ワンクッション
・iris二次創作である。
・キャラ崩壊である。
・blである。
・赤黒である。
・露骨ではないものの、暴力を思わせる場面があるである。
・ちょっとした過呼吸表現もあるである。
・あなたの好みではない可能性が大いにある。
ーーーーーーー
そんな事言わんでや…
りうら「ほんと、最低。」
違う。本当に無理やりだった。
りうら「あにきってこういう事する人だったんだ。なんか、がっかり。」
無理やり押さえつけられて、抵抗したの…
りうら「どうせあにきから誘ったんでしょ?」
誘ってなんかなくて、やめてって…言ったのに…
りうら「よくのうのうとここに帰ってこられたね。」
りうら「ちなみに、あにきがやった事って立派な浮気だから。」
いや…
だって…一生一緒って…死ぬまで、愛してるって…
りうら「ねぇあにき。」
やだ…いや…やめてや、
りうら「俺たち、別れよっか。」
悠佑「あ…」
夢だった…?
ここはりうらの家で…俺たちの家で…あれ、りうらは?
今日は外で仕事しなくちゃいけなくて…いなくて…俺1人…
悠佑「……りうら…」
…散歩、行こ。
悠佑「…いー天気…」
気分転換になるかなと思ったけど、今のところ気持ちが晴れやかになっていく気配はなし。
やっぱ家に居た方が良かったんかな…
…会いたい。
悠佑「りうら…」
彼は今、俺のために頑張って働いてくれている。
そんな彼にわがままなんて言ってられない。俺も彼の事を見習って、頑張るべきだと思う。
悠佑「…今日の歌は録ったし…」
次投稿しようと思っていた歌みたの収録を終えた後に散歩。
散歩をしようとは思ったが、やっぱりやるべき事を先に終わらせておかなくてはならないと俺は考えた。
悠佑「…はぁ…」
…あの夢、ショックすぎて忘れられない。
この世には正夢がある。
簡単に言うと夢に見たものが現実でも起こる現象の事。
そんな現象があるんだ。あの夢が現実になる可能性だって0ではない。まぁ、普通に考えて不安。
もしかしたら今日、彼に別れを告げられるかもしれない。
でも以前、彼は言っていた、
「あにきの細胞まで全部可愛いと思ってるよ。 骨の髄まで愛してる。」
この言葉。
不安になりやすい、世間一般的に言うメンヘラな俺にとって、とてつもなく喜ばしい事だった。
人生で初めての幸福感。
幸せだった。こんなに面倒くさい俺を、あんなに優しく受け入れてくれたのはきっと彼しかいない。本当に嬉しかった。
…そんな彼から別れを告げられた時には、最悪自ら命を絶つかもしれない。
それくらい彼に依存してしまっている。
悠佑「ダメだって…分かっとるんやけどなぁ…」
これ以上外にいても気分が下がっていく一方なので家に帰ることにした。
ーーーーーーー
嘘。コンビニに寄った。
水分は大切だと思ったから。
悠佑「…ポテト…」
店員さん「…」
店員さん「今、ちょうど揚げ終えたばかりですよ。」
悠佑「…え…」
店員さん「…どう致しますか?」
悠佑「…そ、それじゃあ…ポテトをひとつ、お願いします…」
店員さん「はい。かしこました」
・・・
店員さん「…恋人さんに、ですか?」
悠佑「へ!?」
悠佑「い、いや、その…💦」
店員さん「ふふ…ごめんなさい☺️」
店員さん「あまりにも幸せそうな顔をしていらっしゃったので…つい☺️」
悠佑「へ…そんなに表情に出てましたか…💦」
店員さん「そんなにお気になさらなくても大丈夫ですよ。」
悠佑「そ、そうですか…」
店員さん「はい☺️」
悠佑「…そっか、//」
店員さん「ふふ…☺️」
店員さん「…喜んで、くれるといいですね」
悠佑「!」
悠佑「…はい、!//」
そ、そんなに顔に出てた…?
でも確かにあの時はりうらの事考えてたな…てかあの店員さんいい人だった…
悠佑「…早く帰ろ♪」
さっきの不安も嘘みたいに消えていた。
消えたのに、
悠佑「離せ!!!」
いやだ。
悠佑「いや…!!やめろや!!!」
気持ち悪い。触らないで。
モブ山「黙れ!俺ムカムカしてんだよ!!」
いやだいやだいやだ…
りうら…りうら…
モブ山「ちっ…暴れんじゃねぇよ!!!」
モブ山「お前は俺に黙って犯されてろ!!!」
悠佑「い”っ…」
痛い…気持ち悪い…りうら以外に触られたくない…嫌い…いや…怖い…好きじゃない…不快…不愉快…力入んない…助けて…
悠佑「だ、れか…!!!」
モブ山「うるせぇつってんだよ!!!」
あぁ、
モブ山「おら!暴れんじゃねぇって!!!」
本当に嫌いだ。
悠佑「はっ、はひゅっ…ひゅ…ひゅ〜…」
終わった。
地獄から開放された。今は何時なの?何もしたくない。ここどこだっけ…あ、近所だ。うちの近くで…コンビニから帰ってたら、変な男に引っ張られて…殴られて…蹴られて…あれ、服って今着とる…?わからん…あ、服あった…でもゴミ箱の中…取りに行けるような体力は残ってない。
悠佑「ひゅ…り、ら……」
あ俺、泣いてる。
悠佑「ぁ…?」
眩しい。ここは家?
