前回までのあらすじわたメルがある特殊な力を得てすべての世界を旅できることに成功した
好奇心馬鹿なわたメルは色んな世界を旅するが力の代償が来てしまったのか目覚めたら知らない場所にいた。キドリさんのむかしのお話を聞いたわたメル!キドリさんの素?らしきものをみたりと頭がごちゃごちゃしている!!そんな時アルがこの世界に来て…
(本編ストーリー終了後のわたメルなので読者の皆さんはついていけません。理解が出来なくてもいいよってお方のみ見ることを推測します)
来たって誰が来たのー!?!
“ワカラナイ ダレカ”
誰かって誰ーー!!!
うーん考察しようコーナー!多分くろわた?いやでもなぁ…ケイオスの可能性もある❓
あの人が私をわざわざ迎えに来るとは思えんな。じょがーい
じゃあ誰だーー??
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セレネ「……も、モクアミ様、?」
モクアミ「……」
イライラする。
邪悪な空気が部屋を蔓延る。どうにか他の信者が機嫌をなだめようとするもそれはむしろ逆効果で、悪化して行くばかり
セレネ「…」
どうしよう、わたメルも、かえってきてないし…モクアミ様がなんでおこってるのかも、分かんない……なにか私は、無礼なことしたかな……
菖蒲「モクアミさまはどうしたのでしょうかー…」
菖蒲「妖春国にかえってきてから、ものすごくふきげん。。」
「自分は正常のつもりなんですね〜。貴方も大概あの人たちとおなじ、狂ってると思いますけど。」
「でもまあ、思うのは自由ですし!」
モクアミ「……あのクソガキ…」
…こんなのあいつの思うつぼなのは分かっている。けれど怒りが収まらない。正しいことを言われた。確かに俺もあいつらと同じ狂ってる…それをいざ言葉にされたらイライラする。それもクソ生意気な新入りに
ココロ様の考えることは分からない。何故あんなやつを…
……ココロ様、変わってしまったな。
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アル「すいません、この辺りに青い髪の猫耳カチューシャつけた13から16の女は見かけませんでしたか。」
通りかかる人全員に聞いてもそんな女の子は知らないと答えられる。…目立ってるような容姿をしているのに、こーゆー時にだけは目立たんなアイツ!!全く……少し休むか。
近くにあったベンチに座る。
…こういうのって、警察に任せた方がいいよな。この世界にも警察とやらはあるみたいだしな!!ソーイチよりかは使えなさそうだが。よし、思い立ったら即行動!!
ここが、警視庁本部庁舎。…このカバンの中身、バレねえといいんだが…
中に入ると涼しかった。8月だもんな
手毬「ん?」
なんだアイツ?悪魔の角生えてんな。
手紙を机に置いて青年の方へ向かう。
手毬「どうした青年よ?」
アル「なんだお前は。」
手毬「手毬だよ。お前は?」
アル「アル・カーシェア。…とある人物を探しているんだ」
手毬「あーな?とりあえずこっち来いよ」
机に誘導されてソファに座る なんだ?この手紙は。
机に置いていた手紙に手を伸ばすと腕を掴まれる。すぐに離してはくれたが……いたい
手毬「俺のラブレターだから。見たらダメー。んで?誰探してるんだ」
アル「……蒼崎わたメル」
わたメルの名前を言うと少し驚いたような表情をする。……もしかして知ってるのか?
