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ネオン輝く夜の街。
その景色にあなたが映える。
それとは逆に、求めても、求めても手に入らないあなたの愛を欲しがる汚れた僕。
あなたの瞳には、何が映っているの?
僕は、ただの玩具でしょ。
どうせ、すぐ飽きて捨てるなら、こんなにも深入りしないでよ。
僕だけが好きで馬鹿みたい。
でも、今日もまた言えないままで。
あなたが店を出る時に、気持ちとは裏腹に出る言葉。
『またきてね。』
『あぁ、当たり前だろ』
その当たり前ってさ、いつまで続くの?
夜の人混みへと消えていく、あなたの背中を見てそう思う。
『さようなら、さとみくん。』
僕は、ポケットから取り出した辞表を握りしめ、薄暗い店内に戻った。