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私の名前は三原未来(ミハラミク)と申します。アルバイト行ったけど、先生に怒られてばかりで泣くばかりな日々が続いていてあまりの怖さに自分の素直な言葉を口にできないなど、私は人生最悪な日となってしまっていたのです。
その帰り道、宝塚とディズニーと名探偵コナンプリキュアだけでなく、インセクトランドまでも好きになり、26歳になったばかりの私は一人で歩いていました。
「私ってなんてバカなの?私は何もしてないのに無理やり私のせいだと勝手に押し付けることが嫌なのにどうすればいいの?」
私は号泣しながら言うと・・・
「でも私は『インセクトランド』の本だけが私を癒してくれるわ!」
私は大きな袋からインセクトランドの絵本7冊のうち、一冊を取り出して、読んでみました。『ホタルのアダムとほしぞらパーティー』です!
「アダム君、可愛いわね・・・。私の子供の頃とそっくり。それに「クワガタのラファエル、あばれんぼうのひみつ」。私はいじめられっ子だったから自分の気持ちを素直に言えなかったな。でもそれでいいの。結婚するのは嫌だって決めたの。あれ?何故涙がこぼれているの?」
いじめられっ子から避けるために心を閉ざしたはずの私が泣いている途端、一匹のホタルが!
「あんたはホタル?どこに行くの?」
私が涙をティッシュで呼びかけると・・・
ホタル「僕はアダム。ヒメボタルだよ。こっち来て!」
ヒメボタルのアダムが飛んでいくと、私は急いで本をしまい、7冊入れているインセクトランドシリーズの本入りの袋を力一杯持って虫眼鏡で追って連いて行きました。
「アダム!待ってよ!私と一緒に歩きましょうよ!」
走るのが早い私が走りながらそう言うと、アダムは石垣の角を曲がって行き、行き止まりの生垣のふもとに入って行きました。
「アダム、あんな所へくぐってったんだわ!よおし、待って、アダム!」
真似っこして、私も生垣の下を通り、やっと私が生垣に立ち上がったときにはアダムはどこにも居ませんでした。
そればかりか、私は本やTVでしか見たことのない大きな世界に入り込んでいました。
「緑が沢山あるわ。もしかして、ここはインセクトランドなのね?絶対そうに違いないわ!あら?花がこんなに大きい。木だって私よりとてもでかい!というと・・・分かった!私の体が小さくなってくれてるんだわ!それに私の背中に羽根が生えてる!」
なんと私は昆虫と同じサイズの大きさになって羽根が生えてきて人間型の妖精になっていたのです!
私が見渡してみると、緑に煙ったような春の森です。更に、大きな花が沢山並んでいます!そして丘や、湖や公園、川が大きく広がっています。私が羽根を羽ばたいてみると羽根が動き始め、空を飛んでいるではありませんか!
「すごい、私飛んでる!私のやってみたかった願いなのね!願いが叶ってよかったわ!わあ、綺麗な花ね!綺麗な花がある所、ツカーラ川(がわ)だわ!その隣にはユアンヌ草原(そうげん)!木が沢山あるところは、アゼーニャの丘(おか)、ラシャマ林(ばやし)、ダダースの森(もり)、ジウー公園(こうえん)だわ!湖がある所はセムルン湖(こ)だわ!みんな私の本に出ている場所ばかり!楽しくなるに違いないわ‼︎」
私は大興奮になりとても嬉しい声をあげました。それは、私の読んでいた本のシリーズ『インセクトランド』という昆虫が沢山いる世界に行ってみたらとても辛い過去や辛い事を忘れ去ってくれると願っていたんですもの。私は羽根を羽ばたきながら地面に降り立ちました。アダムはこの森を抜けて行ったに違いありません。
森の中はしいんとしています。緑の葉を踏んで歩く音が聞こえるばかりです。寂しく不安になった私はとても大きな声で呼びました。
「アダム!ヒメボタルのアダム!どこにいるの?私はアルバイトで最悪な日を送っているの!私は学生時代いじめられっ子だったしそれがきっかけで思ったことを素直に口にできないの!私は生き物好きだから怖くないから返事くらいしてくれるかしら?」
すると、後ろの方で、アダムらしい声が!
声「おーい!ここだよここ!誰もいなくはないよ森の道。君が最悪な日で悲しんでいても、僕らは見守ってるよ」
「え、見守ってる?アダム何処なの?」
私はゆっくりと振り向きました。でも誰もいません。
「変なヒメボタルの子ね。アダム、何処にいるのよ?」
するとアダムの声が!
