記念

な、ねぇまろ、この関係さ、

な、もう、

な、、おしまいにしよっか

シングルベッド向かいあわせの彼は

どこか苦しそうにはにかんで言った

、、、いまさら

俺が彼と出会ったのは

一昨年の12月だ、

な、ねぇ、君大丈夫そう、？

そう言って軽く雪の積もった傘に入れてくれた

ま、ん、

ま、あぁ、

ま、全然大丈夫、

な、ぇーでも顔真っ赤だよ笑

な、寒い中薄着でさ

な、霜焼けなっちゃいそうだよー、

ま、大丈夫、ほんまに、

な、、、

な、大丈夫なの？笑

ひょっとした顔をして

意地悪そうに聞き返してくる

ま、お前やってこんな寒いのに上着脱いで

何やってんの、

な、ん（（ifに上着を掛け

ま、、ぁ、

な、こんな寒いのに..って

な、やっぱ寒かったんだね、笑

な、ほらもう゛こんな寒い゛んだから

な、おうち帰りな

ま、、俺は子供か

な、こんなとこでくるまってたら子供と

大差ないよ笑

ま、うるせ

何をゆっても意地悪に返される

こんな会話も久々でちょっと浮かれてしまう

な、なに、家に帰れない理由でもあるの？

不意に来た深入りな言葉に心臓がドキッと鳴る

けど結局帰れないのは帰れないし

ここで話しを聞いてもらうのも一考だ

ま、まぁ、それなりには

な、そう、じゃあカフェ入ろ

思った通り話を聞いてくれそうな感じで

カフェに連れてってもらう

な、じゃあカフェモカで

な、君は？

ま、ブラック

「ブラック飲めるんだー」とかアホそうなこと

を言いながら注文を終わらせる

な、、ふーっ

ま、、、、

な、んま、

ま、ここのコーヒー美味しい、

な、だねーあったまるー

期待していた展開にはならず

2人ともこっぷを空にした

な、じゃあ、温まったし出よっか

ま、ぁ、

ま、うん

カフェを出てさっきの路地前

な、その上着着てていいよ

な、あ、でもお気に入りだから

な、家帰れるようになったら返してね

な、はい、名刺

内藤、ないこ、変わった名前、

それなりの大企業に務めてるし

ま、ありがとう、でもそれじゃないこが

寒いんとちゃう、？

な、え、なんで名前、

な、あ、名刺か笑

な、家すぐそこだから大丈夫笑

な、帰れないきみが着る方がいいよ

ま、あ、はは、苦笑

苦笑しながら名刺を取り出す

ま、ん、

な、おーありがとー

な、猫宮、威風

な、変わった名前だね笑

ま、それないこがゆう？

な、！てかなんでこんな大企業の偉い人が

家なしになってんの、！笑

ま、それ言ったらなんで大企業の偉いさんの

ないこが家なし助けてんねん

な、ぁー大企業の偉い人さべつー！

ま、最近の若いのはうるさいなー

な、あ！さべつ！笑

ま、うるせ

な、まぁ風邪ひかないようにね

ま、おん、別に大丈夫

な、大丈夫じゃないのに大丈夫って良くないよ！

そう言って怒ったふうの顔で

おでこに指を突きつける

ま、笑

ま、ないこが上着貸してくれたし、

ま、まじで大丈夫やで

ま、ありがとな

な、！

ま、？

ま、なんやなんかついとる？（（自分の頬撫で

な、ぁ、やっべつに笑

な、初めて笑ったなって

ま、初めてってあったばっかやん

な、それはそうだね笑

こんなアホな時間が続けばええのに

ま、（かえるか、

ま、はぁ、ただいま

だろうとは思ったが案の定家に彼はいない

ついさっき喧嘩をしていたはずなのに

ま、はぁ、

1つ小さなため息を零し部屋に入る

数十分の後上着の返し方に悩んで居ると

玄関のドアが空いた音がした

ま、、

り、ただいま、

ま、ぉ、おかえり、

り、、

り、さっきはごめん、

ま、うん、ええけどさ、どこいってたん

り、ちょっとコンビニ

ま、こんな寒い中？

