テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ゆり
103
꒷꒦ いろはす ꒷꒦
526
171
110
注意
誤字脱字あり
口調迷子
キャラ破壊
晴明愛され
ネタバレ含む
___________________
晴明side
勝負が始まった。
ルールは実に簡単だ。
そう、
簡単でしょ?
数分前
填「では_。鬼ごっこをしましょう♡」
ルールを決めていいと言ったが正直驚いた。
子供がよく遊んでいる内容。
鬼が逃げる子を捕まえたら鬼の勝ち。
時間まで逃げきれたら逃げた子の勝ち。
だが、僕たちが行う『 鬼ごっこ 』は遊びとは違う。
填「そうですねぇ、ルールは_」
填「,,,私たちの命を”賭け”ましょうか笑」
命を”懸け”たゲームだ。
そして今に至る。
鬼は填星。
逃げるのは僕1人。
白虎の周りには一応結界を張っておいた。
目覚めた時に巻き込まれてはいけないからね。
晴(鬼ごっこ開始からもうすぐ5分が経過する。)
範囲はこの神人妖島内のみ、その敷地内を出た場合は負けと見なす。
妖術神術、なんでもありの鬼ごっこ。
タッチ、または戦闘不能の状態になったら僕の負けだ。
制限時間は二時間。
少し長いがそれくらいは逃げきってやるつもりだ。
晴(負けるつもりなんてさらさら無いけどね。 )
まぁ大丈夫だとは思うけど、
填星が観客を巻き込むようなことはしない、よね。
填星side
填「~♪」
はぁ~♡いい気分♡
まさかこのタイミングで晴明と出会えるとは思っていませんでしたからねぇ。
観客を巻き込むようなことはしない、という彼との約束がある限り下手な真似は出来ません。
ですが、、、、
観客を演出者にしてしまえば?♡
填「あはっ♡我ながらいい考えでは?♡」
そーいえば、銀狐さんと金狐さんはどうなりましたかね。
見に行きたい気持ちも山々ですが…。
晴明を見つけるのとついでにでも行きますかね。
填「~♪」
あ、
填「演出者を集めなければいけませんでしたね♡」
黒狐side
画面の向こうの君たち。
久しぶりだな。
前回といい俺の登場は超すくねぇ!!!
酷いだろ!?
まぁオリキャラぶち込むなって話だけどさ。
まぁそんなことは以外とどうでもいいんだけどさ。
嫌な予感がするんだよ。
晴明が危ないんじゃないかって。
俺が晴明のなんだってか?
俺は晴明の式神みてぇなもんだ。
今現在青龍とお面の人と三つ編み、倒れてる2人といる。
だが、とにかくうるさい。
耳のいい俺たちにはそれが堪らなく響くのだ。
玄武たちがこちらに向かっているのを待っているが全然来ない。
何をやっているんだ全く。
でも、こんなに騒がしい奴らといて晴明は楽しそうだった。
俺と一緒にいてくれた時と同じ笑顔をしていて、悔しかった。
彼奴が百鬼学園にいるのが俺にとっては悲しいことだった。
主のような存在が常に遠くに感じて、寂しかった。
もう少し、
素直になってれば少しは違った人生だったのかもな。
きっと、見たこともない。
ハッピーエンドの人生。
なぁ、晴明。
填星side
填「さぁ~て、何処かなぁ♡」
燃えた村。
少しの火が飛び舞う森。
灰のように真っ黒に染まり果てた家。
たまに見かける赤く、ドロドロとした液体。
全て見て周り隅々まで確認する。
填「…はずれ、、、次々~」
これはかくれんぼじゃない。
隠れても無駄だ♡
填「…、みぃ~け♡、ッ」
ガサッ
草をどけ覗いて見ればそこにいたのは晴明、ではなく金狐と銀狐であった。
心のなかで晴明でないことに軽く舌打ちをし、2人の肩を優しく叩いてあげる。
填「,,,こんなとこで寝ては風邪を引きますよ?」
観客が風邪を引いては演者が困ります。
金「,,,ん、~。」
填「,,,困りましたねぇ~。金狐さん銀狐さん。晴明が来てますよ♡」
この人たちも彼を目的にこの地までやってきた。
銀「え!?安倍晴明が!?」
当然参加するに違いない。
金「填星!行くわよ!!!」
填「…はいは~い♡」
新たな共演者を見つけ、晴明を捕まえる戦いが今、幕を開ける。
白虎side
暗い。
寒い。
何処だここは。
私は、何をして…。
彼奴が来て、晴明を守ろうと…。
それで、ッ。
それで、、
『晴明を傷つけた』
白「ッッツ‼‼」
勢い良く起き上がったせいで目の前の木に直撃。
白「~~~~~ッッ‼‼」
ぶつけた額も、胸の奥もジンジンと熱い。
晴明に謝らないと。
白「…迷惑かけてしまった、ッ」
もう失敗は許されない。
まずは青龍たちと合流した方がいいか、?
いや、晴明の助太刀にいくか?
でも、また足手纏いになったら?
白「…余計なことは考えるなッ、」
虎の姿になり、向かった。
晴明のとこまで。
玄武side
玄「…この川を越えたら青龍たちと合流するだろう。」
なんだ、この空気は。
急に背筋が凍るような異様な空気。
豆「…佐野くん、」
この狸も気付き始めたか。
隊「…、」
…。
玄「渡るぞ」
1人づつ川を越え、今度は岩や木の根でデコボコとした道を歩き始める。
隊「…佐野くん。あの人の近くにいてね」
佐「?おう、」
何を考えている、コイツは。
隊「……じゃぁね☆」
は、?
