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現代設定です。
エース→21歳、ストーカー、デュースの事が大好き。
デュース→17歳、高二、ノンケ、エースの事なんて全く知らない。青春真っ只中の高校生。
それではどうぞ
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ビリリッ…真夜中の暗い街にスタンガンの音が広がる。遂にやってしまった。興奮して足が震える。深呼吸し足に力を入れ、目の前で倒れたデュースを抱えあげ俺の家への道を歩く。蛾が集まる自販機や、寝てる酒臭いサラリーマンの横、汚いコンクリートの壁を通る。デュースの髪が頬に当たってる。可愛い。薄暗い電灯に照らされて髪が少し青く光ってる。そのデュースの髪が好き。まあ全部好きだけど。
家に着くと寝室へ行きベットに投げ両手足首を縛り付け、ベットの足に結びつける。
「かわいい♡」
思わず呟いてしまう。可愛い。可愛いしか出てこない。デュースを俺の物にする、とずっと夢に見ていた光景を今、この瞬間にしているのだ。部屋の窓から見えるあの向かいの部屋に引っ越してきた君を見て俺は一目惚れした。運命だと思った。それから同じ制服を来てた女の子に名前を聞いたら、デュース・スペードって名前だと教えて貰った。とてもいい名前だね。俺はデュースのことが好きで好きで堪らないが、デュースとは一度も喋った事は無い。でもデュースの事は全部知っている。休日は何してるのか、出かける時は俺もついて行く。デュースの前にいつも立つ。デュースの顔がよく見える良いポジションなのだ。卵焼きが好きで出た時はいつも最後に食べてるよね、放課後は友達とマック行った後ひとりで図書館で勉強してるよね。全部知ってる。全部見てるよ。ずっとずーっとこうして俺だけの物にしたいって考えてた。だから今日、図書館から出た時から尾行して後ろからスタンガンで気絶さたんだよ。昨日は親が居ない日だったからチャーハン作って食べてたよね。ちょっと焦がしちゃったよね。ずっと見てたよ。そんなおっちょこちょいなとこも可愛いね。大好き。
目の前のベットで縛られているデュースが可愛くてたまらなくなり、デュースの額にキスをした。寝てるデュースの顔が愛おしくて堪らない。可愛いほっぺを指先でつつく。白くてキメが細かい肌はとてもすべすべでもちもちしている。閉じた長いまつ毛が綺麗。
「ん”…う”っ…」
呻いてて可愛い。頬をつついたせいかな、デュースが目を覚ました。惹き込まれそうな丸くて透き通った水色の瞳を眺める。
「はっ””ッ…」
デュースが今理解したように声を上げる。
目が合って照れたのかな?可愛い。恥ずかしがり屋さんだもんね。
「お”い””っ…ここどこだよ…!!これ外せ…!!」
デュースがそう言い、何とか緩まらないかと必死にもがいている。可愛い。
「そんなもがいても緩む訳無いじゃん。デュースはかわいいね。」
そう言ってまた頬にキスをした。デュースが怯えてる。
「ッ…なんで名前知ってッ…きもちわ”るいんだよっ…!」
大声でそう言われて睨まれる。
「素直じゃないなあ♡でもそんなとこも好きだよ♡」
そう言ってデュースを強く抱きしめる。デュースは嫌そうな顔してまた暴れだした
「離せっ”…!離せって言ってるだろ””!!」
抱きしめるのを辞め、肩に手を当てて目を見ながら話し始める
「俺達ってさ、運命なんだよな!!♡だってこんなに俺が好きになった人って初めてだよ!!!ほら、俺達って中出しして精子と卵子がくっついて受精した瞬間からさ一緒になるって運命決まってたんだよ!!♡前世は絶対ロミジュリだよな!♡あ、ロミジュリは死んじゃうか、…♡でもでも、好きな人と一緒に死ねるなんて幸せだよな♡ふふ♡一昨日は友達とスマブラしてたよね♡負けまくってボロボロで可愛かったよ♡勉強も毎日してて真面目くんデュースは偉いね♡昨日だって21時24分53秒から22時9分34秒まで勉強してたよね♡てかデュースの部屋って勉強机とベット以外なんにも無くてかわいいよね!♡こだわりがないのいいね!♡向かいのマンションからいつも見てるよ♡♡真面目でいつも勉強してるよね♡ほらあと、」
言いかけた時なにかが人中を流れた。鼻血だ。興奮して出てしまった。鼻血がデュースの細くて白い太ももに落ちる。
「うわあ”っ!..」
デュースが俺の鼻血を見、太ももから落とそうと太ももをぶんぶんと動かす。白に赤い血が映えてる。かわいい。
「ふふかわいいね。♡」
ティッシュを鼻に詰めて、額にキスをする。
「俺さ、デュースの事大大大好きだからさ、デュースも俺の事好きになっていいんだよ?♡ね?♡あ、ていうかもう好きだよね!♡♡ごめんごめん!」
そういうと俺の額にガンッ!と勢い良く頭突きをし、
「ふざけるのも大概にしろ!!まず、お前は誰なんだ!俺はお前の事好きじゃねぇし、まず男っていう時点で好きじゃない!!この紐早くほどけ!!!」
頭突きをされ少し視界が歪んだが、何とか耐える。しかしデュースの好きじゃないという言葉が頭に広がる。は?なんで?思わず最大限の力で思いっきりデュースの腹を殴る。
「おおお””え”っッ…!」
嘔吐し、はあはあと息を荒くし涙目になって俺を見つめる。口から垂れてる唾液の糸が可愛い。
「は?俺の事好きじゃないってどういう事??意味がわからないよ。デュースも俺のこと好きでしょ!!?ねえっ!!!」
またデュースの腹を殴る。またデュースが嘔吐をする。
「う”え””ッ…!」
口から唾液が糸を引いている。俯き、キリッとした綺麗な目から大粒の涙が零れている。
「う”ッうう””ぅッ…」
唸ってぽろぽろと涙が零し嘔吐物に落ちる。可愛い。
何この顔やば可愛すぎデュース可愛いっ可愛いねっ可愛いよっ可愛くてまた殴ってしまう。
「う”ぇ”お””え”ぇ…ッ…」
3回目の嘔吐。口の周りが嘔吐物まみれになり、ひぐっひぐっと汚い声を出し大粒の涙を零している。
「も、も”う”殴らっッ…..ないでッ…ぅ”ぐッ…」
俺のスウエットの裾を掴み、必死にうぐうぐ言いながら訴える。
「デュースかわいー♡殴ってごめんね♡」
デュースを優しく抱きしめ背中をさする。
「デュース俺の事好き?♡」
デュースの耳元で聞く。
デュースは少し歪な顔をし、
「う”、…うん…」
と、震えた声で言った。
「ふふ♡そっか!嬉しい!これからよろしくね♡♡デュース♡」
終わり
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