手毬「…知り合い?」
アル「友達。消えたから探してる」
手毬「あーーなるほどなーーっっ……!!!わたメルは今児童養護施設に預けられてんだ!行くか?」
アル「行く!」
手毬「にしても良かったー…わたメルこのまま施設に永住する羽目になってたぞ」
アル「見つかってよかった。…こんなあっさり終わるとはな」
外に連れられて車に乗せられる。にしても…早く帰りたいな…この世界の管理人に魔法を感知されないうちに……まあ、いざとなればチェーンソーで戦うか。
アル「さっきの手紙、ラブレターなのか。お前モテるのか?」
手毬「あー、あれなあ…気持ち悪い内容だぞ」
アル「なんだ?」
手毬「俺一人っ子なのに弟って名乗る奴からの月1手紙。しかも俺の事監視してるっていうくらい俺の身の回りの事知ってる」
アル「それはストーカーだろ……」
手毬「悩んでるんだけどね…全然姿現れねえから捕まえようにも捕まえれない」
アル「ストーカーに追われるやつは大変だな。」
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火が消えて溶けた燭台を新しく変える。1本1本丁寧に変えて、最後のひとつ。
最後の燭台を変えて火をつけようとした瞬間人が落ちるような音が地面に響く
ツルギ「転送ミスった…」
ニゲラ「つっ、ツルギ!?」
ツルギ「なに?」
ニゲラ「怪我してないか!?というか今までどこ行ってた!?」
ツルギ「質問が多い…今まで野宿してたよ。怪我はしてねーから」
ニゲラ「…そうか、よかった…所でツルギ、忘れていないだろうな」
ツルギ「……ああもちろん!なんだっけ?」
ニゲラ「忘れてるじゃないか……今日はココロ様がこの教会に来る日だぞ!」
ツルギ「…ふーん」
ニゲラ「お前はまたどこかにふらついて数日帰ってこないことが多いからな。今日は絶対この教会から出るなよ。」
ツルギ「出ねーよ。ココロサマに会えるんなら」
あの姿も稀に出さない神様に会って少しでも弱点見つけれたらいいんだけども…あいつ、抜け目ないからな。
ツルギ「何時頃?」
ニゲラ「午後8時だ。覚えておくんだぞ」
ツルギ「ん。」
大人しく6時になるまで教会にいるか。ゆーてこの教会つまんねーし面白いこともねえからなーー
ニゲラ「そういえば、ココロ様がお前に会いたがってたぞ」
ツルギ「ふーん。……は?!なんでだよ」
ニゲラ「お前が宗教に顔を出さないからだ。この前も来ていたのにお前は来なかったし」
ツルギ「あー……そうか…」
ビックリした……殺されるのかとでも思った。そういえば予定が合わなくてココロとはあまり対面したことは無いな。容姿も仕草もなにもかも綺麗で、魅了される。ニゲラみたいな狂信者が生まれるのがわかった訳だが。
……なんか不気味で嫌いなんだよな。
ツルギ「ニゲラはココロサマのどこが好きなんだよ」
ニゲラ「…罪人にも慈悲深い所。さすがこの世界の創造主様なだけはあるって思ったことが度々ある。」
ニゲラ「人間の罪を赦してこそ、神になれるのかって…」
ツルギ「罪を犯した人間に裁きを下さないのは可笑しいだろ。」
ニゲラ「ココロ様は優しいすぎるからな。仕方ない」
ツルギ「……」
やっぱりこの宗教の雰囲気や信者は苦手だ。ココロが全て中心に回っていてココロがすることは全て正しいと思っている。
だから嫌いなんだよ、お前みたいなやつ。
ニゲラ「こら、睨むな。」
ツルギ「睨んでねーし。勘違いするなよ」
ニゲラ「睨んでいただろ…」
ツルギ「あーそーいえばよ。お前顔面いいあの女とどうなってんの?」
ニゲラ「…」
“あの女”と口にしたらニゲラがびくっとする。少し間が空いてから話を始める
ニゲラ「まあ、順調というか…怖い部分はあるが」
ツルギ「女に怯えるなんで弱っちいなあ〜笑」
ツルギ「あんな顔のいい女人間の人生で現れるなんてあんまねえし、羨ましいなあ〜。俺にくれよ」
ニゲラ「お前ほんと面食いだな…あげるもんならあげたいよ……」
ツルギ「可愛けりゃいーじゃん」
ツルギ「あとさー、今月2回死んだ」
ニゲラ「……はぁ!?!!」
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セレネ「わたメル、きのうからかえってきてないの。」
アル「……はぁ?」