アダム(声)「ほら、ここ、ここ」
私がいくらキョロキョロしてみてもただ、緑の森の木立が沢山ありすぎて分かりません。
「ちょっとアダム、緑が沢山多すぎて分からないわよ?」
アダム(声)「じゃあ、後ろの葉を退かしてくれる?」
私は後ろを向いてアダムの声に言われたとおりに後ろのある葉っぱを退かすと・・・。
「あ、アダムだわ!」
アダム「ああ、見つかっちゃった^_^」
ヒメボタルのアダムは嬉しそうな声で言って私の前に飛び降りてきたのです!小さくなり羽根が生えた私を観察をして、同じ大きさになっていたのをすぐに気付いてくれました。辺りの緑の葉がつむじ風のように舞い上がり、やがて静まるとアダムが言います!
アダム「ここは、昆虫の国『インセクトランド』。沢山の昆虫が住んでいる場所なんだ!」
私は生で話しかけてきたアダムを見て優しさに触れたみたいでとても嬉しくなりました。
「わ、私は、三原未来(ミハラミク)。私はただの人間の女性だしここに来た途端妖精になるようになったなんて。何故私をここに招いてくれたのかしら?」
アダム「僕、初めて大人の人間の君が『インセクトランド』の絵本を読みながら泣いていたのを気にしていて見たよ。君がこの世界に入ってきた時から、僕たちインセクトランドのみんなはすぐ君とお友達になりたくて、びっくりさせようと思って、こっそり隠れていたんだ!」
「そうなの?ちっとも気が付かなかったわ!私と仲良くなりたいためにこんな楽しそうな遊びをしてたの?」
アダム「勿論!僕たち、インセクトランドの仲間たちはかくれんぼ、ハナカマキリのシャルロットに教えてもらっていてまだまだ勉強中だからね。どうかな?僕を含めてインセクトランドのみんなとかくれんぼしてみる?」
「嬉しいわ!とても嬉しい!私かくれんぼしていじめを消して楽しさを増やしたいと思ってたの!」
私は目を輝かせました。
アダム「みんな、かくれんぼしたいみたいだから出て来て良いよー!」
アダムが大きな声で呼びかけると、森の葉が震えて落ちてきました。森のあちこちからざわめきが聞こえてきました!
葉っぱの揺れる音や、風の音と一緒に、かくれんぼが得意なハナカマキリのシャルロット、大きな葉っぱを背負っている働き者のハキリアリのマキシーム、優しくオシャレが大好きでダンスが得意でマナーに詳しく黄緑色のドレスを着ているモンシロチョウのエデン、ヤンチャでちょっぴりガキ大将だがとても優しい性格のオオクワガタのラファエル、ちょっぴりいばりんぼうだが心優しいみんなのヒーローであるヘラクレスオオカブトのガブリエル、とても明るくムードメーカーなナナホシテントウの女の子ミア、あわてんぼうだが頼りがありインセクトランドのパトロールをしているギンヤンマの男の子アクセル、そして、ミツバチや最も怖いスズメバチより小さく、インセクトランドの貴公子でお花が大好きなハンサムボーイ、サービス精神旺盛でダンスと歌が得意であるマメコバチのテオが集まってきたのです。みんなはアダムに紹介された私を見てとても可愛い友達だなと讃えました。
ハナカマキリのシャルロット「見たこともないわ、あんなに綺麗で優しい昆虫の国『インセクトランド』の新しい妖精」
オオクワガタのラファエル「本当だ!とてもおしゃれな妖精じゃん!」
モンシロチョウのエデン「ラファエルさんの言うとおりですわね。オシャレ好きな所私に似ているわね」
マメコバチのテオ「勿論さEden!僕たちと同じく優しいし、争いや喧嘩など悪い事を好んでないようだからね」
シャルロット「確かにそうなるわね。なんて可愛らしい妖精なの!私妖精とても好きになりそう」
ギンヤンマのアクセル「俺たちが登場する絵本読んでここに来たらしいぞ!」
ナナホシテントウのミア「へえ、あの人、あの絵本買ってくれてたんだね!絵本読むのが好きなんだ!アダムはそれに気が付いてくれたなんてさすが幸福なヒメボタルだよね」
ハキリアリのマキシーム「なんて綺麗な妖精なのでございますか!知りたい事が沢山あります!」
みんな「もう、マキシームったら^_^」
みんなは笑いました。
シャルロット「さあ、鬼を決めるわよ、じゃんけんよ!」
