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私はある人に恋をした。
真夏の日の午後でした。
木陰で休むあなたを見かけました。
私の視界がパッと開けました。
熱い、私は最初ただの熱中症かと思いました。
違う。違う。
初めての感情。
その日からあなたを見ると胸が苦しい。
…
数日がたちました。
もうすぐ花火大会があるようです。
私は震える声で言いました。
「花火大会一緒に行きませんか」
返事は「いいよ」でした。
またこの感情が込み上げてくる。
喜びと緊張が混ざりあい、苦しい夜でした。
当日になりました。
花火が打ち上がる。
数秒後私は口を開き言いました。
「好きです」
あなたは言いました。
「ごめん、友達としか思ってない」
悲しみと緊張が解けたようなきがしました。
苦しい。苦しい。苦しい。
私の想いは打ち上げ花火のようでした。
でもあなたの想いは線香花火のようでした。
ちっぽけな想いでした。
勝手に好きになって、勝手に泣いて、勝手に苦しくなって、あなたの花火大会を台無しにしてごめんなさい。
ごめんなさい。ごめんなさい。
ありがとう。
さよなら