アル「おいどういう事だよこれ。わたメルこの施設にいるんじゃないのか」
手毬「えーー?帰ってきてないってことは、どこかに行ったの?」
セレネ「えっと、つるぎって人と…どこかに行ったきりかえってこないの」
アル「……そいつが、わたメルを連れ去ったのか」
手毬「言い方悪い言い方悪い…まだ連れ去ったとはわかんないだろ?」
アル「コロス…」
手毬「落ち着け落ち着け」
アル「おい、そのツルギって言うやつの居場所は??」
セレネ「しらない、ミスティックさんっていう人いるから…その人にきいてみて。妖春国に居るとおもうよ」
アル「オオデマリ!!妖春国だ!!」
手毬「手毬な。」
手毬の手首を掴んで急いで車に乗り込む。車の中から早くしてくれと言うアルの声が漏れる。
車が走り見えなくなって部屋に戻ろうと後ろを振り返る
セレネ「ひぇっ…!!」
菖蒲「モクアミ様、すこしのあいだ、帰らないって……」
セレネ「……えっ」
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わたメル「う〜みはひ〜ろいな〜」
シピー「…なあに、それ?」
わたメル「うみの曲だよ!」
わたメル「おおきい〜な〜」
わたメル「だけれど人間の器は小さい」
シピー「きゅ、急にどうしちゃったの…」
わたメル「替え歌です」
わたメル「…そういえば、私を連れてきたのはココロ様に対抗する力を持っていてココロ様と戦ってもらうためなんですよね?」
シピー「…?そうだよ。」
わたメル「私以外にもそのココロ様に対抗出来る力の人はいたと思うよ。…ケイオスや……霊那ちゃんも。ずっと思ってた…なんで私が選ばれたの?」
シピー「…わたメルちゃん…貴方は、加護の力を持っているよね」
シピー「その加護の力で覚醒したことあるでしょ?」
わたメル「…ン!?」
確かに私は邪眼神の加護で覚醒したことがあるらしい!記憶にはほとんどないけど鎮圧するのに時間が少しかかったって言ってた。……あ?まってまさかさあ
わたメル「…その加護の力、使うんですか…いやまってまって!それ、ダメ!!」
わたメル「その力使うと少しの間暴走しちゃうの!!しかもあんま使い慣れてないから危害エグいよ!!」
シピー「……あ、た、確かに…月下…どうするんつもりだったんだろ……」
わたメル「というかなんで私の加護の力知ってるの……」
シピー「貴方の世界の歴史に刻まれていたよ」
わたメル「歴史…???そういえば琥観さんが歴史の神がいるとか何とか…ぅーわかんない!」
あーもうわかんないもう帰りたいやっぱ駄々こねても帰るべきだったツルギさんのイケ顔に魅了されて変なこと言ってしまった最悪だおたんこなすあ!??!
アルと映画見に行く約束してたやん……
ウワーーーーアルに殺されるーーー!!アル赦してーーーーー!!!
今度からアル崇拝するからーーアルの信者になるよーーーってあれ???私モクアミ様の信者やん。やべ異端じゃん。
わたメル「…暇ーーーーー!!!」
スマホも使えないしーー😭ゆとり世代はスマホなきゃ生きていけないんだぞ!😭
シピー「ひ、ひま?暇なの…?えっと…この施設遊び道具なんてないし…294番のおもちゃに手をつけちゃダメだし……」
わたメル「あ、じゃあ!キドリさんのあの話みたいに何かほかにお話ないですか!?」
シピー「あ、あるよ…聞く?」
わたメル「ハイ!!!すごい好きなんです!!!」
シピー「そ、そんなに気に入ってくれるとは思わなかったな…嬉しい」
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午後8時、旺と呼ばれる大広間。大勢の信者が集まりココロが来るまで騒いでいる。
ツルギ「このうるささがたえられん」
ニゲラ「賑やかでいいだろう?」
ツルギ「賑やかと言うよりうるさい」
コトハ「あらァ~ツルギサマも今回はいらっしゃったのですネ!」
ツルギ「ウワ…」
コトハ「久しぶりに聞いたツルギサマのコトバがウワでなんだかカナシイです( ; ; )」
ツルギ「だってお前好きじゃないもん…」
ニゲラ「ツルギ!!鼻血!!」
コトハ「粘膜ヨワイのも、変わりがなくてアンシンです笑」
ツルギ「ティッシュ忘れた〜!!」
『はい、どうぞ!』
加代「ツルギさん久しぶり!」