シャルロットの合図でみんなは大賛成しました。
インセクトランドのみんなのじゃんけんは、アダムとシャルロットとエデンがパーで、テオとミアとアクセルがチョキ、そしてグーを出したのはラファエルとガブリエルとマキシームです。
私が鬼になりました。
「よーし、すぐ見つけてやるわ。One,Two,Three・・・・・・」
私は勉強中な英語で5まで数え始めました。
数え終わって振り向いてみたら、もう、誰もいませんね。みんな、一体何処に隠れているんでしょうか。
体力には自身がある私は明るく張り切って、枝の間や木の影などを観察しながら探し回りました。
すると・・・・・・いました、いました。
「こんなところにヘラクレスオオカブトのガブリエルだわ!見ーつけた!」
ガブリエル「あーあ、妖精の未来ちゃんに見つかっちまったな^_^」
ガブリエルは嬉しそうですね。
「あ、ハナカマキリのシャルロットも見ーつけた!さすがかくれんぼのお姫様ね!」
シャルロット「あーあ、褒めてくれたのは嬉しいけど未来ちゃんに見つかっちゃったわ^_^」
シャルロットも嬉しそうです。
「ナナホシテントウのミアも見ーつけた!」
ミア「アーン見つかっちゃった!さすが見つけるのが上手な綺麗な妖精さんだね(^O^)」
ムードメーカーのミアは明るく笑いました。
「ハキリアリのマキシームも見ーつけた!本当に上手く隠れたものね!」
マキシーム「あれ〜、見つかってしまいましたね^_^」
頭の良い妖精の私に見つけられたインセクトランドの友達は残念そうでも笑いながら出てきました。
「まだここにも沢山隠れているはずよ」
ガブリエル達も妖精の私と一緒に探しました。
「私、隠れるの苦手だけど見つけるのが得意なのよ!ほら、あそこにも!ここにも!^_^あの辺りにも誰か隠れていそうだわ!」
私はどんどん確かめながら探し回ると・・・・・・
「オオクワガタのラファエル、ギンヤンマのアクセル、モンシロチョウのエデン、そしてマメコバチのテオ。ほら全部見ーつけたわ!」
ラファエル「あーあ、未来姉ちゃんに見つかっちまったぜ^_^」
ラファエルは少しショックを受けたが嬉しそうに笑います。
アクセル「あーあ。折角良い場所に隠れたのに未来ちゃんに見つかってしまったな^_^」
アクセルも笑います。
エデン「まあ、見つかっちゃったわ。未来さん相手を見つけるの上手な妖精ですわね( ^∀^)」
エデンも嬉しそうです。
テオ「Oh,No!Princess未来(ミク)に見つかっちゃったよ(^O^)」
テオもとても嬉しそうに笑いました。
私は勝ち誇ったように大喜びです。すると、ヘラクレスオオカブトのガブリエルが言いました。
ガブリエル「待て未来ちゃん、まだ、ヒメボタルのアダムが残ってるぞ」
「あ!ホントだわ!Oh My God( ◠‿◠ )」
テオ「Princess未来、英語、Perfectだね・・・」
テオは、私の英語力に心打たれていました。
そうです。アダムだけがまだ見つかりません。
「アダム!必ず見つけてやるぞー!」
私は大きな声で言いました。
みんなで探しましたが、どこにも見つかりませんでした。探し疲れてみんながヘトヘトでも私は運動のため諦めずに探しました。
テオ「Princess未来、まだ諦めてなさそうだね」
テオがみんなに話しかけました。
シャルロット「確かにそうね。未来ちゃんは諦めない性格なのかもしれないわね」
アクセル「そうか、未来ちゃんは俺たちと似ているんだな。かくれんぼのハンターだし」
エデン「彼女は他人の思いやりのある優しくめげない妖精だと思うわ」
ガブリエル「優しくめげなくやり遂げる思いやりのある妖精って事か!」
エデン「ええ。未来さんは運動のために体力も行動力がとても良いし、ミアさんと同じく明るくて、元気でしょう?みなさんと同じように頭を使って探しているのよ」
マキシーム「未来さん羨ましいですね。勉強になりますね」
ミア「本当だよねマキシーム!みんなもそう思う?」
みんな「だと思った!」
昆虫のみんなも口々に頷いた。
「あ、みんな!あんなところにいたよ!」
私が叫びました。なんとピカリと光っているのが見えたのです!
