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【ず〜っといっしょ】【黃水】
🦈「ねえ、みこちゃん」
甘くて、少しだけ舌に絡むような声。
みことは、それを聞くだけで何故か思考が鈍くなる。
🦈「今日、誰といたの?」
👑「大学の……友達」
🦈「ふーん」
こさめは笑う。
けど眼は笑っていない
🦈「こさめといるより楽しかった?」
👑「そんなことないで」
即答するみことに、こさめは満足そうに目を細める。
🦈「ならいいよ。こさめ、みこちゃんの一番じゃないとやだもん」
そう言って、ぎゅっと腕に絡みつく。
背の低いこさめが見上げてくる形になって、みことは逃げ場をなくす。
👑「……うん」
――
🦈「ねえ、みこちゃん」
👑「ん?」
🦈「他の人と話すの、やめてくれる?」
あまりにも自然な声だった。
お願いの形をしているのに、拒否は想定されていない。
👑「……どうして?」
一応聞いてみる。
でもその時点で、答えは決まっている。
🦈「だって、やだもん」
こさめは少しだけ唇を尖らせた。
🦈「こさめ以外に優しくするの」
その一言で、みことの胸は締め付けられる。
👑「……わかった」
🦈「ほんと?」
👑「うん」
その瞬間、こさめはぱっと笑った。
🦈「やっぱりみこちゃん好き」
――その笑顔を守るためなら、なんでもよかった。
――
みことの世界は、こさめで満たされていった。
友達は減っていき、連絡も途切れ、気づけばスマホの履歴はこさめばかりになる。
🦈「ね、今日も一緒にいてくれるよね?」
👑「いるよ」
🦈「ずっと?」
👑「……うん」
こさめは満足そうに頷く。
🦈「じゃあいい」
――
でも、ある日。
ほんの少しだけ、何かがずれた。
👑「ねえ、こさめちゃん」
初めて、みこちゃんの方から呼び止めた。
こさめはきょとんとする。
🦈「なに?」
👑「今日、俺の家来る?」
今までは全部、こさめが決めていた。
会う場所も、時間も。
それを、みことが決めた。
🦈「……いいよ?」
少しだけ、違和感。
でもこさめは笑って受け入れる。
――その時は、まだ軽く考えていた。
――
部屋の中。
みことは何も言わず、こさめの手首を掴んだ。
🦈「え?」
軽く引かれて、距離が一気に近づく。
身長差のせいで、こさめは自然と見上げる形になる。
逃げようと思えば逃げられるのに、なぜか動けない。
🦈「みこちゃ……?」
👑「こさめちゃんさ」
低い声。
いつもより少しだけ、重い。
👑「俺がいないと無理でしょ」
🦈「……え?」
一瞬、理解が追いつかない。
それは、ずっとこさめが言ってきたことだったから。
👑「だって、そうじゃん」
みこちゃんは淡々と続ける。
👑「俺しかいないでしょ、こさめちゃんには」
優しい言い方なのに、逃げ道がない。
🦈「……ちが、」
否定しようとして、言葉が詰まる。
本当に、違うと言い切れるのか分からなかった。
その沈黙を見て、みこちゃんは少しだけ笑った。
👑「ほら」
――
👑「ねえ、今日誰といたの?」
今度は、みことが聞く。
こさめは一瞬固まる。
🦈「……友達」
👑「ふーん」
その返事が、怖い。
👑「俺といるより楽しい?」
同じ質問。
同じ形。
でも、なにかが違う。
🦈「そんなことない」
気づけば、必死に否定していた。
みことはそれを見て、満足そうに頷く。
👑「ならいい」
軽く言っているのに、心臓が締め付けられる。
――あれ、おかしい。
――
🦈「ねえ、みこちゃん」
こさめが不安そうに袖を引く。
🦈「今日も一緒にいてくれるよね?」
🦈「どうしよっかな」
一瞬の間。
それだけで、呼吸が浅くなる。
🦈「え……やだ」
思わず漏れる。
🦈「やだ、みこちゃん」
その声は、さっきまでの可愛い調子じゃなかった。
🦈「置いてかないで」
みことは、その反応をじっと見つめる。
そして、ゆっくり手を伸ばして、こさめの頭を撫でた。
👑「大丈夫だよ、こさめちゃん」
優しい声。
でも、その指は逃がさないように絡む。
👑「ちゃんといるって」
その一言で、こさめは崩れる。
🦈「……よかった」
――
夜。
ベッドの上で、こさめはみことの服を掴んで離さない。
🦈「ねえ」
👑「ん?」
🦈「こさめ、ちゃんと必要?」
声が震える。
みことはすぐに答えない。
その沈黙が、怖い。
🦈「……ねえってば」
焦って顔を上げると、視線がぶつかる。
見下ろされている。
逃げられない位置。
👑「必要だよ」
やっと返ってきた言葉に、息が戻る。
でも次の瞬間。
👑「でさ、やっぱり」
低く、静かな声。
👑「こさめちゃんも、俺いないと無理でしょ」
🦈「……っ」
否定できない。
できるはずがない。
ここまで全部、手放してきたから。
👑「ほら」
頬に触れられる。
優しく撫でられているのに、支配されているみたいだった。
👑「俺だけ見てればいいじゃん」
昔、自分が言った言葉。
それがそのまま返ってくる。
🦈「……こさめ」
小さく呟く。
🦈「こさめ、ちゃんとみこちゃんだけ見る、から」
👑「うん」
みことは満足そうに笑う。
👑「いい子」
その言葉で、全部どうでもよくなる。
――
🦈「みこちゃん」
縋るように呼ぶ。
👑「なに?」
🦈「……こさめ、みこちゃんにいる?必要?」
みことはそれを見逃さない。
👑「いるよ」
優しく抱き寄せる。
逃げられないように、強く。
👑「必要だよ」
その言葉に、こさめは安心して目を閉じる。
――もう、それでよかった。
外の世界なんて、どうでもいい。
誰かに取られるくらいなら、ここに閉じ込められていた方がいい。
🦈「みこちゃん、すき」
👑「俺も」
即答。
でも、その「好き」はもう、鎖みたいだった。
絡みついて、離れなくて、外せない。
👑「こさめちゃんは、俺のだから」
静かに言われる。
当たり前みたいに。
🦈「……うん」
こさめは頷く。
それ以外、選べないからじゃない。
――それ以外、もう望めないから。
🦈「ねぇ、一緒にいてくれる、?」
👑「…」
🦈「‥ねぇ、答えてって」
👑「‥」
🦈「‥みこちゃ、?」
みことはこさめの頭を撫でて言った
👑「いっしょだよ、ず〜っと。ず〜っとずっと一緒だよ」
共依存を書きたかっただけなんです
下手すぎて笑える
共依存ってむずいよ
でも書きたいの
コメント
2件
歌みたのやつ????!!! 書いてほしくてリクエストしようか迷ってたからありがたいいいいい🙏