・❤️×💙
拙い文章ですが、それでも良ければぜひご覧下さい。
最終話です。
w「あ、あの!花束を…つくりたくて、!」
その一言から全てが始まった。
いや、ようやく全てが動き出した。
wkiはきっと、僕とは初めて出会った、言わばただの花屋の店員。
けど、僕からすれば全く違う。
hrtとは初対面なんかじゃない。
も〜っと前。
中学生の頃から僕たちは知り合いだ。
厳密に言うと僕が一方的に恋心を抱いている…って感じだけど。
w「…実は、最近その恋人と上手くいってなくて…。」
その恋人は、付き合って2、3ヶ月で急に素っ気なくなってしまった。
なんでだろうか?
wkiに飽きてしまったから?
他に想いを寄せる人が出来てしまったから?
違う。
僕のせいだ。
その恋人には、毎日と言っていい程攻撃を仕掛けた。
ポストの中には
「hrtと別れろ」
「hrtに近づくな」
なんてwkiと離れる事をさせるような手紙をいれていた。
きっとそれが効いたのだろう。
彼女はhrtと会う事を避け、関わることを辞めた。
そんな状況にhrtは驚くだろう。
まるで倦怠期のような、そんな雰囲気だと感じたwkiは、記念日にプレゼントを渡そうとする。
僕の調べでは、wkiの元彼女はお花が好きだと。
そしたら、近くにあり、レビューの良いお店に来るだろう。
それが僕のお店だ。
一か八かの賭けだったが、見事に当てた。
hrtに花束を渡されて、本当は嬉しかっただろう。
だが、喜ぶ事は許さない。
花束を渡された日から、今までの攻撃をさらに加速させた。
これで仲直り、なんて許せない。
そして僕の指示で破局をさせた。
そうすれば、hrtはきっと悲しむ。
そこに僕が現れ、まるで救世主のように接する。
そうして自分に好意を寄せているとわかれば、弱っている心はすぐにこちらへ向く。
先程と同じ、賭けではあったが、全ての行動を当てた。
中学時代、ずっと後ろから見ていたからかな。
h「こんな奇跡あるんだねっ、!」
奇跡なんかじゃないよ。
全て僕が仕込んだんだ。
君と恋仲になるためにね。
そんなことに?なんて思うだろうな。
けど、僕には”そんなこと”ではない。
中学で一目惚れをしてから、10年以上、目移りなんてせず、ずっとhrtを想っていた。
“そんなこと”じゃないでしょ?
m「このお花は、アイビーって言って、」
hrtには、永遠の愛が花言葉だと言った。
だけど、アイビーにはまた別の花言葉がある。
「死んでも離れない」
この言葉は、アイビーの闇だろう。
まるで僕のような。
まぁ、アイビーの本当の花言葉に、hrtはきっと気付かない。
気付かなくていい。
純粋なhrtのまま、僕と一生を添い遂げようね。
コメント
2件
コメントありがとうございます😭 その反応待ってました😏ですよね、多分6〜7話までは純愛にしか見えないんですよ!そこで最後はめちゃくちゃ不穏…て言う! ありがとうございます🥹たくさん読んじゃってください👍✨️
うわーーー!!!ぴゅあかと思えば激重で最高…… 全部❤さんの計画通りでまんまと騙された💙さん健気で不憫でもう愛おしすぎます🤦🏻♀️🤦🏻♀️ 最後の最後でめちゃくちゃどんでん返しというか…超すきです……🫶🏻🫶🏻 完結おめでとうございます😭😭ほんとにだいすきです何回でも読ませていただきます🖐🏻