ラファエル「本当か未来姉ちゃん?」
テオ「アダムBoyの隠れている場所はどこなんだい、Princess未来?」
「それはね・・・」
私が明るく笑って走り寄ると、ピカリと光っているのが見え、葉っぱに隠れていたヒメボタルのアダムの手を取って引っ張り出しました。
「ヒメボタルのアダム見ーつけた!上手に隠れるのまだまだね!お腹の光のお陰でバレてますからね^_^」
アダム「うわーん、また見つかっちゃった!みんなを見てたらついおかしくなって笑っちゃったな^_^」
私とみんなは可笑しくなって笑い始めました。
「ああ、面白かった。さあ、またじゃんけんするわよ!」
私とみんなはじゃんけんをしました。次はガブリエルが鬼になりました。
ガブリエル「さあ行くぞ!ひとーつ、ふたーつ!」
ガブリエルが数えている間にみんなはどこかに隠れてしまいました。
私は茂みの中に潜り込み、アダムは今度こそ、の感じで、私とは反対の場所に隠れました。
ガブリエルがドタドタと足音を立ててみんなを探しています。
ガブリエル「おっ、テオ、見つけたぞ!」
テオ「Oh No!また見つかっちゃったね。でもGabriel great!」
ガブリエルに一番先に見つけられたテオは残念そうだが彼と笑い合い、後のみんなを探しました。私は息を殺そうとしたが我慢が出来なくなり、声が出てしまいます。ガブリエルが私が隠れている茂みの中を近づき私に叫んだのです!
ガブリエル「妖精の未来ちゃん、見つけたぞ!」
私は茂みの中から出ました。
「あれー、すぐに見つかったわ^_^息苦しくなっちゃってつい声出しちゃったみたい(#^.^#)でもかくれんぼとても楽しい!」
私はとても嬉しそうに私は羽根を羽ばたいて舞を見せて笑いました。
ガブリエル「よーし、後のみんなを探すぞ!」
テオ「OK!」
「どこかな?どこかしら?」
私はワクワクしながらガブリエルとテオと一緒に仲良く探していると・・・・・・
ガブリエル「ミア、ラファエル、アクセル、マキシーム、シャルロット、エデン、それにアダム!見つけたぞ」
みんな「あーあ、また見つかっちゃった!」
インセクトランドのみんなが見つかり、私たちはかくれんぼを沢山楽しく遊びました。
沢山遊んだあとはもうすっかり夕暮れです。私のお腹の音が響きました。
「ああ、楽しかった!でも遊びすぎてお腹空いてきちゃったわ」
私が声かけるとミアとラファエルとシャルロットとガブリエルとアクセル、マキシームとテオのお腹も鳴り始めました。
ミア「本当だね、未来お姉さん!私も」
ラファエル「おいらもお腹空いたぜ」
シャルロット「私もお腹ペコペコ」
ガブリエル「俺様もお腹ペコペコだ」
アクセル「俺もお腹ペコペコだよ」
マキシーム「自分もお腹ペコペコですね」
テオ「僕もI’m very Hungryだよ」
「アダムはどう?」
私がアダムに声かけると、アダムもお腹が鳴っています。
アダム「僕もお腹ペコペコだよ。未来ちゃん、僕たちのかくれんぼとても楽しそうだったし自信満々だったもんね」
「ええ。そうなのよ^_^」
エデン「そうだわ。ヒラヒラひらめいた」
みんな「え?」
エデン「未来さんとお友達になったお礼に私の家でパーティーしたらどうかしら?」
みんな「エデンの家で(Princess)未来(さん)(ちゃん)(私)とお友達になったお礼のパーティー?」
みんなは驚いた。
エデン「そうよ。遊び疲れているのは体力不足の証拠だし、体力を休ませるのも必要ですわ」
みんな「賛成!」
私は驚いた。
「みんな、良いの?」
エデン「勿論ですわ」
ガブリエル「ああ!勿論だぞ未来ちゃん^_^」
ラファエル「新しい友達とかくれんぼして楽しかったからな!」
マキシーム「エデンの手作りお食事は、とても美味しいんですよ」
「へえ、そうなの?」
みんな「勿論!」
「ええ!分かった!私も連れてって頂戴!私もみんなと同じく遊び疲れてお腹ペコペコだったの!」
みんな「やった〜(*≧∀≦*)」
みんなは嬉しそうに歓声を上げて手を叩き合いました。
テオが私に手を差し伸べます。
テオ「さあ、Princess未来、こっちだよ」
私は嬉しそうに笑い、テオが私の手を取り、みんなと共に私をエデンのお家に招きました。
その夜、エデンの家の外で、私たちはエデンが作った食べものを沢山食べました。
