【irxs】水靑詰め

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『本当の姿』

同じ部署に  働いている 俺ら。

いむは  俺の上司。  この  部署の  部長さん。

周りからは  『冷たい人』って  言われている。

『今日も 水瀬さん  怖くない？』

『もう少し 優しくなればいいのに』

『ってか、 いふさん  あんな人と結婚してて 可哀想』

『まじそれな』

今日も   オフィスの端っこにたむろっている  女性社員が  愚痴を 吐く。

（……ほんまは 優しいのに）

そう  心の中で呟く。

『いむ  先、  家帰っとるな』

17時  定時になって  家に先に帰る事を伝えると グッと  スーツを持たれた。

『どしたん?』

『今日は  お外予約してるから』

そう 恥ずかしそうに話す いむは  俺だけが見れる 特別な姿。

『ふはっ  サプライズめちゃ 嬉しいわぁ』

『ふふっ 当たり前でしょっ』

君のにっこりと  笑った顔に  俺、 惚れたんだよ。

ほんまに 可愛い旦那さんや。

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