テラーノベル
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事後書くのもよくない?
可愛いよね…
ヤッてるときもいいけど、ヤッた後の余韻が
可愛いんじゃ
グッドラック‼️
汗ばんだ身体をそのままに、
少ししてから、ふたりはバスルームへ向かった。
「俺、先に洗うよ……っ、あ、あれ……?」
蛇口の前で、タオルを握りしめていたいるまの身体が、
ふらっと、ほんのわずかに傾いた。
「……いるま?」
その瞬間、らんがすぐ後ろから抱き止める。
「っ……ごめ……だいじょうぶ、たぶん、ちょっと力ぬけただけ……」
「そりゃそうだろ。……さっき、あんなに頑張ってたんだから」
らんの声は少し呆れながらも、限界までやさしかった。
背中からぎゅっと抱きとめられて、
いるまは、情けないような、でも安心したような気持ちで俯く。
「……俺、情けない?」
「どこが。むしろ、かわいすぎて反則」
「……ばか……っ」
そのままシャワーの下で抱き合うようにして、
らんが先にいるまの髪を濡らす。
やさしい手つきで指を通しながら、
細い身体を支えるように寄り添う。
時おりくすぐったそうに、
いるまが「やだ……っ、そこ、冷たい……」と小さく笑うたびに、
らんの胸の奥が、あたたかくなる。
「全部、俺がやるから。今日はもう、甘えてていい」
「……最初から、甘えさせろよ……」
「ん、最初から甘やかす気だったけど?」
そんな風に笑いながら、
シャワーの音に包まれて、
ふたりはぬるま湯の中で、しばらく身を寄せ合っていた。
バスタオルで身体を拭いて、
寝室に戻ったいるまは、
自分の着替えが手元にないことに気づいて、
少しそわそわしたように振り返る。
「……らん、シャツ、借りていい……?」
「あぁ、引き出しの上の段。俺の、たぶんいるまにはだぼだぼだけど」
「……知ってるし……」
恥ずかしそうに答えながら、
いるまはらんのシャツを取り出して、頭からかぶった。
少し袖を引っ張ると、手が隠れるくらいのサイズで、
肩もすとんと落ちている。
「……やっぱ、でかい……」
「似合ってるけど?」
「似合ってないし……っ、でかすぎて変だし……」
ぶつぶつ言いながら、シャツのすそを両手でぎゅっと握る。
けれど、そんな仕草がまた、まるで子猫みたいで――
らんは思わず、ベッドの端からいるまを呼ぶ。
「おいで。シャツの中、抱きしめてあっためてやる」
「……なんかそれ、やらし……」
「ちがうって、ふつうにあっためるだけ」
ぶつぶつ言いながらも、
いるまは素直にらんの元へ寄っていく。
そして、らんの胸元にすとんと収まる。
「……おっきい服着てるのに、こうしてると、ちっちゃいってわかるな」
「っ……ばか。……見ないで」
「見てない。抱きしめてるだけ」
「うそつけ……」
らんの腕の中で小さくなって、
眠気と甘さにとろけていくいるま。
「……ねぇ、らん。……ねぇ……」
「ん?」
「……次は、俺じゃなくて……らんが、上になって」
小さく、眠たげな声で囁かれたその言葉に、
らんは少し驚いて、笑った。
「……じゃあ、それはまた今度な。ちゃんと、元気な時に」
「……約束、な……」
「うん。約束」
そしてふたりは、静かに目を閉じた。
夜は深くなっていくけれど、
そのぬくもりだけは、どこまでも優しく――
ふたりを包んでいた。
コメント
7件
あぁっ好きだッッ!!! 事の後の新しい扉が無事開きました👍😇 2人とも可愛すぎる…!!!🩷💜
表現大好きっッッ(( 📢 彡 のちょっとふわふわしてる感じもう大好物ですね😇 今日の栄養補給ありがとうございました^^
主様お疲れ様です✨️🩷💜尊すぎます✨️可愛いすぎます✨️続き楽しみです✨️無理しない程度に投稿頑張ってください