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季節事のホラー短編集

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季節事のホラー短編集

2 - 第2話 満月の夜には、御用心を・・・

♥

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2025年07月10日

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☆~~~・・・


ーーーー


夜空には、沢山の星達が散らばれている。


その星達は皆”吸血鬼”に殺された。とも言われている。


満月の日は、”甘い血”を求めて吸血鬼は舞う。


・・・~~~★



と、どこかの本に書いてあった。


そんなの本の中の話。


本当に吸血鬼なんか居ると思う?


吸血鬼なんて居るわけないじゃん。


そんなのは、おとぎ話の話。


それに、本当に吸血鬼が居るなら・・・日本の遠いところ。


本当に日本に吸血鬼が居るなら・・・見てみたい。


私、吸血鬼・・・好きだから。


だけど、本当に居たんだ。吸血鬼が。


満月の夜。


私は、見てしまったんだ・・・夜空に舞う吸血鬼をーーーー



                               ・


私の名前は、夜桜美月(よざくら みつき)。


29歳。小説家志望。小説を書きながらアルバイトをしている。


あんがい良いものだ。


そんな、アルバイトの帰り道のこと。


ふと、何かが通った気配を感じ夜空を見た。


そこには、吸血鬼が舞っていた。


見間違えだと思ったが、・・・本物だ。


私は、吸血鬼をこの目でとらえた。



吸血鬼も私をとらえたらしく一瞬で私の前に来た。


「おや?キミから、おいしそうな香りがする」


カプ


私は、吸血鬼に血を吸われた。


「やはり、おいしい。これこそ、求めていた味。キミ誰かに愛されているね?」


ピキ・・


その言葉を聞いて怒りを覚えた。


「あ・・・い?愛なんて・・・知らない。母親から貰った愛はあるけど」


「それだ!それこそが、血をおいしくさせる。間違えない」


「私と是非、結婚してくれ」


「断ります」


嬉しいけど・・・


「もしかして・・・男が原因ですか」


私は、頷く。


「そんな記憶消してやる」


「ちょっと、待って。吸血鬼さんは、私の血が欲しいだけでしょ」


「最初はそうでしたが、今は貴方が欲しい」


「・・・え」


「私・・・めんどくさいですよ?束縛強いし」


「それなら、ご心配なく。夜空美月さん」


「なぜ、私の名前を知っているの?」


「血を吸えばすべてがわかるので」


「どうりで・・・あ、貴方の名前は?」


「私の名前は、キユラ。さあ、私と共に行こう」



私は、吸血鬼いや・・キユラの手を取った。


「長旅になるけど良いか?」


「そのために私を吸血鬼にしたんでしょ」


「さすがは、美月さま」


「キユラ」


「なんだ」


「私を絶対に離さないでよね」


「永久に誓おう」





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