悠佑「…いて…」
身体中が痛い。
そういえば、男にサンドバッグにされてたんだった…
がちゃ
りうら「…あ、にきっ…!?」
悠佑「へ…?」
りうら「あにき!!良かった…!!ほんとに、死んじゃってるかと思った、!!」
悠佑「…り、ら…?」
りうら「そう、りうら!!」
あ、夢で見た。
悠佑「はひゅっひゅっ…ひゅ…は…」
りうら「あ、大丈夫?ゆっくりでね。ちゃんと吐いてね」
いやだ。別れたくない。違うの。無理やりで…俺から誘ったんじゃなくて…
悠佑「ひゅ…ち、はひゅっひゅ…」
りうら「無理に話そうとしなくていいからね…ゆっくりだよ。」
悠佑「ふっ…ひゅ、はひゅ…」
りうら「上手だね。大丈夫だよ。いつでも逃げられるからね。」
悠佑「りぅら…あ、がと……」
りうら「はい。どーいたしまして」
悠佑「…」
りうら「…ね、」
悠佑「な、に?」
りうら「悠佑さ、絶対なんかあったでしょ。」
悠佑「へ…?」
りうら「もちろんさっきの事もそうなんだけどさ、怖い夢でも見た?」
悠佑「…ゆ…め、?」
りうら「そう。」
悠佑「ゆめ…こわい…」
りうら「…無理に話そうとしなくていいからね。悠佑のタイミングでいいから。」
悠佑「ゆめ…」
悠佑「そ、の…」
りうら「うん」
悠佑「……ゆめ、見た…りうらが、おこってて、おれに、浮気…うたがってて…さいていっていって、がっかりっていって、」
りうら「うん」
悠佑「おれの話、しんじてくれなくて…それで……で…わ、わっ、わわっかっ…ぅ、わかかっ……」
りうら「…」
悠佑「で、ででっ…かっ…わ、か、っててっ…」
りうら「悠佑。」
悠佑「わわっ、…か、か…わわか、かかかっ…」
りうら「悠佑!」
悠佑「ぁ…」
りうら「おいで。」
悠佑「……ぁぃ…」
りうら「ね、悠佑?」
悠佑「…は……ぃ…」
りうら「言っとくけど俺、悠佑と別れる気なんて毛頭ないから。」
悠佑「…」
りうら「悠佑と別れるくらいならライオンに食い殺された方がマシ。」
悠佑「…ほんと…?」
りうら「ほんと。嘘じゃないよ。」
りうら「悠佑も、俺から離れる気なんてないでしょ?」
悠佑「なぃ…」
りうら「うん。知ってる。だから大好きなの。前も言ったでしょ?悠佑の細胞まで全部可愛いって。愛してるんだって。」
悠佑「いっ…た、…」
りうら「うん。これ本当に思ってる事なの。だから、悠佑の事乱暴にしやがったそのクソ野郎も、悠佑の事傷つけやがった夢の中の俺も、全部許せない。殺してやりたい。」
悠佑「…うん、」
りうら「よしよし。今日もずっと一緒に居ようね。」
悠佑「ずっと…?」
りうら「ずっと。一生。永遠に。」
悠佑「…えいえん…」
りうら「永遠。」
悠佑「いっしょう…」
りうら「そう一生。」
悠佑「…いる…」
りうら「うん♡」
悠佑「りうら、」
りうら「はーい!」
暖かい。
貴方が居てくれるだけで、こんなに安心出来るんだ。
幸せ。心が満たされていくのが分かる。自然と笑ってしまう。自然と貴方の事が好きなんだって思ってしまう。さっきの人とは全く違う。夢の中の冷たい感じじゃない。
りうらは本当に俺の事が大好きで、愛してるんだって伝わってくる。愛されてる。
俺もりうらの事が大好きだよ。愛してるよ。伝わってるのかは分からないけど、きっと貴方なら、その全てを受け取って、受け止めて、思いもよらないような形になって、数百倍になって返してくれるのだろう。
りうらのにこにこが想像出来る。
ーおまけー
りうら「ねぇ。」
悠佑「ん?」
りうら「あいつにどこまでやられた?」
悠佑「…へ…?」
りうら「だから、悠佑の事襲ったあいつ。」
りうら「挿入れられんのは防げたとしても、絶対どっかベタベタ触られたでしょ。」
悠佑「…うん、」
りうら「消毒ね。ベッド行くよ。」
悠佑「いく、!」
りうら「おいで。」
悠佑「ん、!」
・・・
悠佑「りうら?」
りうら「なに?」
悠佑「いっぱい消毒してね、」
りうら「…はぁ…」
りうら「あにきさ、それ無意識なんだったら俺の前で絶対やっちゃだめだかんね。」
悠佑「…分かった…?」
りうら「分かってないでしょ…」
りうら「まぁでも、覚悟はしてもらうからね。」
悠佑「…俺体力ある。」
りうら「体力とかの問題じゃないでしょ。」
悠佑「りうらに勝つ。」
りうら「言ったね?言質取ったよ?」
悠佑「うん、」
りうら「じゃ、頑張ってね♡」
ちなみに、
りうら「なんであにきが襲われているのに気がついたかと言うと、GPSを付けているからです。」
りうら「録音機も付けてます。俺にも付いてます。あにきにも了承を得て付けました。俺のも同じです。」
ーendー
最後まで読んで下さってありがとうございました。
そして、前回の作品に多くの方がいいねしてくださった事、とても嬉しく思います。
これからもどうぞご贔屓に。
ご自愛ください。
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