最愛の果て

まいたけside

すっかり話さなくなってしまった…さすがにまずい。てか最近寮に俺が帰ってもポケいないしどこいってんだよあいつ。俺が起きる時にはもう学校に行ってるのか隣にはいないし学校に行ったら行ったで保健室行っちゃって話せないし…って思ってたら今日ポケが教室のドアの前に立ってた。ドアを開けようとしてた手は明らかに震えてたし様子がおかしかったから声をかけたらまたどっか行っちゃって追いかけたら保健室にいた。話そうちゃんと

❤️｢ポケさ…いじめとかやってないよな？｣

あの日からずっと気になってたこと。きっとこいつはやってない信じてる。俯いたあとすぐに俺の目を真っ直ぐに見つめてポケは…

💙｢やった。やったよw○○いじめてたって噂も全部ほんと｣

❤️｢うそだ…w｣

💙｢嘘じゃないよw全部俺がやったんだもん。がっかりした？｣

❤️｢……｣

💙｢だからもう一緒にはいれないから。話しかけてこなくていいし俺の心配とかひとつもしなくていい｣

ｸﾞｲｰｯ

❤️｢何嘘ついてんだよwwポケらしくない｣

💙｢いてててて…ほっぺた引っ張んのやめろよ！あと嘘じゃないし｣

❤️｢いーや。嘘だね。だってポケ嘘つく時落ち着きなくなるしwさっきだって身振り手振りでかかったからすぐわかったわw正直に話せ｣

💙｢…俺なんもやってない｣

❤️｢○○が嘘ついてたってことか｣

💙｢陰で脅されてた…だからまいたけのことも避けてたし寮でもなるべく帰る時間ずらしたりしてた｣

❤️｢そーいうことかw1人で抱え込むなよまじ俺嫌われたかと思ったんだからな？！｣

💙｢嫌いじゃない！その逆だし…｣

❤️｢ふーんwじゃあ好きってことで大丈夫ですか？ww｣

💙｢あ……もう！そーいうことだよ！！｣

❤️｢俺も大好きやでポケのこと｣

💙｢は？！おれ…片思いかと思ってた。｣

❤️｢これからは俺の可愛い彼女やで｣

💙｢ちゃんと幸せにしろよ｣

❤️｢あったりまえよ。じゃあ今日は仲直り会とこの前の埋め合わせで映画見るぞオールで｣

💙｢あーそういえば埋め合わせまだだったねw何みよっかなー｣

ｶﾞﾗｶﾞﾗ…

👧🏻｢まいたけくん…なんでそいつと一緒に…｣

保健室から出るとクズ女が立ってた。思いっきり色々言ってやりたかったけど時間が無いので手短に

❤️｢お前みたいな女眼中にねぇから。まぁせいぜい頑張れよこれからwあとポケのこといじめんなよ｣

って言ってやった。

👧🏻｢………｣

❤️｢ポケー｣

💙｢なにー？｣

❤️｢大好きやで｣

💙｢…俺も大好き｣

今更こんなことお互い言い合うなんて照れくさいけどこいつには大好きって言葉で十分。愛してるとか言わなくてもきっと伝わってるし

END