リーム「ひさしぶり!!」
ツルギ「ちびっこたちも来たのかぁーリームでかくなったなーーーティッシュありがとな」
ニゲラ「体調が悪くなったら無理はしちゃダメだからね。」
リーム「ツルギさんだっこー!」
ツルギ「おーいいぞお」
このチビたちはバカコトハやニゲラと違ってまだマシだけど…こいつらに比べたら、ってだけでこいつらも結構異常な信仰だからなあ。感覚麻痺りそう。
扉の開く軋む音がする。やーっと来たかよ!死ね!遅いんだよ!あやべ考えてることバレそう
ココロ「ごめんね~少し問題が生じて遅くなっちゃった」
ココロ「…あっ」
ツルギ「ぅわ、」
ココロ「ツルギ~!!今日は来てくれたんだねーー!?」
ツルギに近寄って優しく頭を撫でる。
ツルギ「ぁは…お久しぶりです…」
ココロ「みんな元気そうでよかったよー。ちょっとの間この教会にいるからみんなで遊ぼうねー」
ココロ「それと、ツルギとニゲラはこっちに来てくれるかな?少し話したいんだ」
ニゲラ「!!は、はい!」
ツルギ「…りょーかいでーす…」
別の部屋に案内される。客間か?部屋の中を見回す。
ココロ「ここは私の部屋だよ。立つのもあれだし、ソファに座っていいよ」
ツルギ「あ、っはー、あは、ありがとうございます…」
ニゲラ「それで…話したいことって…?」
ココロ「…あのねえ、別世界の人がこの世界に迷い込んじゃったみたいなんだ」
ココロ「誰かは分からないんだけど…」
ツルギ「…へー。」
…わたメルの世界の奴らが来たのか。思ったよりも早く来たな…
ココロ「ワタメル??」
ツルギ「あっっ、あ…実はーー…その、以前もどこかの世界から来た娘が居ましてー。今俺の家で預かってるんですよー」
ココロ「そうだったんだね!じゃあ早くその子帰れるといいな!なんだー…そんな事か。よかったー」
ニゲラ「…お前その子の面倒見ていて教会に現れなったのか?」
ツルギ「そーだよ。おれ、紳士だからさぁ??」
ニゲラ「人は見かけによらずって本当だな。」
ツルギ「俺にも慈悲はあるからな。」
ココロ「ごめんねえ、こんなことで呼び出して!それじゃあみんなと遊びに行こっか!あ、あとさ…2人に頼んだ人探しの件…当てはまる人見つけた…?」
ニゲラ「いえ…まだ見付かっておりません」
ツルギ「黄色の髪で青い目の男なんて大勢いますからね…見つけるのが大変で」
ココロ「そうだよねー…ゆっくりでいいからね!少しでも私が言ったような人が現れたら教えてね!」
ニゲラ「はい、なるべく早く見つけます」
部屋を出て廊下を歩く。特にニゲラとなにか話すでもなく、静かな廊下に足音だけが鳴る。
…黄色の髪で青い目で不思議な雰囲気をしている男…か。まさかなあ…
キドリなわけ…ないよな。
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『ぁぁあぁあああぁぁ!!??』
何かが落下して地面に衝突する。ベチャ、という気色の悪い音がした
『ッッてぇ……再生時間かかるんだけど…』
何事も無かったように立ち上がり辺りを見渡す
人気のない不気味な森で、夜なのか暗い。所々血痕が見える。何日も経過したのか血痕は黒に変わっていた。
『…何ココ?』
…悩んでも仕方ないな。そう思い森を抜けようと前進する。
歩くも歩くも森ばかりで抜けれそうにはない。その間も人と1度もすれ違っていない
私はただあいつが来れない世界望んだだけなんだけどなぁ……
『ここはどこだろ。力も使えなくなっちゃった』
赤い髪色に狼の耳としっぽが生えた少女。頭にはなにかの文字が書かれている札をつけている。
「お前は誰だ?」
『うわ!?』
鋭い刃を首元に向けられる。突然の事で驚き1歩後ずさりする
『ちょ、…貴方こそ誰?私は…』
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ココロ様がついに姿を現しましたよ!!ココロの異常な信仰が目に見えてわかる宗教無名教です…ココロ様がネーミングセンスないせいで無名の宗教です。無名教となりましたがね
ざっくりかいせつこーなぁ
ココロ ♂ 年齢不明
一言で言えばヤンデレな忌み子様
それでは👋
コメント
2件
アルはわたメルに会えるのかしらね...続きが宇宙一楽しみな回やな!