「頂きます!(食べてみる)うーん!とても美味しい(^^)私の住む人間界はこんなのあまり食べないのにこんなに美味しいエデンの手作りのお料理初めてだわ!」
私は嬉しそうに笑いました。みんなは口々に「美味しいと言ってくれて良かった」と言いました。
エデン「まあ未来さん、喜んで感謝してくれて私も嬉しいわ!私も頂きます^_^」
エデンは嬉しそうに笑いお腹いっぱいにみんなと一緒に食べました。
アクセル「未来ちゃんは、人間界からここに招かれたんだよな」
私は頷いたが・・・
「ええ!ねえみんな。何故私を人間界から来ていたって知ってたのかしら?」
マキシーム「アダムから聞いたのであります。アルバイトが上手くいかなくて泣いていて自分たち昆虫が出てくる絵本読んでくれてるんだって。自分たちは未来さんがインセクトランドに来てくれてとても嬉しいんです」
ミア「そうそう。インセクトランド以外に他の世界から来た友達でも私たちは大歓迎だからね」
「まあ!」
ガブリエル「ミアの言う通りだ。俺様も未来ちゃんという明るくて諦めない心を持つ優しい妖精に会って、友達になってとても良かったぞ」
アダム「僕たち君と友達になって、楽しくかくれんぼしてくれたからこそ、インセクトランドはいつも平和でいられるんだよ」
シャルロット「そうよ。友達になってみんなと沢山遊ぶ事はとても幸せだし、例えあなたが人間界から来た女の子だとしても、あなたは優しいし、私たちを愛してくれる友達が私たちと仲良くしてくれているから喧嘩しなくて仲良く出来たと思うわ」
「マキシーム、ガブリエル、アダム、シャルロット・・・そうかしら?」
テオ「そうさ。Princess未来は僕たちの一番優しいBest Friendさ。英語のSpeakもvery Good Voiceだったからね」
私は彼の言葉に顔を赤く染めて嬉しそうに笑い、そしてテオにも口に出して言いました。
「ありがとう!嬉しいなテオ(#^.^#)私もテオの英語、very Good Voiceだったわよ!」
テオが嬉しそうに笑います。
ラファエル「おいらも未来姉ちゃんという優しい妖精と友達になれたお陰で友達心取り戻したんだぜ」
「ラファエルそう?」
ラファエル「その通りさ。未来姉ちゃんはとても優しいし、おいらたちと良く似ている友達だからな」
エデン「未来さん、私もこんなにオシャレでとても優しくて素敵な友達に会えて仲良くなってくれてとても嬉しいわ」
アクセル「俺も未来ちゃんと会って友達になって、かくれんぼしてとても楽しかったよ!最悪な日を送っててもとても優しい友達でいてくれてありがとう!」
みんな「ありがとう!」
「私こそ、みんなとお友達になれてかくれんぼで遊んでとても楽しかったわ!いつまでもみんなと友達でいたい!インセクトランドのみんなと、仲良く出来てとても幸せよ!さ、冷めない内に食べますか!」
みんな「賛成!」
私とインセクトランドのみんなは仲良くパーティーを楽しんでお腹いっぱい食べました。
お腹がいっぱいになると、私とみんなは、テオが作ったハチミツティーを飲みました。
「ふー、お腹いっぱいね」
アダム「そうだね」
ミア「ミアもお腹いっぱいだよ」
インセクトランドのみんなも口々に「美味しかったわ」「本当に美味しかったな」等言いました。
みんな「ごちそうさまでした!」
私とインセクトランドのみんなは夕食食べた後のご挨拶をしました。
テオ「そうだ。Princess未来、僕と歌わない?」
「テオ?私と歌うの?」
テオ「Of Course」
私は微笑みました。
エデン「私もテオさんと未来さんの歌声聴きたいですもの」
アダム「僕も、テオと未来ちゃんの歌声聴きたい!」
インセクトランドのみんなが口々に、「私も聴きたい!」「僕も!」「俺も」「俺様も聴きたい!」「おいらも聴きたいぜ!」と言いました。
「あら、みんなもそうなのね。分かったわよ!テオ、私もあなたと歌いたい!」
私は自信満々に言いました。
「でも、テオ、何の歌を歌うの?曲決めてないんじゃないわよね?」
みんなも私の質問に同意しました。
テオ「君が歌で伝えてもらいみんながコーラスしてもらうような曲さ。曲名は・・・『想いを伝えて』」
インセクトランドのみんなは明るくなり、私は立ち上がりました。
「『想いを伝えて』?この曲ディズニー映画「魔法にかけられて」の挿入歌だから私も大好きなの!」
