TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

━━━━━━━━━━━━━━━


桃青  タヒネタ



苦手な人は 🔙



桃『』

青「」


━━━━━━━━━━━━━━━









悲劇は突然に起きた。


使い慣れた道。

青く澄んだ空。

静かな世界に響くブレーキ音。

何かがぶつかった鈍い音。

飛び散る血飛沫。


俺は何も考えられなかった。

何が起きたか分からなかった。

いや、分かりたくなかった_。











桃『まろ~?』


青「何?」


桃『久しぶりに、デートしよ?笑』


青「…急やな、…笑」


桃『だめ?笑』


青「だめとは言ってへんよ~」


桃『やった~!まろ大好き~!笑( 抱』


青「はいはい、笑」


桃『え、俺の扱い酷くない!?』


青「酷くない、酷くない笑」


桃『酷いよぉ…( 泣』


青「あ~、もぉ…大人が泣くな笑」


桃『まろが悪いんだもん…』


青「…はぁッ…、ん…⸝⸝( ちゅっ」


桃『ん、っ!?⸝⸝』


青「…これで機嫌直せ、ばか…⸝⸝」


桃『…( ぽかーん』


青「っほら、デート行くで、!⸝⸝」


桃『…やっぱ、デートなしに((』


青「置いてくぞ、!」


桃『え、ま、待ってよ!笑』





青「ん~っ!久々に仕事以外で外出た気する」


桃『確かにね~、仕事でデートあんま行けてなかったもんね笑』


青「せやな、笑」


桃『…どこ行く?笑』


青「…え」


桃『ごめん、普通に決めてなかった笑』


青「…あほか、笑」


桃『ごめんて、…笑』


青「…公園とか、行かん?」


桃『公園?別にいいけど、…』


青「何か、ゆっくりしたい」


桃『…そっか笑』


青「何笑ってんねん、ぶん殴るぞ」


桃『ひど!?笑』


青「…ふはっ笑」


桃『あははっ、笑』





桃『あ、公園見えてきた』


青「休日やから、子供多いな~」


桃『…まろとの子供欲しい…』


青「…っ、⸝⸝」


桃『あれ、照れてます?笑』


青「うるせっ、⸝⸝」


桃『ってか、ここの通りって結構車来るんだね』


青「たしかにな、」



子供( あ、ボールが行っちゃう、!  )

車 [ ブーン( 運転手 📱 弄 ]



青「…っあ、!( 走」


桃『え、まろ、!?』



大人達 “危ない!!”



子供( っへ、? )


車 [ キキーッ! ]( 運転手 気付



ドンッ

子供( あ、れ…? )


青「…。」


大人達 “人が轢かれた!!”


ゞ “誰か救急車を、!!”



