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#二次創作
七瀬🍏
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ほのぼの系書くつもりだったのに癖に抗えませんでした。すみません。
モブ✖️jntさん(未遂)です
この話は前半、後半に分けようと思ってます(今回は前半)
後半はがっつりsnjnの予定です
結構人を選ぶシチュだと思うので、大丈夫そうな方のみどうぞ!
吉田仁人side ________________
『….えぇ、はい、ありがとうございます』
煌びやかなシャンデリアの光に照らされたせいか、少し頭がくらくらする。
あぁ、今飲み干したシャンパンのせいかもしれないな。ここ最近度数の強いお酒なんて暫く飲んでなかったし。
僅かに感じた頭痛を顔に出さないよう、ニコリと笑みを作る。
目の前にいるのは、とあるテレビ番組のプロデューサー。M!LKとしてもかなりお世話になってきた人だ。
今日はとある番組制作会社が主催している業界人の交流会に参加している。
ホテルに備え付けられたホールには沢山の人がいる。
M!LK5人で呼ばれたはいいものの、パーティーが始まるとすぐに散り散りになってしまった。
俺はこのプロデューサーに声を掛けられ、会場の隅で2人でグラスを交わしていた。
「ねえ仁人くん。よかったらこれも飲まない?」
『ええっとあまりお酒は強くなくて』
「大丈夫、これそんなに度数強くないし」
さっきからこの人はずっとお酒を勧めてくる。
俺もそんなに酒は強くないのに。
こんな人が大勢いる所で酔いたくはないが、お世話になっている人だからこそ断りきれない。
俺の対応のせいでM!LKが番組に呼ばれなくなったら…と良くない考えが頭をよぎり、俺は差し出されたカクテルを手に取ってしまった。
グラスを傾けると、甘ったるい柑橘の味が口いっぱいに広まった。
「どう、美味しいでしょ」
『….そうですね』
ニタリと笑みを浮かべ、俺に近付いてくる。
何故だかその笑顔に嫌悪感を抱いてしまい、俺は一歩後ずさった。
その瞬間、目眩に襲われ足元がふらつく。
そんなに早く酔いが回ったのだろうか。
「おっと大丈夫かい」
そう言って俺の腰に手を回して来る。
振り払いたいが、視界が揺れて力が入らない。
「思ったより早く効いてくれるんだね」
その一言で何か盛られたのだろうということを感じ取った。
人生の約半分を芸能界で過ごしている以上、薬を盛られることがあることは知っていたが、まさか俺がその対象になるなんて微塵も考えていなかった。
クソ、こんな男に盛って何が目的なんだよ。もしかしてこのプロデューサー、ソッチ系?
腰に回っている手に入る力が強まったのを感じる。
気持ち悪い、と思う気持ちとは裏腹に自分の体は熱を持ち始めた。
頭はふわふわしてマトモな思考が出来なくなっていく。
「顔色悪いね?ボクと部屋で休まない?」
そう言いながら腰元に触れていた手がだんだん下に下がってきた。
このセクハラ親父、と叫び出したいのに口元から漏れ出る声は微かなものだった。
『….っ…..やめてください』
なんとか声を振り絞ったはいいものの消え入る様な声で抵抗するにもしきれない。
臀部に沿わされた手に気持ちよさを感じてしまっている自分にも吐き気がしてきた。
しかし、そんな思考とは裏腹に頭の中は段々と不明瞭になっていく。
「何してるんですか」
聞き慣れた、それでいて普段よりも低く、怒気を帯びた声が耳に飛び込んできた。
そのまま俺の体に触れていた手は誰かにガッと捕まれ、離れていく。
俯き気味になっていた顔をパッと上げると、見覚えのある顔が二つ並んでいた。
『….っぅ、、はやと…?だいちも』
どうやらプロデューサーに声を掛けたのは勇人で、その手を掴んでくれたのは太智のようだ。
勇人も太智もいつもとは打って変わって、表情からは感情が全く読めない。
2人の真顔なんて見たのはいつぶりだろうか。
それでも、安心できるメンバーが来てくれたことに、とてつもない安心感を覚えた。
「仁ちゃん、大丈夫?」
気付けば柔太郎の声もして、俺とプロデューサーの間に壁になるように歩み寄ってきた。
柔太郎が俺の顔を覗き込み、心配そうな声色で話しかけてくる。
「本当にごめんね、気付けなくて」
舜太なんか今にも泣き出しそうな顔をしている。
そんな心配すんな、大丈夫、と声を掛けてやりたいのに本格的に熱を帯びてきた体はそれを許してはくれなかった。
ただただ浅い呼吸を繰り返すことしかできない。
そうしていると突然プロデューサーが声を荒らげた。
思わず体を震わすと、聞かなくていいよ、と舜太が耳を優しく覆ってくれた。
向こう側で勇人が何か言っているようだけど、何も聞き取れなかった。
「勇ちゃん、後はスタッフさんに任せよう。」
柔太郎が勇人達の方を振り向く。
勇人が分かった、と短く告げると、プロデューサーの手を掴んでいた太智もその手をパッと離した。
「マネージャーには連絡入れておいたから、早く部屋戻りなよ。」
「仁人、ちゃんと捕まってて」
そう言うと、勇人は俺の背中と膝裏に手を回し、俺を抱え上げた。
所謂お姫様抱っこというやつだがもうなりふり構っていられない。自分でも限界を感じていた。
未だ賑わっているホールを抜けて、部屋までたどり着くと、勇人は俺をベッドにそっと下ろした。心配そうに俺を見つめている。
「……仁人、大丈夫か?とりあえず水でも持ってくるから」
そう言ってベッドから離れようとした勇人のシャツの裾を思わず握りしめた。
身体の中を駆け巡る熱は先程よりも明らかに増していて、耐えられそうになかった。
『…たすけて』
口から溢れでた俺の言葉に目を見開いた勇人の顔をじっと見つめる。
そうしていると、ゆっくりと俺の方を振り向き、ベッドへと歩みを進めてくる。
ギシリ、と音を立ててベットに乗り込んできた勇人の目はまるで肉食獣のように爛々としていた。