テオ「Wonderful!とても音楽がLOVELYなんだね」
私は嬉しそうに頷いて準備完了をしました。
二人「イッツ・ショータイム!」
テオは私の手を握り、まず私が歌い出しました。
「♪ 想いを伝えて
あなたの気持ちを♪」
次にテオが歌い、私が歌い、二人で歌いました。
テオ「♪想いを伝えて♪」
「♪あなたの気持ちを♪」
二人「♪彼女を本当に♪」
テオ(私)「♪大(好き)だと♪」
二人「♪想いを伝えて
あなたの気持ちを
彼女を本当に
大好きだと♪」
「♪どんなに深く愛してるか
言葉にして伝えましょう
黙っていては♪」
テオ「♪どうしてわかるの あなたの想いが♪」
「♪届かないの 愛は♪」
テオ「♪伝えて彼女に 愛していると♪」
「♪きれいだねと書いた
手紙あげましょう
黄色い花 送りましょう
さぁ!
想いを伝えて 少しずつでも
そうすれば
届くの 愛が♪」
間奏が始めると私とテオはダンスを踊りました。
テオ「♪なんにも言わなきゃ どうにもならない♪」
テオの歌に合わせてインセクトランドのみんなも歌い出しました。
テオとみんな「♪毎日伝えて 愛してると♪」
「♪永遠の幸せつかむため
誰もが本当の愛求める
あなたの想いを♪」
テオ「♪なんにも言わなきゃ どうにもならない♪」
「♪伝えてもっと♪」
テオ「♪毎日伝えて 愛していると♪」
「♪そうね♪」
二人「♪一緒にダンスにいくのはいかが?
愛の歌をうたうのも いいわ♪」
みんな「♪想いを伝えて 少しずつでも
そうすれば 届くの♪」
「♪愛が
届くの♪」
「♪あなたの想いを
伝えてもっと
彼女の瞳と同じ色の服で
ピクニックに出かけてみましょう♪」
みんな「♪想いを伝えて 少しずつでも
そうすれば 届くの
そうすれば 届くの
そうすれば 届くの♪」
「♪愛が♪」
テオ「♪必ず届くよ あなたの気持ちが♪」
「♪届くの♪」
テオ「♪なんにも言わなきゃ どうにもならない♪」
「♪届くの♪」
テオとみんな「♪必ず届くよ あなたの気持ちが♪」
「♪愛が♪」
みんな「♪どんなに深く愛してるか♪」
歌が終わると、アダム、シャルロット、ミア、ガブリエル、ラファエル、マキシーム、アクセル、エデンは拍手を送り、テオがお辞儀をして、次に私がお姫様のようなお辞儀、そして二人と手を繋いでお辞儀をしました。
テオ「みんな、ありがとう」
「Thank you very much,everyone!本当にありがとう!」
エデン「とても素敵だったわ、未来さん、テオさん」
ガブリエル「未来ちゃんとテオの歌声、とても良かったぞ!」
ミア「未来お姉さんとテオの歌とても良かったよ!」
アクセル「よ、歌うまコンビ!」
私とテオは照れた。
アダム「僕たちも未来ちゃんとテオと歌えてとても楽しかったよ!アンコール!アンコール!」
みんな「アンコール、アンコール、アンコール!イェーイ(^○^)」
インセクトランドのみんなの手拍子とアンコールの声が響き、テオと私は特別に短いデュエットダンスを踊りました。その後、私はインセクトランドのみんなに絵本を見せてもらい、とても楽しい一日を過ごしました。私とみんなはエデンの家にお泊まりする事となり、疲れ果てて眠りにつくのでした。
次の日、私は早起きをして、紅茶を作る準備をしています。私は人間界では紅茶を作る経験があるからです。すると、エデンが起きてきました。
エデン「未来さん、ごきげんよう」
「エデンおはよう!」
エデン「未来さん、早いのね」
「ありがとう。早起き慣れているからよ」
エデン「そうよね。早起きは体に良いですわよね。そうだわ。ヒラっとひらめいた!」
「エデンどうしたの?」
エデン「未来さん、私と共に料理作りませんか?」
「ええ、!分かったわ!私一人より友達と一緒に料理作ると美味しくなると思ってたのよ!」
エデン「未来さん、ありがとう、優しいのね。では料理作りましょうか!」
「はーい(^○^)」
エデンは私と沢山教え合いながら共に明るく料理を作りました。その匂いにつられて、アダムとガブリエルが起きてきました。
ガブリエル「美味しそうな香りだな」
アダム「おはようガブリエル」
ガブリエル「おはようアダム」
アダム「ガブリエル、見て。エデン、未来ちゃんも一緒にいるよ!もしかして、美味しそうな香りってエデンと未来ちゃんの料理の香りじゃないかな」