り、うん

なるべく心配や愛、疑いを持った言葉をかける

そうするとりうらの機嫌が良くなるからだ

もうこれは癖づいてしまった

喧嘩の後深く仲直りせず元通りになるのも、

そんなことを思っているとりうらが口を開いた

り、まろ、久びさに買い物行こ

ま、え、急にどうしたん

り、だめ？

ま、だめやない、！

久々の誘いに力が入ってしまう

内心安心している

り、、笑

り、そんな勢いよく笑

ま、ぁ、笑

り、行く？今からだけど

ま、うん、！

行き道りうらは謝ってた

り、ごめんね、最近喧嘩ばっか

ま、うん、

り、仕事が忙しくてさ

ま、知ってるよ

り、本当はもっとまろの気持ち聞きたいんだけど

俺がりうらから離れれない理由

毎日喧嘩しても愛の端を見せてくるからだ

高校生からの付き合いやしいまさら

りうらの居ない生活も考えれない

ショッピングモールに着いてから

りうらの大好きな服を見に行く

り、このセットアップかっこよくね？

ま、うんかっこいい

り、てきとー、

ま、えぇ、かっこいいと思ってるよ

り、なんか適当じゃん、

ま、や、まじで、

り、そうは見えないけどね、

り、もういいや

り、帰る

ま、え、

りうらは最近短気が過ぎる

せっかくのお出かけ、帰ってしまった

な、ぁ、あれ、ー

ま、っ！？

ま、お、ないこ

ほんの数時間前に見たピンク髪の男、

な、やっほ、

な、赤髪さん、帰っちゃったね、笑

気まずそうに慰めるように声をかけてくる

ま、んー、帰ったわ

ま、なんであーなったんやろ、涙笑

な、え゛、

な、な、ないてっ、

ま、っぅ゛、（（泣（（しゃがみ

泣く気なんてさらさらなかった

でもないこはりうらと違って無邪気で

見てると愛おしくて苦しい気持ちになった

な、ぁーあー、（（背中さすり

な、だから帰れないんやな

ま、ぅう゛っー（（泣

な、大丈夫、

ひとしきりないてまたカフェに出戻り

でも今回はゆっくり話を聞いてくれた

な、へぇ、

な、彼氏さん元は怒んない人だったんだ

ま、そう、ご飯作り忘れても作ってくれるような

優しい人やってんけどな、

な、まぁまろはわるないよ

な、社会のせいだね

ま、そうなんかな、苦笑

な、そうだよ、

な、大企業の偉い人がゆってるから！

な、間違いないよ！

ま、笑

ま、そうやな

ま、大企業の偉い人やもんなー笑

こうやって笑い合えるのが幸せ

久々に気にかけてもらって久々に笑いあえて

ちょっと心が揺れる

ま、なぁ、大企業の偉いさん

な、なに？それで行くんだね笑

ま、家連れてってや

な、え

な、どうした？

ま、また家帰られへん

ま、もう寒いのは嫌や惨めなる

な、ぇえ別にいいけど彼氏さんは？

ま、りうらなんか、なんも俺の事思ってないよ

な、、、

な、そっか

悲しい顔をして了承するもんだから

腕に抱きついて引っ張ってやった

困った顔をしながらも家に連れてってくれる

ま、ぉ、でかー、

な、色々理想詰めたから笑

そゆいって笑うないこが無邪気で

申し訳ない気持ちになる

ｶﾞﾁｬ

玄関の鍵を閉めたことを確認して

ないこに抱きつく

な、えっ、ちょっと、？

ま、っ、

自分の欲のままに服に手を入れる

な、ね、ねぇっ、なに

ま、ごめんっ、ちょっとだけ（（泣

な、ねえっ。まろ、

まろってよぶのはりうらの特権だった

けどそんなのどうでもいい

俺を見てくれる人に呼んで欲しい

だからないこにまろってよんでって、

自分がこんなに愛に飢えてるなんて

分かってなかった

罪悪感と背徳感と高揚やらなんやらで

よく分からないままないこに触れた

な、ぁっ、//はっ、ねぇっ？、！

ま、おねがい、っ、（（肩に顔置き

