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 日向ぼっこ、気持ちいい




 今、ママと花が咲き誇る草原で、青く雲一つない快晴の下、呑気に日向ぼっこをしていた。


 側では、兄妹達も力比べのかけっこで勝負をしていて、黄色くトゲトゲしいフォルムをもつ電気タイプのお兄ちゃんが圧勝していた。



 たまに、ピンクと白のリボンが特徴的なボクっ娘のお姉ちゃんがヤグルマギクやたんぽぽなどのお花を、太陽に照らされた黄土色の私の体に飾ってくる。



 家族が近くにいて、太陽に暖かく照らされて、ポカポカと体が温まっていると、虫籠と虫取り網をもった短パン小僧がやってきた。



 すぐにお兄ちゃんは背丈の高い雑草が生い茂った草むらに『でんこうせっか』で隠れ、私は小さい体と茶色の体毛を活かして土に擬態した。


 ママがよく気をつけろって言っていた人間


 前世に人だった私はとても複雑だが、今は教えを守って暮らしていますよえぇ。



 短パン小僧は辺りをキョロキョロと見回して、森の中に消えていった。


 間一髪だったが、案外擬態は使えるかも知れない…覚えとこ。



 ふと、見たことないポケモンが森の中にいるのを見つけた。


 この辺りでは全然見かけなかった物を見つけると、追いたくなるのが人間の性



 猫のような形をしていて、黄緑の体毛のポケモン。釣られるようについていったら、そのポケモンはある人間の目の前にちょこんと座り、頭を撫でられていた。


 赤いヘッドホンをしている人間と、黄緑の猫のようなポケモンを無心で眺めていると、その人間がこっちを指さして声を上げていた。



 やばい、見つかった。



 こういう時の対処法なんてまだパパから教わってる途中だっつの!!!


 今から逃げようにも、ここは視界が悪い森。相手を見てみろ猫だぞ。それなら逃げるより戦って負かしたほうが良し。



 前足を広げ、尾を上げ、ヴゥ〜と唸っていると、片目を茶髪で隠した人間が「行け!ニャオハ!」と大きな声で言い放ち、黄緑の猫のようなポケモンが私の前に威嚇しながら立つ。


 即席バトルですか?いや私も望んだけど


 とりあえず、私が出せる範囲の攻撃は『スピードスター』と『でんこうせっか』と『なきごえ』と『かみつく』。この中でどれが相手に有効かは未知数だけど、得意技である『スピードスター』で相手を攻撃することにした。



 尻尾から平べったい黄色の星が、ニャオハと呼ばれたポケモンに向かって10個ほど追跡する。


 相手は『このは』で星を暗殺し、『でんこうせっか』で私のお腹にクリーンヒット。


 お返しに『かみつく』を選択し、相手に思いっきりかみついた。



 少しよろけている相手だが、こちらもバトルなんて全くしてこなかったから体力がキリキリだし、お腹もずきずきする。


 突然、人間は赤と白のめでたいボールを私に向かって投げてきた。



 体力が無くて動けない私の額に当たり、ボールの中に私は青い光に包まれ吸い込まれた。


 初めての感覚に戸惑っていると、カチリと音が聞こえた。



……あ、これってよくママが言ってたゲットってやつでは……







_______



適当すぎて申し訳ない…

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