バッドエンド~!!!!!
ハピエンに比べたら結構短めです…!!
許して~😭😭
でも!!
結構簡潔に、バッドエンドらしさはあると思うから!!!
てか今日体育祭中止になった!!
嬉しいから上げちゃうっ!!!!
みんないっぱいいいねとコメントしてくださいっ!!
完結ですからねっ!!!
それではどうぞ!!
注意事項は1話です。
桃瓦剛志は、ただ立ち尽くした。
世界が崩れていく音が聞こえる気がした。
剛志
「…っ、!!」
桃瓦剛志は、反射的に何かに気づいたように、
〝それ〟に駆け寄った。
どうやら、鬼が死ぬ時にツノが数秒出ると言うのは本当にだったらしい。
四季からツノが出ていたのだ。
剛志
「おい、四季っ??」
「何で親より先に死んでんだっ…?」
そう言いながら、四季の体を抱き寄せる。
四季は
完全に心臓が停止し、体は酷く冷たかった。
剛志はただ、抱きしめることしか出来なかった。
たった1人の息子を失った絶望感。
息子を守れなかった後悔。
負の感情が、一気に押し寄せた。
一方、皇后崎たちは_
四季が亡くなる数分前…
迅
「花魁坂、特徴教えてくれ。」
その声には焦りと、何かにすがるような切実さが滲んでいた。
京夜
「…うんッ。」
京夜もまた、真剣な眼差しで頷く。
京夜
「…四季くんの特徴だけど…」
その後、京夜の口から語られる〝四季〟の断片。
笑っていた顔、無鉄砲な性格、仲間想いな言葉。
誰もが懐かしさと同時に、胸の奥を締めつけられるような感覚を覚えていた。
迅
「…なるほどな…」
碇
「………」
重くなる沈黙。
〝思い出せない〟という事実が、彼らにとって何よりも苦しかった。
京夜
「どう??」
「思い出せそう?」
焦るように問いかける京夜。
だが、誰も思い出す気配は無い。
静まりかえる教室。
誰もが〝四季〟と言う存在を思い出そうと、記憶を探っていた。
不意に、皇后崎が声を上げた。
迅
「何か衝動的な事があればな…」
そう呟いた時
全員の頭に、〝何か〟の記憶が一気に流れ込んだ。
迅
「っ、なんだ急にッ…」
京夜
「えっ、ちょっとみんな大丈夫?!」
碇
「なんの記憶だっ、??」
「なんか一気に流れ込んでっ…」
帆稀
「あの、四季…?さんでは無いでしょうか、??」
従児
「確かに、僕が覚えていた特徴と同じ部分があります、」
水鶏
「こんな一気に記憶って流れ込むもんなのかよ??」
ロクロ
「わ、分かんないけど…」
「今ので頭がかち割れそうだ…」
「死ぬのか、僕は…」
水鶏
「安心しろ!!」
「私も一緒に逝ってやるからな!♡」
ロクロ
「え、いや…」
迅
「…何となく、思い出したぞ…」
「おい、無陀野はどこだ?」
京夜
「それが、、分からないんだよね…」
その時、タイミング良く扉が開く。
扉の外から出てきたのは無陀野だ。
噂をすれば何とやら、というやつだろう。
無人
「…四季の所へ行く。」
「ついて来たい奴はついて来い。」
「強制はしない。」
表情は変えないものの、焦りが無陀野から感じ取れた。
生徒、花魁坂の答えは
迅
「俺は行くぞ。」
碇
「俺もだ。」
帆稀
「わ、私も行きたいです…!」
従児
「僕も行きます。」
ロクロ
「え、なら僕も…」
水鶏
「ロクロが行くなら私も行く。」
京夜
「僕も行くよ。」
もちろんイェスだった。
迅
「いつ行くんだ?」
無人
「今からだ。」
迅
「…分かった。」
無人
「早く行くぞ。」
やがてたどり着いた場所は
四季と五月雨がやりあった、血に染まる大地。
血溜まりの真ん中に、2つの影が見える。
紛れもない、一ノ瀬四季と桃瓦剛志だ。
そこで、全てを思い出した。
迅
「…四季、?」
帆稀
「一ノ瀬、さん…」
京夜
「え、?」
「四季くん、??」
無人
「あれは四季の親だな。」
京夜
「あれ、四季くん死んでるの、?」
無人
「分からない、」
「…前は逆の立場だった。」
「四季が代わりに戦ってあーなった、とだけは分かる。」
迅
「…出血量が多すぎねぇか、?」
「死んでてもおかしくねぇぞあれ。」
京夜
「…俺、確認してくるよ。」
無人
「俺も行こう。」
京夜
「すみません。」
剛志
「…誰だ、お前らは?」
