君に会いたくて仕方なかった。
顔が見たくて、声が聴きたくて、姿が見たくて、
優しいその姿が、暖かい言葉が、
俺をすぐに温める。
仕事になんて、行ってほしくなくて、
ずっと、俺のそばに…俺の隣にいてほしくて。
俺の隣は、今空いていて、でもそれは、他の誰かのためじゃない。
君のため。君がここに来てほしいから、
ずっと、待ってるんだ。いい子にして。
ずっと、隣をあけておいて。
きっと、君も寂しいよね…?
お仕事、辛いもんね。
社畜だもんね。
それでも、俺は、ご飯を作って、
部屋を暖めて、君を待つ。
そしたら、君が…
『ただいま。』
「今日も、よろしくね。」
俺は、彼女に放置して、遊び倒す。
所詮彼女。そう、夫婦じゃないから。
ただ、同棲しているだけだから。
なんて、悪いのは重々承知している。
それなのに、何故浮気をしてしまうのだろうか。
わかってる。
彼女がずっと家で待っててくれること。
彼だって、仕事してるのに、俺の事を思って、
ご飯を準備してくれる。
部屋もきれいにしてくれる。
なのに…
俺は、どうだろう。
”浮気症”たったそれだけの理由で、
色々な人と関係を持っている。
セフレが、数えきれないほどいるんだ。
連絡先だって、無数にもっている。
俺は、”社畜なんだ” ”仕事があるんだ”
なんて、言い訳ばかりをして、
一番大切な人を…
粗末にしてしまっているんだ。
ごめんな…俺の…彼女。
ずっと、ずっと…
大好きなのに…
なぜ、言い訳しかできないのだろうか。
そして、汚い声を聴く。
彼のが、可愛い。かっこいい。
頑張ってる。俺を想っている。
わかってる、わかってるさ。
でも…できない。
この罪悪感にはまってしまったんだ。
抜け出せないんだ。
愛してるのに…
ずっと、
君だけが好きなのに…
愛してるのに…
涙でくしゃくしゃになった顔を、
「大丈夫…?」
セフレが、触れようとする。
その綺麗な爪に見とれてしまった。辛かった。
「触んなっっ!!」
「へ…?」
「ごめん、もうセフレやめよう?」
「…わっ、わかったよ。またね…」
おとなしく、出て行ってくれるのが嬉しい。
何より、ありがたかった。
【セフレ、やめよう。】
色々な連絡先に、送り続けた。
こんな関係が、
色々な人と、つながっていたら、
大切な人が傷つくだろうから。
『ただいま。』
大好きなこの場所に、戻ってきた。
初めまして、こんにちは。
作者のめろんと申します。
本日は、私初、ネタメモ作らずに作ってみました。
即興作品ゆえに、凄く意味不作品ができてしまいました。
まぁ、ご覧いただきありがとうございます。
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