な、、、

な、、ちょっとね、

落ち気味の声で答えてくれる

な、ぁ゛っ♡///ぁあっ♡//

ｺﾞﾁｭｯｺﾞﾁｭｯｺﾞﾁｭｯ

肉をうちつける音と愛液の水音

ちょっと抵抗しながらも腰を振るないこ

申し訳ない気持ちと求めてくれる嬉しさ

自分でも気持ちが入り交じりすぎてよく

分からない

な、ゃっ♡//ぁっ゛っはぁっ///

な、ぅあ゛っ！？♡///そっ、そこっ♡///

ま、っはぁっ、♡///

な、なっ、！♡//ぁあ゛っ♡///

ただ愛を求めて気持ちよくする

ｺﾞﾁｭｯｺﾞﾁｭｯｺﾞﾁｭｯ

な、んぁ゛っ♡///はぁあ゛っ~♡///ﾋﾞｭｰｯ

ま、ぅっ゛~♡///ﾄﾞｸﾄﾞｸｯ

な、まろっ、♡はっ、はぁ、っ/// 

な、まろっ！♡/// （(頬に手を伸ばし

ま、ん、（（手を取り

会った時に手をとった時とは違う感覚

求められてる、俺が、ないこは俺が欲しい

1回目が終わった時にはないこも俺も

罪悪感なんてなくて まだお互いを求めて

どちらからともなく2回目、3回目を始めた

な、はーっ、♡///

な、ぁっ、はーっ、はっ、♡//

行為が終わって、肩を大きく上下させながら

息をする、、 

ふと、ないこが大切に思えた

ま、ごめんないこやりすぎた

な、んーんっ、いいよ俺も求めたし、っ///

な、っ、はぁ///

ま、顔真っ赤（（頬撫で

な、ん、気持ちかったし

な、久々にいっぱい動いた

ま、大人になったら運動する機会とかあんま無いもんな

な、それこそこうゆう行為だけだよねー、

ま、うん、（（抱きつき

な、ぁ、彼氏さん、、

ま、いいよ、思い出さんくて、

な、そう、

ないこは申し訳なさそうにするけど

俺はもうないこだけで良かった

ないこと連絡先を交換する

ま、やった

な、次は上着返してね？笑

ま、うん

空っぽだったとこに愛を注いでくれた

もうないこだけで良かった

けどやっぱりりうらのいない未来は想像できない

り、おかえり

ま、、ただいま

り、どこ行ってたの、？

り、いつもなら追いかけてくれるのに

ま、あぁ、ちょっと知り合いにあって

ま、喧嘩したなら話聞こかって

り、そぅ、

り、なんていったの？

ま、最近よく怒らせちゃうって

ま、どうやったら仲良くおれるかなって

ま、相談した、

真っ赤なうそ

でも俺はりうらも離せないから

り、そっか

それから三年、ないこと出会った12月

それまでりうらとは同居はしていたが会う機会も減っていた

今日はないこと一日中居た

朝からもう覚悟をしてた

もう、言ってしまおうって

そんな時に

な、ねぇ、

な、もう終わりにしよ

その言葉を聞いて嬉しくなった

ま、そうやな、俺も覚悟ついたとこや

お互い顔を見合せて笑う

な、もういいんだりうらのことは

ま、うん、もう疲れたわ

な、お疲れ様だねー、

な、で、上着返してくれるの？

ま、おう、今日持ってきた、

ま、あと、もう一個プレゼント

な、えーなにー笑

ま、手出して

な、えっまじ、？

ま、あぁまじや

な、っ！（（座り

ま、お、（（座り

ま、笑

ま、はいお嫁さんやね（（指輪を通し

な、わーっ、！きれー（（抱きつき

ま、めっちゃ悩んだ

な、ないこもまろに誕プレ

ま、えぇありがと

な、手出して！

ま、え？

ま、まじ？

な、うん笑

ま、（（手出し

な、はい、旦那さん！（（指輪を通し

ま、ありがとう（（キス

ま、ないこはセンスええな笑（（撫

な、ぅっ、///ありがと、笑

ま、俺ふたつ指輪買ってんけど笑

な、俺もだよ

ま、あれだねネックレスとかにしよっか

な、うん笑

ごめんほんまに急にハッピーエンドにしたくなった多分書き直す