テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
特にする事もなく暇で、とりあえずソファーでスマホをいじっていた時にピヤノがリビングに来てすぐ俺の左手側に座ってきた。
ちょこん、と座っているのが男性とは思えないようなかわいさを更に引き立てているなと思った。
『…あの、ちょっと手、かしてくれません?』
と彼に言われ、何をされるのか分からない少しの恐怖があったが、やはり人間は好奇心には勝てない。
という事でスマホをいじっていない方の左手をおずおずと差し出した。
俺の手を少し眺めたあとに指先を1本1本、丁寧に…でもちょっと結構ぺろぺろと舐めはじめた。
「え、あの〜…あ、貴方…?なにしてっ….?」
呼びかけてはみたが舐めるのに夢中になっていて特に話を聞いていない様子だった。
でもそんなピヤノを見ているとだんだんと性的に感じて来てしまった。
興味本位もあり指をもう少し奥に突っ込んでみた。
それに驚いたが、舐めるのを辞めずに目がとろとろになっている彼。
少し嗚咽を漏らし、生理的な涙を流しつつもやめられない、もっと舐めてたい、とでも呼びかけているような目をしていた。
そんな感じのピヤノを見ているとこちらまでだんだんそういう気分になってしまう、今襲ってしまっても、全てはほぼ誘ってきたも同然の彼のせいだ、と思ってしまいそろそろ自分の思考が怪しくなってきている事を自覚した。
指を抜き、彼を俺の顔ほぼゼロ距離と言ってもいいほど近くに寄せた。
彼は困惑していたけど、
そんなところもすべて愛おしい。
キスをしている時に自身の舌を彼の口に入れる。
すると息遣いが荒くなり、喘ぎ混じりの声が聞こえる。
「…責任、とってよね」
と言ったら『はい』と力ない声で帰ってきた。
コメント
1件
攻めに責任とってよと言わせるの大好き芸人