桃『っま、ろ……?』


青「…。」


桃『っまろ、ねぇまろッ!!』


青「…」


桃『ッ返事して、まろっ…』




この日、この瞬間、

俺の最愛の人は帰らぬ人となった。




医者〈 全力を尽くしましたが、ここに着いた時には、もう息を引き取っていました…。〉


桃『そう、ですか…』


医者〈 申し訳ありません、…〉


桃『…いぇ、…ありがとう、ございました…』




青「…。」


桃『…っ、綺麗な顔ッ…』


ゞ 『ごめんっ、俺がデートになんて、誘わなかったらッ…』


ゞ 『っ、ないこって、呼んでよっ…まろッ、』










朝起きれば、隣に大好きな人がいて

仕事から帰っても、家に大好きな人がいて。

それが当たり前だと思っていた。


でも、その当たり前が崩れてしまった。







桃『…まろが、いない世界なんてッ…』



どうしても、受け入れられなかった。

受け入れたくなかった。



桃『…まろ…』



まろがタヒんでから、俺は眠れなくなってしまった。

不眠症といったところか。

ご飯も、もうずっと食べていない。

というか、部屋から出られずにいる。

仕事にも行けていない。

連絡する気力もない。


こんな姿まろが見たら、なんて言うだろ…



桃『あ~ぁ、…俺が、タヒねばよかったのに…』



最近はずっとそんなことを考えている。

あの時、まろより先に俺が動いていれば

まろがタヒぬことは無かった。

まろの方が、何でもできるから。

きっと、俺が居なくてもすぐパートナーが

見つかるはずだから。



桃『…薬、…』



ジャラジャラと音を立て

手のひらに落ちてくる薬を

全部口の中に押し込む。


ふわふわとした感覚と共に

視覚がおかしくなっていく。

周りがぐわぐわして気持ち悪い。

そして意識が段々と遠のいていく_。













桃『…あれ、ここどこだ…』


ゞ 『……タヒねた、…?』




青「…ないこ。」


桃『っまろ、!!』


青「……ないこは、まだタヒんじゃだめだよ。」


桃『…っえ、?』


青「…ごめんね、…そろそろ、現実見てや…」


桃『現実ってッ、?何言ってんのっ、』


青「ないこ。俺は事故でタヒんだんだよ。」


桃『っそんな、わけッ…今こうやって話せてるじゃん、!』


青「…これは夢だよ。俺はタヒんだの。」


桃『ッうそ、嘘だっ、…まろはッ…、(泣』


青「…嘘だったら、よかったよね…俺も嘘であって欲しかったよ、…タヒんだなんて、」


桃『まろの、いない世界なんてッ…(泣』


青「…ないこ、確かに俺はそっちにはいない。…だけど、ないこの中では生きとるよ…」


桃『っ、俺の、中…?( 泣』


青「うん。ないこの中。…ここで俺は生きてる( 桃 胸手 添」


桃『ッぁ、…( 泣』


青「…ほんまは、俺だってもっと生きていたかったッ…もっとないこと居たかったっ…( 泣」


桃『っま、ろ…( 泣』


青「でも、もうそれは叶えられへんねんっ…、置いていって、ごめんなぁッ…( 泣」


桃『ッうぁ、…っ…( 泣』


青「っ、ないこ…俺が居なくても、ないこはやっていけるっ…大丈夫、俺が保証するッ…」


ゞ 「だからさっ、俺の分まで…生きてッ、?」


桃『まろの、分までっ…?( 泣』


青「うんっ、…ちゃんと俺は見てるからッ…俺の分まで、ないこが幸せになってっ( 泣」


桃『っ、無理だよ…まろがいないのに、幸せになんてッ…!( 泣』


青「ないこッ、…さっきも言った…俺はないこの中で生きてるっ、ないこなら大丈夫だよ…( 泣」


桃『っ、…( 泣』


青「…また、機会があれば会いに来るよ。」


桃『…絶対ねっ、…』


青「、!…うん…約束する、笑」


桃『っ笑うな、ばか…』


青「ごめん、…笑」


桃『…ありがと、まろ…』


青「…うん、…頑張って、ないこ。」


桃『……。』






青「…愛してんで。












桃『…ゆ、め……』



“俺はないこの中で生きとるよ”



桃『…俺の中、ね…笑』


ゞ 『……』



“愛してんで。”



桃『…俺も、…俺も愛してるよ…』


「…うん。知ってる笑」


桃『っ、!?』



自分の胸に手を当てふと呟くと

微かにまろの声が聞こえた気がした。



桃『…ほんとに、俺の中に、いるのかな…』


「いるよ、…信じてくれへんの?笑」


桃『……あ~あ、…仕事めんどくさいな~…』


「もぉ、相変わらずだらしないな~笑」


桃『…俺、ちゃんと頑張るから見ててよね、』


「わかってる。こっちに来るの早かったら、すぐ戻したるからな。笑」


桃『…まろの分までちゃんと生きるから…』


「…うん。無理ないようにな。しょうもないタヒに方すんなよ。」


桃『でも、…過労タヒとかしそうだな笑』


「それはしょうもなすぎ笑」


桃『…ま、100歳まで生きるかな~』


「お、言ったな?男に二言はねぇぞ?笑」


桃『…まろ、俺が100歳になるまでサポートしてよね笑』


「おぉ、やったるがな笑」


桃『っはは、笑』


「んふっ、笑 」

桃『…まろ、』


「…なぁに。」


桃『ずっと大好きだよ。』


「…うん、俺も。」




聞こえるはずはない。だけど

何となく会話ができている気がした。



この日から俺は

少しずつ前を向いて行けるようになった。


知人も会社の人も、みんな優しくて

最初こそは思い出してしまうこともあって

沢山迷惑をかけてしまっていた。


だけど、今はちゃんと頑張れていると思う。






赤《 ないくーん?何してんの~ 》


桃『…何でもない!笑』


赤《 絶ない何もないわけないでしょ!笑》


桃『ほんとに何もないって笑』


赤《 怪しすぎるんだけど、笑 》


桃『りうら疑い深すぎなんだって笑』


水 ( 何話してんのー? )


赤《 いや、ないくんがさ~笑 》






青「…ないこ!」





桃『っ、…!』




赤《 あれ、ないくん? 》



桃『……、』


水 ( おーい、ないちゃーん? )


桃『…ごめん、行こっか…笑』


赤《 え、何、どうしたの?笑 》


桃『…んーん、少し昔のこと思い出しただけ』


水 ( 昔って? )


桃『…昔は昔だよ、笑』


ゞ 『ほら、あにきと初兎ちゃん待ってるかもよ?笑』


赤《 あ、そうじゃん!急げ~!笑 》


水 ( ちょ、りうちゃん早い!笑 )


桃『…ふふっ、…笑』







まろ。

俺は上手くやれてるのかな。

今歩んでる道は正しいのかな。

俺には分からない。だけどね

凄く、楽しい。

まろが居なくて、寂しいけど

幸せだって、思うよ。

信頼できる友達もいて、

同僚も上司も優しくて、


まろは今、何考えてるのかな。

この思い届いてるのかな。


今、この瞬間も

まろは俺の中で生きてる。


これからも、頑張るから

ちゃんと見てて。









あ、それとね。


どんな形でもいい。

どんな出会い方でもいい。

最悪な出会い方でも、なんでもいい。



だから









来世でも、まろと結ばれますように_。


















ℯ𝓃𝒹☕︎︎𓂃 𓈒𓏸






━━━━━━━━━━━━━━━



はい!

初めて?のノベル作品!

1回書いてみたいとは思ってたんやけど、

なかなかいいのが出てきませんでした!笑


今回は桃青の感動系?書いてみたけど

ノベルもいいね…

場面変えへんでええから楽!笑

まぁ、書きなれてる方でこれからもやってくけど笑

でも、たまにこうやってノベルで投稿するかも?


色々考察とかしてくれたらコメントしてな!

( 考察要素ないやん。


ほんじゃ、おつるい!!


( ノベル書きなれてないけん、アドバイスとか気になる点あったら教えてや!! )



━━━━━━━━━━━━━━━

loading

この作品はいかがでしたか?

100

コメント

1

ユーザー

好きすぎる!(内容)

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