無人
「四季の教師、と言ったら分かるか?」
「俺は無陀野無人。」
京夜
「花魁坂京夜です。」
「四季くんの体を確認してもいいですか?」
剛志
「…あぁ。」
京夜
「ありがとうございます。」
花魁坂のいつものチャラけた雰囲気は、今の態度から想像出来ないほど変わり果てていた。
そして、花魁坂が四季の体を確認し、沈黙が流れる。
その沈黙を破るのは、無陀野でも、剛志でも無い。
四季のクラスメイトであり、かつて共に戦った友。
皇后崎迅だった。
迅
「おい、四季は生きてるのか?」
京夜は力無く、首を左右に振る。
髪が顔にかかり、顔は見えないものの
その髪の隙間からは涙が流れていた。
京夜
「心臓付近を刺されてて心臓が傷ついてた。」
「体はもう冷たいし、この傷は俺でも治せない…」
迅
「そう、か…」
無人
「………」
京夜
「…鍛えられてないこの体で炎鬼の力を使ったのも原因…」
「そこで一気に寿命が削られたんだと思うよ」
震えた声で、必死に…認めたくない、というような声で、花魁坂はそう告げた。
無人
「…そうか。」
碇
「死なねぇって、約束したじゃねぇかっ…」
帆稀
「一ノ瀬さんがいないなんて、考えられないですっ…」泣
四季の死は思った以上に深刻だった。
四季の死は変えられない。
もう、全員はこのまま人生を進むしかない。
乗り越えなければ行けない〝試練〟なのだ。
これは、〝地獄からの試練〟のような現実だった。
それから月日は進み、練馬での戦いの時。
無陀野、及び皇后崎、矢颪は
四季の死を乗り越えられず、油断が生まれ
それから鬼は徹底的に駆除され
鬼は完全にこの世から姿を消した。
一方、神々は_
地神
〝ねぇっ…やっぱり難易度高すぎたんじゃない?!〟
〝四季君が死んだら記憶が解放されるって…〟
天神
‘ははっ、俺に負けたお前が悪いな。’
‘勝った方が条件を決めれるってルールだったろ?’
地神
〝天神は、四季君の死を何とも思わないのッ??〟
天神
‘残念だが少しも思わないな。’
地神
〝…お前、ほんっとうに天国の神なのっ、?〟
〝ここまで来たら笑えてきちゃうね…〟
天神
‘…何で泣けるかが分かんねぇな。’
‘人のために泣くなんて、地獄の神がやる事じゃねぇな。’
地神
〝…うるさいっ、お前が薄情なだけだろっ…〟
天神
‘ほんと、優しい奴は嫌いだわ、w’
‘泣く奴はもっと嫌いだ。’
‘運に負けたお前が全部悪い。’
‘実質四季を殺したのはお前だからな。’
地神
〝…よく言うわっ…〟
〝早く天国に帰れ…〟
〝もう、顔も見たくない。〟
天神
‘へ~へ~。’
‘じゃ、お疲れ様、地神w’
地神
〝………〟
天神と地神は仲が悪くなった。
天国と地獄の境目は更に濃くなり、天国に行った者は地獄に行った者を貶すようになった。
桃と鬼、天国と地獄の境は、無くならないまま
世界は桃、天国が優位に暮らすことになったのだった。
☂.· ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ ☂.·
はい、これにて完結!!!
長かった~!!
けどバッドエンドが1番短いっ…w
多分フォロワー限定にします!!
500人以上の方が見てくれて本当に嬉しいっ!!
見ていただきありがとうございます!!
そしてここまで支えてくれてたフォロワー様や、コメントをしてくれた方々!!
本当にありがとうございました!!
完結まで出来て嬉しい!!
5年くらいテラーやってて初ですよ(˶’ ᵕ ‘ ˶)
これからはね!!
違う連載頑張っていくんで!!
これからも応援お願いしますっ!!!
是非感想やこんな物語書いて欲しいとかあったらコメントお願いしますっ!!!
それでは!!
またね~!!!!
コメント
21件
面白かったー!!!!! 四季死ぬの悲しすぎてまじ泣いた😭 親父が死ななかったら四季が死ぬのねぇ…? 天神性格悪くて草笑 ハピエンも良かったけど、バトエンも同じくらい最高だったぜ👍👍
水 流 海 様 ! ! 涙 腺 崩 壊 で し た …… 最 高 で 、こ れ は 有 料 じ ゃ な い と だ め で す ね !
(´•̥ω•̥`)