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若井とキスをしてしまった。
もう大人だけど1歩大人の階段登った気がする。
凄かった。俺の知らない世界すぎた。
昨夜の事とは言え不意にフラッシュバックして顔が一瞬で暑くなる。
あれからあの後はお風呂も入って髪を乾かし、まだ緊張状態だった俺に
「大丈夫、襲わないから。寝ようね。」
若井がそう言って安心させた。
別に嫌じゃない。むしろ進みたい。
でも怖い。当たり前だけどこんな経験したことない。
俺が踏み出さないと若井は多分ずっと待っててくれそう。
そんな事を考えながら昨日は若井の隣で寝てしまった。
若井もいつも通りだ。
今朝起きて朝ごはんを一緒に食べて一緒に現場に行く。
「おっは〜」
元貴が先にいた。
今日も早かったんだ。この人本当に寝れてるの。
「おはよ」「はよー」
3人揃って今日スケジュールを確認する。
「はい、どうなったの、会議します。」
元貴が俺らを見て言った。
いやいやいや、それは仕事じゃないじゃん。
「仕事です。俺の。」
また俺声にでてたみたい。
「はい座って、詳細求む。」
あぁ。長いかもこれ。
というか椅子に腰掛けて気づいた。
俺らって付き合ってる?
そういえば、好き、としか伝えてない。
あれ?好きってことは付き合ってるの?
でも付き合ってって言われてない。
あれ、俺だけもしかして浮かれてた?
「昨日から付き合いました。」
エスパーなのかたまたまなのか若井が真っ直ぐ元貴に伝えた。
そ、そっか。よかった。
元貴は、まぁ安定にニヤニヤだ。
そんな顔で俺の方を見る。
「涼ちゃん、頑張ったんだ。」
うん。頑張ったと思う。そんな顔で言われてもちょっと嬉しくないけど。
「う、うんっ…。」
フラッシュバックして暑くなる。
昨日の今日だし鮮明すぎる程に思い出せる。
そんな俺を見て何かを感じたのだろうか。
「若井に何もされてねぇだろうな。」
怖い。ピクってなっちゃった。
「あ?お前…まさかっ…」
元貴がワナワナと震え始めた。
違う、違うよそこまで行ってない。
「そこまで行ってねぇわ!!キスはさて貰ったからな!!それくらい許せよ!」
声!声が大きいよ若井!
もう恥ずかしさでこの場から消えたい。
「うわお前初日で手出してんじゃねぇか!涼ちゃん!拒否っていいんだよ!!」
元貴がガタッと勢いよく立つ。
元貴の中でキスってそういう範囲なんだ。
ちょっと小学生みたいで可愛いとか思ってしまった。
「んでだよ!!キスくらい許せ!!
涼ちゃんだって合意だった!!!」
若井も感情に任せて立った。
だから!やめてよ!!
恥ずかしいってば!!
「いやぁぁあ涼ちゃんがっ!!だめっ!涼ちゃんしばらく俺ん家泊まって!!」
元貴が俺の方へ来てバックハグをする。
力強すぎて首閉まるって。
「お前っ!!!離れろ!!俺の涼ちゃんに触んな!!!泊まるなんて絶対許さねぇから!!」
若井も反対から元貴を剥がそうと俺を抱き寄せる。
強いんだよ、2人とも。
俺の上でギャーギャーまた喧嘩が始まった。
「2人ともお座り!!!」
あ、思わず犬みたく指示が出ちゃった。
騒がしい毎日が戻ってきたなぁ。