ガブリエル「本当だなアダム。未来ちゃんエデンのお手伝いしてるかもしれないな」
アダムが頷くと、ミアとシャルロットとアクセルも起きてきました。
アクセル「アダム、ガブリエルおはよう。どうしたんだ?」
ガブリエル「よおアクセル、ミア、シャルロット。見てくれよ」
アクセル「エデンと未来ちゃん!息ピッタリに何やってるんだろう?」
ミア「未来お姉さん、エデンと料理してるよ」
アクセル「エデンと料理なんて、エデンを手伝ってくれてるんだな」
ミアとガブリエルとシャルロットとアクセルは頷き合い、アダムと共に美味しそうな匂いを嗅いでみました。
アダム、ミア、ガブリエル、シャルロット、アクセル「うーん、とても美味しそうな匂い・・・」
料理も完成に近づいてきた頃から紅茶も作りました。
仕上げに近づいてきた料理の香りや友達の声につられて、ラファエルもテオもマキシームも起きてきました。
マキシーム「皆さんおはようございます!」
ラファエル「おはよう!」
テオ「Good Morning」
シャルロット「マキシーム、テオ、ラファエルおはよう。こっち来て」
シャルロットの合図に、テオとマキシームとラファエルも影からエデンと私を見ています。
ラファエル「お、エデンと未来姉ちゃんじゃん!」
マキシーム「すごく良い匂いですね。もしかしてエデンと未来さんが料理の準備してくれてるのですね」
テオ「Blabo!Princess未来、エデンのお手伝いしてくれているなんて。さすがみんなのBest Friendだね」
インセクトランドのみんなはテオの言葉に頷いて料理の匂いを嗅ぎました。
インセクトランドのみんな「うーん、とても美味しそうな匂い・・・」
テーブルに並べて朝食の準備が完了し、エデンと私が見渡すと、インセクトランドのみんなが起きていた事を気付きました。
エデン「あら、皆さん、ごきげんよう」
「Good Morning,みんな!」
アダム「エデン、未来ちゃんおはよう」
ミア「エデン、未来お姉さんとお料理してたの?」
エデン「ええミアさん、未来さんとても親切に引き受けてくれたのよ」
アクセル「(笑って)未来ちゃん優しいな」
「私たちが作った朝食完成したから並べてたの!」
エデンも頷きました。
シャルロット「へえ、すごいじゃない!実は私たち、エデンと未来ちゃんが料理仲良く作ってるの見ていたの」
「シャルロット(#^.^#)」
ラファエル「おいらたち、美味しそうな匂いしてたから起きて影から見ちまってたんだ!」
エデン「あら、みなさん(#^.^#)」
エデンは私と笑い合いました。
「影から見守ってくれてたなんてとても嬉しいわ!さあ、みんな、準備完了したから、冷めない内に一緒に食べましょう!」
私が呼びかけるとみんなは、走り出てきました。
インセクトランドのみんなは朝食の前に立ちました。
「じゃあ、みんな揃ったから・・・」
エデン「未来さん、私にやらせて良いかしら?」
「どうぞどうぞ^_^」
エデン「それでは、昨日かくれんぼを遊び、私の家にお泊まりの旅行し、友達のためのパーティー楽しんだお礼、未来さんと共に作った料理を美味しくなりますようにという願いを込めて」
私はエデンを見て微笑んで見つめます。
エデン、私「頂きます!」
みんな「頂きまあす!」
みんなは私とエデンが作った料理を食べてみました。
ラファエル「うーん、とてもうめえな」
マキシーム「感動です!とても美味しくなってますね」
マキシームは嬉し涙を流します。
アダム「本当にもっと美味しくなってるね」
シャルロット「エデン、未来ちゃん、とても美味しいわ」
エデンと私は嬉しく笑います。
アクセル「うわあ、すごく美味しくなってるな!」
テオ「Wow、Princess未来とエデンが作ったBreakfast、Very Deliciousだよ」
ミア「本当だ!ものすごく美味しくなってるね!」
ガブリエル「本当だよな!とても美味しくなってるぞ!ありがとなエデン、それに未来ちゃん!」
みんな「本当にありがとう!」
私は明るく微笑み、エデンも私と手を繋ぎ合いながら微笑み、朝食を食べました。みんなは、エデンと私が作った紅茶を飲むと、私とエデンもそれを飲み、幸せな日を過ごすのでした。
おわり
次回からミニアニメ『インセクトランド』の本編が始まります!
