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yaur
ya『』
ur「」
ya side .
どろどろ
﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏
分かっていた
自分が彼に抱いている感情は普通じゃないなんてこと
それでも彼が好きだったから、変えられなかった
いや、変える必要性が考えられなかった
「ねえ、ゆあんくん?」
『ん、なあに』
「呼んだだけ、笑」
無邪気に笑う彼の笑顔をめちゃくちゃにしたい
嫌な妄想しか働かないおれの醜い脳は、いつからこんなだったっけ
ぐちゃぐちゃになった君の顔はどんな顔?
おれがこの感情全部ぶつけたら君は引くかな、喜ぶかな
おれだけがいい、なんてかわいい言葉じゃ抑えきれないぐらい
そんな感情を全部 すき で誤魔化してた
『かわいい、すき、ほんとに』
「ゆあんくんの目、おれしか映ってないね」
「うれしい」
必要とされるたび、笑顔を向けられるたび、こうやって喜ばれるたび
おれのなかの醜い感情がどんどん育っていく
『うり以外映すわけないでしょ』
いつかこの感情を言ってしまって、嫌われてしまいそうで、時折すごく怖くなる
それを全部隠すように、彼を抱きしめて、首元に顔を埋める
だからうりもおれ以外映さないで
生涯その瞳におれだけを映していて
それを言えていたなら苦しくなかった
そしたら、もっとおれの近くで微笑んでくれるはずなのに
ただ嫌われるのだけが怖くて何も出来なかった
「おれも頭ゆあんくんだけ」
「なんか、ゆあんくんしかいなくて困ってるんだよね」
『ずっとその悩みで困っていてよ』
「困ってるよ」
『おれでいっぱいとかかわいい』
君の頬を撫でると、君は嬉しそうに手に擦り寄ってくる
かわいいで頭が埋め尽くされると同時に、他の人にやっていたら、なんてまたいらない妄想癖が働く
『もーっといっぱいになって』
これ以上出したら嫌われそうで
おれの愛なんて、きみはきっと気持ち悪がるから
独占して、もっと縛って、君の皮膚の下まで知っていたい
支配して、管理して、きみの全部をおれが見ていたい
そんな腐った醜い感情がぐるぐるとおれの中を回って
君の笑顔を見るたび、絡まって解けなくなる
「これ以上好きになったら迷惑かもよ」
『迷惑って思うと思ってる?』
「ふふ、思ってない」
『でしょ』
『いくらでもすきになって』
「んー、沼だよねゆあんくん」
ぎゅうっと肩を寄せてくる
子犬みたいに甘えてくるきみは世界一可愛い
おれが見てる世界にきみしかいないから当たり前だけどね
『こっちの台詞すぎ』
「ゆあんくんはおれのこともっと好きになってくれないの」
『それこそ、迷惑だと思うけどいいの?』
「迷惑って思わせてよ」
そう笑っていられるうちはきっと幸せなんだろう
ゆか
31,340
#ご本人様には関係ありません
鈴木𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍
3,216
みお
64
ニーナ@目標フォロワー100人
4,378
まだそう言ってくれるうちは幸せなんだろう
この幸せを壊したくないから
だから全部を優しさに隠して笑う
そうすればおれはずっと君の隣で幸せでいられるでしょ
君もおれで幸せでしょ
どれだけ醜いことを考えていても、きみの前では優しく笑っていたいから、少しだけ我慢する
こんなんになったのも
もう全部全部きみのせいだよ
コメント
3件
読み終わりました。第1話からもう、この“どろどろ”した感覚が生々しくてぞわっとしましたね。特に「ぐちゃぐちゃになった君の顔はどんな顔?」の直後で「かわいい、すき」に戻るところ、あの温度差が怖くてたまらない。表向きは甘やかし合いながら、内側では独占と支配がぐるぐる回ってる——この二重構造がすごく好みです。「きみのせいだよ」で終わるのも、歪さを自覚しながら抗えない感じが出てて良かった。続きが気になります。