ゾムさんメインとかいいつつガバズ
軍パロ
その日ゾムはとてもとても暇をしていた
書類も全て終わってしまってすることがないのだ体を動かすのもいいけれど気分じゃないそれに今は一般兵が訓練をしているようで、幹部のみんなは居ないようだ
「暇やなぁ…あ」
あぁそうだ!みんなの部屋に遊びに行こうそう思ったゾムはダクトの中に潜り込んだ狭くて暗いダクトだがもう慣れたゾムには都合の良い移動手段だ
まず最初に向かったのは今いる所から近かったコネシマの部屋ダクトから部屋を覗き込むと
「………」
コネシマは書類をしていた無表情で無言のとても静かなコネシマそりゃ1人なんだから静かだろうけれど、表情の無い彼は何だか冷酷な感じがして氷のようで少し怖くなった邪魔になるだろうしダクトを降りて話に行くのは流石に出来なかった
次、次に行こう
次は鬱先生の部屋だダクトから覗くと
「…」
鬱先生は窓縁に座りタバコを吸っていた
机の上には書類があった、ほとんど終わっているをみるに休憩をしているのだろうか
これなら構ってもらえるかもしれない
「…はあぁぁ」
大きく息を吐く鬱先生
(!…疲れてるんかな
なら邪魔になるかもしれないから他の人にしよう、そう思いそっと鬱先生の部屋から離れた
「次はー…シャオロンとこ行こう」
あいつも暇してるかもしれない
ダクトからシャオロンの部屋をそっと覗いてみる
「……」
「寝とる?」
シャオロンは机に伏せて眠っていた
起こしてしまわないようにそっとロボロの部屋のダクトへ移動した
さて、ロボロは構ってくれるだろうか
部屋を覗いてみる
「…あ゙ーーーーー」
今にも死にそうな声をだして椅子に持たれていた彼もまた疲れていてしんどそうである
「…なんやみんな暇やないんか」
暇やな、おもろくない
「んー、今基地内にいる中で残ってるのはトントンとエミさんとチーノとショッピやな」
この中になら構ってくれるのがいるかもしれない!
ダクトから降りて廊下を歩いていると
「あ、ゾムさん」
「あ、エミさん!何しとるん?」
「書類を運んでるんですよ~」
「手伝おか」
「いえ!もう少ししかないので大丈夫ですよ!それに私の仕事なんで…気持ちだけ受け取っておきます。ありがとうございますね」
「あ、おん…んじゃ俺は向こう行くわ」
「はい」
うーーーん、エミさんも忙しそうだったなぁ
歩いていると談話室についた誰かおらんかなと中を覗くと
ソファですやすやと眠るショッピとチーノ
最近2人も忙しそうやったもんな疲れてるんか…寝かしたらなな
それじゃああと残ってるのはトントンだけやんえ、トントン忙しそうやから無理な気しかせんわ
でも一応…
トントンの部屋を覗いてみる
「…」
「うわぁ…死んだ顔で書類しとる」
流石にやめとこ…邪魔すんのもあれやし遊ぼなんて今言ったら殺されるかもしれん
「…ゾム?」
「!」
「ダクトで何しとるん、降りてきぃ」
バレてたんかあんなに集中して書類しとったのに
大人しくダクトから降りてトントンの部屋に入る
「バレてたかぁ」
「気づくに決まってるやん」
「流石やな」
「そうか?…てかゾム何してたん」
「えーと、暇やから誰かに構われに行こうかなと」
「あー…あいにく俺は書類中やから他当たってな」
「いや…あの…他のみんなのとこ行っていたけどみんな仕事とかしてたり寝てたりで無理やったねん」
「…まじか」
「グルッペンとかオスマンとかは外交やん?おるメンバー全員当たってきてトントンが最後やったんよ」
「なるほどなぁ」
「いやー、みんな無理そうやから部屋戻るわ!邪魔してすまん」
「あー……しゃーない。俺も息抜きしたいし…ゾム何する?」
「え?」
「遊ぼや」
「え、ええん!?」
「おん、俺も書類ばっかはいややわ」
「!!!!、ほんま!?じゃ、じゃあ…どうしよ…トントン相手やからな……あ!!トントン!手合わせしよ!!!久しぶりに」
「!、ええやん。やろや」
「よし!外行くぞ!!」
「おん!」
武器を持って外へ出た足取りは軽くウキウキとした気持ちだ
途中ですれ違った一般兵の顔が俺を見て強ばってたような気がするけど気のせいだろう。俺はただ楽しみなだけなのだから普通の顔である
「よし、やろか」
「せやな、手加減はせんからな」
「それはこっちのセリフやで」
開始!
「あれー??トントンさん手抜いとる?」
「はぁ?抜いてへんわ」
「ほんま?!」
「はい、よそ見してんちゃうで」
「うわっ!あっぶな…かっ、はははっ!!!やっぱトントンはこうやないとな!!!!!」
数分後
両者互角勝ちそうになって負けそうになっての繰り返し決着が全然つかない
お互い疲れているが絶対にこいつに負けたくないという精神で剣を振り続ける
「っ、は…ゾムさんそろそろギブアップしたらどうや?めちゃくちゃしんどそうやけど?」
「はぁ?それはトントンやろ?明日にも響くしここでやめときや!トントン仕事大変やん!」
「いらんお節介やわ~」
それからまた数分後
「ゼェ、ゼェ…」
「っはぁ、…はぁ…」
もう少し、あともう少しで勝てるはずなのに勝てない
”やっぱりこいつは凄い”
バチッ
その瞬間目の前の剣が弾かれ地面に落ちた
「「え゙ッ!?」」
「はいバカ2人引き分けにしてやめいや」
「飯の時間やで」
「「!?」」
「大先生とロボロ…」
「なんで、」
「周り見てみ、もう夕方やで」
「……ほんまや」
「時間経つの早ない…?」
「めちゃくちゃ熱中してたもんな」
「…とりあえずみんな待っとるから武器置いて食堂来てな」
「「はぁい」」
「続きはまた今度やな」「せやなぁ」
「ゾムありがとうな。めちゃくちゃ楽しかったわ」
「俺の方こそありがとう、仕事の邪魔してすまん」
「いやー、いい息抜きになったわ!」
「なら良かったわ」
この後めちゃくちゃご飯食べてお風呂はいって爆睡しましたとさ
ちなみにトントンはゾムくんに食害されましたとさ
めでたしめでたし♡()
コメント
3件
ガバズ……好きです トントンさんメインってやっぱいいですねぇ、、 ゾムさん可愛くて好きでした… ✝️┌┘墓└┐✝️
いやぁ、トン氏が、ゾムとあそぶって言った時の僕の推し(ゾムさん)の顔きっと満面の笑みだったんだろうなぁ
めでたしめでたし? トン氏しっかり食害されてない?