。)
完
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!