ある日のこと
僕とジミニヒョンは
2人きりで部屋にいた。
大した理由もないけれど
用がない時はだいたい僕はヒョンの部屋に行く
意味のあることを話すわけでもなく、
僕は部屋の大きなベッド、ヒョンは椅子に、腰掛けてぼーっと時間を過ごしていた
ふと思いついたことを口にする
🐰『ねぇヒョン、』
🐣『んー?』
スマホから目を離したヒョンが僕を見る
🐰『こーやってほんとの兄弟みたいに仲良い2人が、』
🐣『うん、』
🐰『2人きりで部屋にいたら、』
🐣『うん』
🐰『キスしたくなったりしちゃうことあるのかな』
大した意味もなくそれを話し、携帯に目を落としていた僕は、ヒョンが困ったように黙ったのに気づかなかった
ヒョンが静かに僕の前に立ったので、やっとその沈黙に気づく
🐰『ヒョ、、ヒョン?』
座ってる僕はヒョンを見上げる体制になる
いつになく真剣な目に、僕は戸惑う
🐣『そうだね、したくなるのかもしれないね』
🐰『、、え』
🐣『僕はグガとしたいからね』
そっと肩に手が置かれビクッとなる
🐰『ひょ、、ヒョン、、なんて?』
🐣『僕は、ぐがとキスがしたいって言ったんだけど?』
あまりのことに僕はヒョンから目を離すことができない
ヒョンの片手が、僕の肩から後頭部に移された
🐰『ヒョン、、』
囁くようにしか声が出ない
🐣『嫌なら避けて』
ヒョンの綺麗な顔がゆっくりと降りてきて
唇に柔らかい温もりを感じた
『チュ、、チュッ、、』
状況が理解しきれていない僕には、避けるなんてことできなかった
ただただぼーっとヒョンのキスを受け入れる
『ン、、、あ、、ハァ、、』
長く甘いキスに思わず声が上がってしまい、
かすかに口が開く
『ン、、ンンッ、、』
ヒョンの舌が待っていたかとでも言うかのように入ってきて僕は焦る
初めての舌が絡まる感触に戸惑うが、力が抜けたように僕は動くことが出来なかった
ヒョンは目を閉じて酔ったようにキスを続けている
『ンチュ、、ンッンッ、、レロ、、』
甘い声が部屋の雰囲気までを飲み込む
『ン、、、ンッ、、、ハァ、ハア、、』
『ハァ、、ハァ、、ヒョン、、な、、んで、』
唇が離れて銀色の糸が二人の間を伝った
🐣『ごめん』
🐰『え?』
🐣『我慢できなかった、、ずっと好きだったから、、//』
さっきまでの妖狐なヒョンはどこへやら、
今僕の目の前に困ったように立ち尽くしているヒョンは可愛いひよこそのものだった
🐰『僕のことが、、好き、、?』
🐣『う、、ん、、困るよな、、ヒョンなのに、、ごめん』
泣きそうなヒョンに何故か僕は興奮する
そうか、、僕もヒョンが好きだったんだ
自分のヒョンを求める感情に気づいてしまった今、
目の前に弱々しく立つヒョンは
無防備な獲物でしかなかった。
ガバッ
🐣『ん、、んわ、、!』
腕を少し強く引っ張りベッドに押し倒し、ヒョンの体に覆い被さる
慌てて逃れようと身じろぐヒョンに、ゆっくりと顔を近づける
🐰『そこまでしといて、』
🐰『ごめんで済むと思いますか?』
🐣『グ、、グガ、、』
ヒョンの目が潤む
探るように手を下ろし、ヒョンのモノを服の上から撫でる
🐣『ア、、、、ンッ、、グガぁ、、や、、』
🐰『こんなにして、、ひとりじゃどうしようもないでしょ?』
撫でるだけで気持ちよさそうに喘いでいるヒョン
🐰『手伝ってあげるから、抵抗しちゃダメだよ?』
🐣『てい、、こう、、なんか、、ンアッ、、
できるわけ、、ない、、ンンッ』
🐰『ん、、いい子です、、』
唇にキスを落としながら、ヒョンの服のボタンへと手をかけた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈fin
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