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続き見たいです!待ってます( *´꒳`* )
鈴井蘭助が忍術学園に戻り、身体中のあとは残るものの処置が済み3日経ったあとは自室で過ごしていた処置は済んだとはいえいつ倒れるか分からないと伊作からは自由に部屋を出ることを禁じられた。
「ホコリがついてない、」
自室は鈴井が学園から帰ってこなくなってからも何ひとつ変わってなかった昨日もここで過ごしていたかのようだった
「ここは毎日兵助が掃除してたんだ」
後ろを振り向くと三郎が壁にもたれていた
よいしょと一言言い、ひとつの花瓶を鈴井の前に出したそこには1輪の鈴蘭が生けられていた
「兵助さ、5年のなかでも1番頑なに部屋のものを捨てようとしなくて、」
「すずらんは絶対帰ってくる! 」
「帰ってきたらいっぱい美味しい豆腐
食べさせるんだから!」
三郎は兵助の顔に変えあたかも今その場面かのように話した
「鈴蘭って猛毒だから育てるの大変だったんだろうなっ、悪いことしたな〜」
「悪いと思ってんだったら豆腐いっぱい食べてやれよすずらんがいない間は俺らがすずらんの分まで食べさせられてたんだからよ」
「勘右衛門なんてさ〜、 」
「三郎、」
「ん?」
「…迷惑かけたな…」
「何に対しての反省だよ、w
そこはありがとうじゃないのかよ」
鈴井は三郎に背を向けながら謝った。
その背は微かに上下に動いており、
しかし声色はいつもの鈴井のものだった
三郎はバンバンと鈴井の背中を叩いた
「あ!先に三郎来てる!ずるいぞ!」
「本当に生きてたんだな、」
「おかえり、すずらん」
そこには竹谷八左ヱ門、尾浜勘右衛門、久々知兵助がいた。満面の笑みの八左ヱ門に少し驚きと嬉しさが混じった勘右衛門優しい微笑みをする兵助達を見て鈴井はパン!と頬を叩いたあと大きな声で言った
「私、本気でお前たちのこと大好きだ!」
3人は鈴井の言葉になにかの糸が切れたかのように一気に鈴井に抱きついた。
「雷蔵、委員会とお見舞いで迷ってないでこっち来たら良かったのにな〜」
勘右衛門が言う。
「雷蔵の迷い癖に今に始まったこと
じゃないからな」
「はははははꉂꉂ(ˊᗜˋ*)」三郎以外
「お前ら!雷蔵を悪く言うな!
雷蔵はそこがいいんだろうが!」
鈴井にとってこんなに幸せな気持ちに包まれるのがいつぶりだろうかと思うほどに心が温まる感覚を覚えた。それと一緒に諦めずに生きる道を選んでよかったと思いに伏せた。
鈴蘭について
春に咲きほこる 4月から6月
別名〈君影草〉〈谷間の姫百合〉
全草に毒がある(特に花と根)
花言葉〈純粋〉〈幸せの再来〉
まだ少ししかお話しかないですけど
何となく鈴蘭と鈴井くん似てて良くないですか?幸せの再来なんて今この瞬間みたいでいいですよね、
また次回もお楽しみに(o・・o)/~