如何でしたでしょうか?登場人物を紹介いたしましょう。
※私自身のイメージはこんなキャラクターです。
三原未来(ミハラミク)
本作の人間側の主人公。オリジナルヒロイン。フラダンスを習い、アルバイトもしており、内気な26歳。学生時代いじめられっ子であったため、コミュニケーション苦手でもありそれがきっかけでコンプレックスを抱く。インセクトランドのみんなと仲良くなりたいと家族と願っている。インセクトランドの世界に来た途端昆虫サイズの人間性の妖精となる。インセクトランドのみんなを呼び捨てで呼ぶ。美人だが勝負は最初は怖かったが克服出来た。あまり怒らない優しい性格で、ギンヤンマのアクセルに対して頭が上がらない。モンシロチョウのエデンと一緒にいる事が多い。
主人公の念願のインセクトランドの仲間たち
アダム
cv.泊明日菜
インセクトランド側の主人公のヒメボタル。恥ずかしがり屋。ドキドキすると、お腹が光る。『インセクトランド』の絵本を読んでいる主人公をその国へ導く。
ミア
cv.久野美咲
ナナホシテントウ。いつも明るい、ハッピーガール。妖精になった主人公を「〜お姉さん」付けで呼んでいる。主人公に心配されて怒られる事もある。
シャルロット
cv.美山加恋
ハナカマキリ。かくれんぼが得意。皆のお姉さん的存在。主人公に助けられる事が多い。
テオ
cv.七海ひろき
マメコバチ。インセクトランドの貴公子。サービス精神旺盛なハンサムボーイ。妖精の主人公の事を『Princess』と付けて呼び捨てで呼び、英語が上手な彼女を見て驚く姿を見せる。ヒメボタルのアダムの事をアダムBoyと呼ぶことも。みんなの事を英語の発音で呼んでいる。英語だけじゃなくフランス語も出来る。歌とダンスが得意。主人公と仕事をお手伝いしている。
エデン
cv.高橋李依
モンシロチョウ。皆の憧れ。優しくエレガントな女の子。ダンスが得意。オシャレをするのも本を読むのも大好きで、知らないことを調べたり、物語を楽しんだりしている。妖精姿の主人公とみんなを「さん」付けで呼んでいる。主人公と一緒にいる事が多い。
アクセル
cv.花江夏樹
ギンヤンマ。ビュンビュンと素早く飛ぶ。インセクトランドをパトロールしている。かなりせっかちな一面も。あわてんぼうだがピンチの時にひとっとびで駆けつける事が出来てその役に立っていて時間を守っている。主人公に怒られる事が多いが、仲が良い。
ガブリエル
cv.奈良徹
ヘラクレスオオカブト。大きくて勇敢な森のお兄さん。ちょっぴりいばりんぼうだが心優しい性格。後に主人公と困っている友達を助ける手伝いをするようになる。
ラファエル
cv.斉藤貴美子
オオクワガタ。ヤンチャなガキ大将的存在の男の子。怖そうに見えるが素直で優しい性格。妖精姿の主人公を「姉ちゃん」付けで呼んでいる。主人公に励ましたり、理由を聞いたりするなど仲が良く、良き理解者である。
マキシーム
cv.菊池こころ
ハキリアリ。一生懸命ながんばり屋。エデンと同様、妖精姿の主人公を「さん」付けで呼んでいる。小さな体をちょっぴり気にしているのが悩みの種。敬語で話す。主人公が高熱を出す頃は諦めかけるみんなに説得するなど心配性な一面がある。