佐「は!?!?おいっ!! 」
何を考えているのか。
アイツはアイツなりに何か考えているのだろう。
豆「…佐野くん今は秦中先生たちと合流を優先した方がいいよ、」
佐「あ、あぁ、」
黒い羽を羽ばたかせ、空に飛んでいったアイツを見上げるが、もうすでに米粒サイズだ。
玄「…行くぞ」
佐野side
隊長が何処かへ行ってしまうが、玄武は少しの動揺さえしない。
気にしていないのか。
それとも。
気にしないようにしているだけなのか。
ガサッ__
茂みを避けつつ先へ先へと進んでいく。
「___‥~___」
「__~~~‥」
なにやら騒がしいと言ってもいい程の会話が、近づく度に鮮明に聞こえてくる。
一体なんの話を___
「「…マジかよ」」
俺と豆の声が綺麗に重なった。
まぁそうなっても無理はない。
なぜならば、目の前で繰り広げられているのはまさかの『 あっち向いてホイ 』。
どんな顔してみればいいでしょうか。
学園長、恵比寿、青龍という珍しいメンバーが互いに向き合ってあっち向いてホイをやっているのだ。
青「あぁーーッ!!玄武ー!!遅いですよー!」
角を生やした青龍が涙を目に溜め、玄武めがけて飛び付く。
学「クソッ!また負けたッ!」
恵「あはは~僕運いいからね~」
目の前の光景は本当に現実なのだろうか…。
目の前の学園長と恵比寿はあっち向いてホイをやっているし、青龍は泣いてるし、なんとなく見ないふりをしていたが教師はぶっ倒れてるのか寝てんのかわかんねーし。
晴くん、いや、
『 晴明 』もいないし。
どうしろって言うんだよ。
俺は、どうしたらいい?
晴くん。
晴明side
あれから森やら川やらを登りや渡れを繰り返した。
晴「…撒いた、かな… 」
やっと一息つける。
填星が何をするのかなんて大方予想はつく。
勿論観客や住民を巻き込むことはしないだろう。するとすれば…、、
『 演出者を増やす 』
ことかな。
晴「…いつまで経っても変わらない、君の “ ショー ”は」
おろした腰をゆっくり上げ、大きく息をすって、また大きく吐く。
いつまでも追いかけられてちゃつまらないさ。
晴「次は僕の番かな」
バサッ…、
バサッ
なんの音_、
隊「晴明君♪」
は?????
晴「…なん、ッで…、!」
なんでここにいるの!?
僕の生徒たちは!?
隊「…今、どんな感じなの、?」
こんな朱雀あまり見たことがない。
真剣で、何かを守ろうとする瞳。
晴「今は彼と鬼ごっこ中、制限時間は二時間、その間に捕まらなければいい」
他にもまだ話したいこともあるし、話さなきゃいけないことも山積みだ。
なにより、『 謝らなくちゃいけない 』
晴「…朱ざ__」
つんッ、
朱雀の人差し指が僕の口元に触れる。
話すなとでも言いたいのだろうか。
隊「今じゃない、」
いつか昔に見た彼のふにゃりとした笑った顔を、もう一度見られるなど…、
ダメだ、ょ、…。
目から水が出る(((((
隊「えぇ!?なんで泣いてるの!?!?そんなに僕に会えて嬉しかったの?」
ニヤニヤしながら言ってくるのは腹が立つが、実際そういうことなのだろう。
晴「…、はぁ゛~、」
隊「えぇ!?タメ息!?なぜに!?」
知らない。
わからない。
しょうがないじゃん。
君に会えたことも、話せたことも、全部、全部っ、!
晴「 嬉しいんだもん 」
隊( …泣いたり呆れたり笑ったり…、忙しいヤツ… )
さぁ、!!!腹を括れ!
安倍晴明、!!!
__________________
お久しぶりです~!
ほんっとに、申し訳ございませんでした。
あまり時間がなかったり、中々続きをどう書けばいいかわからず、という感じで投稿できずにいました…。
書かない内に書き方が変わってしまったりして、文がおかしくなっているかもしれませぬ…。
久しぶりの投稿ということで少し長めに書かせてもらいました!
また暫く投稿が止まるかもしれません…。
本当に申し訳ないです…
読み切り作品ももうすぐ出せると思うので是非読んでくれると嬉しいです!
ではまた!!
コメント
1件
ああ、第10話、読み終えました…!いやもう、最初から最後までゾクゾクしっぱなしでしたよ。命懸けの鬼ごっこって発想、シンプルなのにすごく怖くて。填星の「観客を演出者にしてしまえば?♡」って台詞、ゾッとしました。あの人の怖さって、言葉の端々にひそんでる感じがたまらないですね。 黒狐の「ハッピーエンドの人生、見たこともない」っていう独白がすごく刺さりました…。彼、めちゃくちゃ報われてほしいです。白虎が「もう失敗は許されない」って決意して走り出すところも胸が熱くなりましたし、玄武サイドであっち向いてホイって(笑)。いい緩急でした。次が気になりすぎます〜!