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人生を終わらせるのは恋だった
青赤 ばとえん BL アイスバース
青サン メンヘラ要素有 短編
青 さいど
高校に入って初めて、同性を好きになるという感覚を覚えた
彼は歌が上手くて、いつも高らかに笑っていた
同性愛を尊重してくれる人なんてこの世にほとんどいない
けれど彼にだけは、理解してもらいたかった
青)おはよ、りうら
赤)おはよう!!
赤)昨日ジャンプ発売日だったよね!
赤)買った〜?
青)あ〜かってないんよな
赤)実はりうらもww
青)りうらもなん!?
青)俺に聞いたくせに笑笑
優しくて、男尊女卑がなくて、誰よりも輝いている
そんな君が俺にとっては生きがいみたいな感じだった
俺の隣はいつも君だったね
でもいつからか、君は女に恋していると思う時がある
たま〜にラ*ホから女子と2人で出てきたり、インスタのストーリーにデートみたいな画像が載せられたり
正直辛いし、親しい友達に載っているからこそ親密感があって苦しかった
でもこの恋が叶えば全てが終わる
-青宅-
君を連れて自宅まで来た
君に思いを告げて、別れも告げる
赤)んで、なに?
赤)話って
青)実はさ、俺りうらのこと、
青)ッッ、…、ポロポロッ…泣
赤)えぇっ、、!?
赤)どうしたの、まろ!!
君との別れが寂しくて、辛くて、泣き崩れてしまった
君が好きだからこそここでさよならを言いたくなかった
青)ごめ、ッッ…
青)今度話してもいい、?
青)今日はお開きで、…ッ
赤)うんっ、!!
赤)気持ちが落ち着いたらまた話して!!
青)うん、ありがと
温かい君の手が俺の髪を覆う
すごく安心する
何故だか、君の手ふやけているような気もする_____
ドロドロッ……
青)ん、ぁ、…?
見上げるとそこに君はいなくて、ただただ情熱の赤のどろっとした液体だった
心の中で通じ合って、君はジュースとなって溶けた
告白する前に溶けてしまった
彼の最期を見届けられなかったショックと、もう話すことができない絶望感に見舞われた
それでも彼のことが大好きだから、忘れられないから、液体を飲んだ
液体は、少し甘酸っぱい味と匂いで、まさに青春みたいな感じだった
そして、そこで俺も______
グサッ…
もうこの世には戻ってこれなくなった
人生を終わらせるのは恋だった-えんど-
アイスバースとは、ジュースと結ばれると溶けてしまうアイスと、アイスを溶かしてしまうジュースという二つの種族の特殊設定のことを指す。
(ピクシブ百科事典より一部引用)
時間に余裕が出来すぎて本日2つ目の投稿です🖐🏻🌟
アイスバースはありさらサマの作品で知って書きたくなってしまいました🥹🎀
閲覧ありがとうございました🪄💞