テラーノベル
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「なぁ、ほんまになにも感じひんの?」
カウンター越しに身を乗り出す。
わざと近い距離。
『、、さぁ』
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ここはネオンが光る通りの2階。
階段を上がるたびに香る、甘い香水とアルコール。
小さく流れる音楽。
グラスを交わす音。
わざとらしい笑い声。
ぼく、白はそのなかで慣れた顔で笑う。
視線も、触れかたも、しゃべり方も、全部計算済み。
「あは、きれいやね、その指輪」
「ぼくにもかってやー」
甘い言葉で堕ちていく客。
あーおもしろ。
何でもぼくの思い通り。
毎日あまやかされて、おしゃべりして、夜のあいてになって、お金を稼ぐ。
こんなに楽しいことある?
「今日は指名してくれへんのー?」
甘い声、相手に添える手、全部、、笑
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「ぁーこんばんわ、おにぃさん、っ♡」
『、、、』
「ここはじめて?」
『、、、、ぁー、、うん』
甘ったるい店。
騒がしい空気。
明らかに浮いてる。
話しかけても視線はスマホ。
席についたとき、ちらっとこっちを見たくらい。
声も低くて淡白。
なにこの人。
でもなんか顔整ってるし、かっこいー♡
「、、、ねぇ、つまんない?」
少し顔を近づける。
でも動揺なんてしてくれない。
『、、、別に、』
冷たく、短い。
何でも見透かされてるような目。
まるで、値踏みされてるのはこっち。
あぁ、なんかぞくぞくする。
『ちょっと、距離近い』
手ではらうようにぼくからはなれるそいつ。
、、じゃあ、何でここの店来たん?
『静かそうだったから』
「ぇ、あ」
『声に出てた』
「あは、ごめんね、気になっちゃった、っ、♡」
あわてて誤魔化す。
『、、キャラとか、作らんくてええよ』
「え、?」
『関西弁』
『さっき出てたし』
「あー、、」
『そのぶりっ子も、なんかきつい』
ぶりっ子、、、。
『、、客と思わんで、普通に接してや』
「、、、ぁは、おもしろ、おにーさん」
「、、でも、それやったら個室にしてや」
『あー、、わかった』
ええんや、それは。
興味なさそうやったくせに。
ドアが閉じると、一気に店の騒がしさが遠くなる。
薄い照明。
壁に影が落ちる。
個室にしたら、さすがに、、。
と思ってても、そいつはこっちに見向きもしない。
「、、なー」
返事はない。
ソファーに深く腰を下ろしたまま、スマホだけしか見てない。
「なんでなんも言わへんの」
少し身を乗り出す。
でも視線はこっちにこない。
「ねーえー」
『、、うるさい』
「はぁ、?笑」
思わず笑う。
「指名したからには構えよぉ」
肩をすくめていうと、ようやく視線が一瞬上がった。
『休んだらいいんじゃねーの』
「一応仕事やし」
そういうとまたスマホ。
あーつまんな、むかつく。
『、、、』
「ねー、、」
『、、、はぁ、』
深いため息。
その音がやけに静かな個室に響く。
『、、接客って、どこまでいけんの』
急にそんなこと言うから、思わず目を瞬きさせる。
そんなこと言うってことは、その気もあるってことやんな?
「ん、どこまでもー」
わざと軽く笑って見せる。
嘘ではないし。
『冗談ええから』
「ほんまに!」
「きもちよくさせたろか?笑」
『、、笑』
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二週間くらい放置してたやつ。
思い付かなさすぎて、、、。
前編後編に分けたいと思います。
でもあんまり書きたくないので♡1000にしときます。
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コメント
6件
まじ天才すぎる何その語彙絶対成績5やろ!! ねぇ表現力で作品に引き込まれるありがとう(?) え、あのjcですよね???もしかして大人な店行ったことあるッッ?! あのあの、良ければ、、表紙イラストを描かせていただきたい、、、👉🏻👈🏻💭
構ってちゃん白🈂️可愛いすぎる! なんこの、バーみたいな感じ好きすぎる!! 二本投稿はえらこすぎん!? 天才だよ!!ななこちゃー!! やっぱ ちゃ 付けないと落ち着かない…w

て・ん・さ・い♩♥もうすでに1000♡になっていたので2倍にさせていただきました✨️✨️