胸ぐらを捕まれ床に叩きつけられ何回も腹を蹴られる。凛の怒りは止めようがない、次々と振り下ろされる拳……
潔(視界が霞んでく…)
ガクッ
凛(?!…)
凛『意識を失ったか…』
凛『ごめんな、潔』
いつもこれだ、潔は悪くない、わかって、けど………どうしようもないんだ
そう言って優しく抱きかかえベッドに横たわらせた、
【朝】
体の痛みで目を覚ました。いつもと同じDVが終われば布団の上、あたりを見渡しても凛は居ない。その視線を自分の体に移す。痛々しく残る跡は誤魔化しようもないものだった
潔(どうやって誤魔化せば…)
潔(あぁ、又あざが増えそうだな)
そんなことを思いながら頭の中で『いつものこと』だと片付けた、
凛『潔……』
コーヒーを注い終わった凛が帰ってきた。俺を呼ぶ声は少し震えていて申し訳無さそうな顔をしていた、
潔『昨日のことだろ?』
凛『……………』
潔『良いよ、気にしなくて』
凛『ごめん』
潔『俺の方こそごめんな?先に言っときゃ良かったな』
凛『……………』
潔『凛?こっちに来て』
凛は言われたとうりにベッドの方に足を運んだ
コメント
5件