(ゆめside)
“まだ終わりたくなかった”
そう告げた若利くんに私は少し怒りを感じた。
牛島「もうダメ…か?」
なんでそんな顔をするの。
苦しそうにしないで。
悲しそうにしないで。
私の方が…
苦しんでいたのに。
ゆめ「…おそいよ。」
牛島「ゆめ…」
ゆめ「若利くんはさ、遅すぎるんだよ…」
牛島「…すまん。」
違う、そうやって謝って欲しいんじゃないんだよ…
ゆめ「若利くんはさ、私と別れた3年間、何をしてたの?」
牛島「バレー、だが。」
ゆめ「そっか。バレーが原因で私と別れたのに?」
牛島「…」
ゆめ「結局若利くんはバレーの方が大事ってことだよ。」
「じゃあね。体に気をつけて。」
牛島「ゆめ…ッ!」
ゆめ「もう…話しかけないでッッ!!」
牛島「ッ…!」
ずっと待ってた。いつか若利くんが来てくれるんじゃないかと。
でも来なかった。その時点で私は捨てられたんだ。
最初は泣いてばかりだった。
大好きだったバレーも辞めて、家に引き篭もっていた。
ある日お兄ちゃんが、
大地「今日練習試合があるんだけど…観にくるか?」
と誘ってくれた。
受験生だったけれど、余裕があったので気分転換として観に行った。
その時の相手高校は梟谷で、梟谷の試合をしているみんなはとてもキラキラしていた。
そして梟谷はとても強く、烏野は何回も負けていた。
その時の梟谷で特に凄かったのは木兎さんだ。
木兎「へいへいへーい!!」
といつも言っており、一年なのにスタメンで、とても輝いていた。
梟谷は東京から来ているのでそう長くはいられない。
私は体育館の隅でまた木兎さんのプレーが見たい、そう思いながらトス練をしていた。
__その時だった。
木兎「すっげーいいトス!!!!!あれ、もしかしてコート上の天使?!」
という声が聞こえた。
最近投稿少なくて申し訳ないです💧
この作品が終わったら(まだ全然終わりません)、他の作品を投稿しようと思ってます!!
今は一回下書きにしときました😔
夏休みもあと少しなので投稿頑張ります!!
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