呪術廻戦 伏黒恵 様の夢小説
⚠自己満夢小説
⚠めっちゃ平和
⚠主の願望
⚠ネームレス夢主
⚠恋人設定
上記が大丈夫な方だけお進み下さい𓂃😷
高専の校門の前で一人待つ。
外はすっかり寒くなって、空は雪が降りそうな程灰色の厚い雲で覆われていた。
吐く息が白くなる。手を擦って寒さを凌いだ。
「悪い、待たせたか」
後ろから声が聞こえ、振り向く。
そこには私の恋人____伏黒くんが立っていた。
彼の顔を見れば寒さもへっちゃらだ。
「全然大丈夫。それより早く行こう!」
と先へ進もうとする私の腕を掴む伏黒くん。
ぐんっと後ろに戻され、私は「どういうつもり?」と彼の顔を見上げた。
「その服、絶対寒いだろ。行くなら一旦寮に戻って着替えろ」
「えぇ、時間が無くなっちゃうよ!私は大丈夫だから早く行こうよ」
伏黒くんが指さす先は私の足元。
ミニスカにロングブーツだから、膝から上がさらけ出された状態で、伏黒くんは少し恥ずかしいのか目線を逸らした。
「今から寮に戻って着替えたら行きたい所全部回れないよ」
「また次に回ればいいだろ。風邪ひいたら元も子もない」
“次”があることにじんわりと顔が熱くなる。
緩む頬を隠しもせずに私は彼の手を引いた。
「大丈夫!バカは風邪をひかないって言うでしょ?」
「迷信だろそれ…」
早く早くと私が伏黒くんの手を引っ張ると、伏黒くんは諦めたような顔をしながら繋いだ手を自分のジャンパーのポケットに仕舞った。
伏黒くんの溜息が、空気中に白を塗って消えた。
そして私はそんな昨日の自分を恨んでいる。
「ずびっ…。うぅ、頭痛い…」
「だから言っただろ」
鼻にかかった弱々しい声が口から漏れる。
伏黒くんが呆れ顔で返した。
デートに行った翌日、私は伏黒くんの予言通り風邪をひいて学校を休んでいた。
授業終わりの伏黒くんがその足でコンビニがある山の麓まで下りて、色々と買ってきてくれた。
優しい彼氏を持ったものだ。申し訳ない…。
「ごめんね伏黒くん…」
「昨日あれだけ言ったのにな」
「ごめんなさい…」
「まあ、今日は俺もお前も任務無いし」
伏黒くんはビニール袋からアイスやゼリーを出して、部屋に置いてあるミニ冷蔵庫に入れてくれる。
「何か食ったのか?」
「食べてない…。お腹すいてない」
「吐きそうなら無理して食わなくて良いが…。スープくらい飲んだ方がいい。どれがいい?」
と、伏黒くんがビニール袋から数種類のスープの素を出して見せてくれた。
「こんなに買ってきてくれたの?ありがとう」
「いいから選べ」
「じゃあ…クラムチャウダー」
「わかった」
湯沸かし器でお湯を作り、適当に棚から取り出したカップに素と一緒に注ぐ。
いい香りがベッドの方まで漂い、全然減っていなかったお腹が小さく鳴った。
「熱いから少し冷ませよ」
「伏黒くんがふーふーして」
「お前な…」
ぶつぶつ文句を言いつつも掬ったスープに息を吹きかける伏黒くん。
「ほら」
「いただきます。……美味しい」
スプーンを私の口まで運んでくれて、そこまで頼んでないのになぁと少し恥ずかしく思いながら飲む。
温かいチャウダーが体を優しく温めてくれた。
「伏黒くんお母さんみたい」
「お前が言ったんだろ💢」
むすっと不服そうに口を尖らせる伏黒くんに思わず笑う。
「本当にありがとう。すごく具合悪くてしんどかったけど、伏黒くんが来てくれて少し良くなった気がするの」
「…ならいい」
気恥ずかしそうに目を逸らす伏黒くんに、私はまた笑った。
その後も私が寝るまで傍に居てくれて、伏黒くんの熱心な看病のおかげですぐに回復したのだった。
コメント
13件
めぐみぃぃぃぃん!!!! ほんとにママみたいだ…看病されてぇ←今風邪引いてる人 クラムチャウダー美味しいよねぇ…でもあさりの酒蒸しの方が好き(((
うわわっ!!! 伏黒の夢小説良い!!!💞💞🫶 最高すぎますてまり様ァ!!😭 嫌だとか言ってるのにやってくれる恵ちゃん……優しすぎます!!🥲🫶 本当、お母さんみたいですよね!可愛い。グヘヘ🤤💞 クラムチャウダー私も大好きです!!あいつ本当に美味しいんですよね!てまり様の夢小説今回も最高でした〜!
ん わ 好 き だ よ 😖 先 ず 、伏 黒 く ん が 露 出 に 弱 め な の が 可 愛 い 💗❕ そ れ で い て 少 し ぷ ん す か し ち ゃ う と こ ろ と か !! 看 病 し て く れ る の 優 し い よ ね !! 母 感 あ り す ぎ る 。 伏 黒 く ん が 傍 に い た か ら 風 邪 に 気 が つ か な い ん で す 😤