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blood（八）

第132話 - 「イフ」

2022年08月25日

#ちょいぐろ

#BL

#R18

#オリジナルキャラクター

ろくがつ

flower cafe。　風磨。

「死にたい」「、、、、」狂唖はそう店の隅っこで言った。「墻音、コイツ（狂唖）急激に病むな」「何か俺との子供欲しいらしいです」「やめろぉ！？」狂唖は立ち上がりこちらに近づいてきた。「堂々と浮気してんじゃねぇよ、そういうのは遊馬振ってから言えや」「言ってないもん！！」小我太が連れ去られて4日が経った。「、、んで、今日は何しに来たの」そう好橆帰さんは2人にお茶を出した。「あ、ありがとうございます、、実は遊馬さんと相談したんですよ」「、、？？何を？？」「小我太さんを連れ戻すついでに加四六さんを助けようって」「、、、、」「なので風磨さん、アンタたちには組織に正面突撃しに来てもらいますね」「、、んー、、ちょっと待ってな、、」「あ、そういや風磨、聞いてよ、俺昨日ね夢で8回ナンパされる夢見て」「ちょっと黙ってな、狂唖、、墻音、組織って正面突破できる所だっけ？？」「、、？？何言ってんすか、無理ですよ」「しばくぞクソ餓鬼」「墻音に餓鬼餓鬼言うな、クソ餓鬼ぃ〜」「狂唖、頼むから好橆帰さんと散歩行ってきて」「よぉっし！！狂唖！！ハシゴしましょうよ！！いい居酒屋知ってんのよ！！」「まだ頭痛いからやめとく」「、、風磨さん達には組織の正面口から来てもらいますよ、、遊馬さんと考えたんです、礫街梵が混乱してる状態なら、攻めやすいんじゃ無いかって」「、、混乱って、、アイツ、いつも冷静沈着だけど、、」「そこで考えたんです、地下牢に居るbloodを開放します」「、、！？はぁ！？大丈夫それ！？」「勿論、無関係な部下や住民を巻き込むわけにはいきません、、だから話が通じそうな相手だけ開放します、、専務を恨んでるbloodは山ほど居る、、そいつらを利用して、専務が襲われてるうちに小我太さんと加四六さんを連れ戻す、、まぁ、地下牢に居るblood何て、ほぼ雑魚ですから専務が死ぬことはありませんよ」「、、良い作戦だと思う、、成功率は低いけど、、小我太が助かるんなら何でも良いわww」俺はそう笑った。「、、そうですか、、」「、、あ、そういやさ、もう一つ気になってることあんだけど」俺は墻音の顔を見た。「一冴（いっさ）って、、誰？？」「、、？？誰それ」好橆帰さんは俺に聞いた。「いや、俺が未來さんと再会した時、小我太を傷付けたのは一冴、一冴ってうるさくて、、」「あぁ、、確か言ってましたね、、まぁ、聞く限りは敵らしいですけど、、」墻音はそう頭を傾げた。「、、一冴、、」「、、ん？？狂唖何か知ってる？？」「、、お父さんがそんな名前だった気がする」「、、ハイ？？」「お母さんよくお父さんのこと一冴一冴呼んでた」「、、そりゃ、、お前、、それが名前だからだろ、、」「、、狂唖の父親ってこと？？」好橆帰さんはそう俺に聞いた。「、、狂唖、お前の父さんって強かった？？」「んー、、知らない、働かずにblood殺して、テレビ見ながら一日中寝てるような人だった」「酷いな、、」「あ、でもゴミ捨て入ってくれてたよ〜」「、、、、」狂唖の父親か、、強いか？？いや、、狂唖の父親だぞ、、強いって言葉じゃ表せないぐらい強えのかも、、「、、敵がまた増えたな、、」

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組織。　翠。

「、、鮎民」「、、？？何でしょう」俺は廊下で歩いていた鮎民を呼び止めた。「狂唖知らないか？？」「え、あー、月城と昼ごはんに行きましたよ？？」「、、そうか、、ありがとう」「あ、遊馬さん！！」俺は足を止めた。「、、？？何だ？？」「、、あの、、その、、私、、加内と別れました、、」「、、、、」「、、大速力は私の敵です、、このまま一生地下牢に居ろとも思いました、、けれど、、」「、、、、」「私、、このままじゃダメなような気がして、、こんな事したら、、父の嫌いだった部分まで似てくるんじゃ無いかって、、！！」「、、鮎民、、」俺は鮎民の顔を見た。「、、見齧幹部や橋邸達とコソコソ何かしてますよね、、私も作戦に入れてください、お願いします」鮎民はそう俺に頭を下げた。「、、お前がそう言ってくれることをずっと待ってた、、」「、、！！」「顔を上げろ、、辛かったろ、、ずっと複雑な気持ちでいっぱいだったと思う、、人を恨むのが全てじゃ無い、何が正しいか、どうすれば大切な人が幸せになるか、、この先、それを頭に入れておけ」「、、ハイ、、！！」「、、良い顔してる、、今の鮎民はまだ人情味があったお父さんにそっくりだよ」

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組織地下牢。　小我太。

「、、、、」風磨に会いたいな、、「、、大速力」「何」俺は歌星の顔を見た。「、、風磨とはどうだ？？上手く付き合えてるか？？」「、、長い牢屋生活で惚気でも聞きたくなったの、、」「あぁ」「、、んー、、上手くいってるよ、幸せすぎるぐらいに、、多分俺はこのまま風磨と付き合い続けて、結婚して、家買ってってしたいな、、」「、、お前らの恋は冷めることないのか？？」「、、？？風磨が俺に冷めるわけないでしょ〜！！毎晩のように抱いてくるんだからぁ！！」「お前は冷めるかもしれないのか？？」「、、？？ハァ？？俺も風磨のこと死ぬまで好きだし！！馬鹿じゃねぇの！？」「すまなかった」「失礼なこと聞くな！！」「すまなかった」