5 ___ 報せ
医者に呼び出された。
色んなチューブが身体中に繋がっているすんひょなを見ると
とても心が苦しくなる。
僕が医者に連れてこられたのは
トイレの前にある死角だ。
ここで、
医者と向かい合う形になって立った。
真剣な眼差しで見つめられ、
衝撃的な事を医者から告げられた。
🧑🏻⚕️「 チョンさんは、____ 」
あの日から1歩も外へ出ていない。
動かなくなったからか、
腹も減らないし
無理やり突っ込む飯も喉を通らない。
身体が拒否して、戻してしまうのも
今となっては日常茶飯事で
戻さない日の方が珍しいくらい。
一週間ぶりにスマホを見ると
大量の通知が来ていた。
それは全て
親友のジミナからだった。
‹ おい!! お前も病院来いよ!!!!!! ›
‹ すんひょなと待ってるぞ、 ›
‹ おはよう。今日は来れるか? ›
‹ なんかあったら言えよ? ›
‹ てひょんあ ~ 、いい加減来いよ ~ ? ›
‹ 不在着信 ›
‹ 不在着信 ›
‹ てひょんあ ~ 出ろ ~ ›
‹ 不在着信 ›
‹ 不在着信 ›
‹ なぁお前生きてる? ›
‹ 死んでるとかないよな?? ›
‹ そんなんだったらまじ許さねぇからな!!!!! ›
‹ おはよ ~ 、体調大丈夫? ›
‹ すんひょなが目を覚ましたよ。›
‹ そろそろ病院来ない? ›
‹ 現実逃避したいのは分かるけど . . . ›
‹ すんひょなも待ってると思うよ。 ›
‹ 不在着信 ›
‹ 不在着信 ›
‹ お前が来るまで俺待ってるからな、›
‹ おやすみ。 ›
俺が既読をつけていないのにも限らわず
毎日俺の事を心配して
連絡をくれる俺の親友。
大親友にこんな迷惑かけてたんだと気づいた時には
目から雫が零れ落ちていた。
家で1人
俺は広いリビングで泣いた。
誰にも慰められず、
誰にも励まされず
ただただ泣き叫んだ。
コメント
6件
初めまして😊はひょんと言います! 主さんのお話楽しく読ませて頂いてます! よかったら仲良くして欲しいですが…いいですか?
泣いちゃう、( ?