🥷🔫×👻🔪
・初心者
・低クオリティー
・完全二次創作のためご本人様方と全く関係はありません
・本編ではライバー様のお名前は伏せておりません
・キスだけ
・地雷様はご注意くださいませ
・「」→🥷🔫
・『』→👻🔪
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(🥷🔫side)
僕がまだ子供の頃。
忍者の里で暮らしていた僕は、毎日修行に明け暮れていた。
と言っても所詮は子供。
毎日毎日、ずーっと修行するのも飽きてくる。
そんな時、僕はいつも里を抜け出していた。
まぁ、バレたらめんどいしそんな遠くには行かへんけど。
当時の僕には、サボった時に決まって行くお気に入りの場所があった。
そこは、ちょっとした丘の上にある大きな木の下。
元々、丘の上やから辺り一面見渡すことができるけど、木に登って上から見る景色はなんとも言えん絶景やった。
僕だけが知ってる、特別な場所。
誰も居らん静かな所で、ただひたすらにぼーっとすることが大好きやった。
ある日、修行中に雷を落とされた僕はサボってやろうと思いいつもの場所に来た。
相変わらず誰も居らんくて、心地よい風が僕の全身を撫でるように吹きよって。
まるで僕を慰めてるようで、少し涙が溢れた。
昼寝でもしたろかな。
そう思って横になった途端、上から誰かわからん声が降ってきた。
『おい、ガキ。』
『なーに泣いてんだよ、』
「ぇ、 … ? 」
此処には僕しか居らんはずやのに。
何処から、一体誰が話しかけてきよるん、?
『間抜けづらしてんなーw』
『上だよ、上。見てみ?』
声をかけてきた奴に全く心当たりはないが、言われた通りに木の上へと視線を上げる。
するとそこには、太い木の枝に腰掛けて頬杖をつきながら僕を見ている青年がいた。
「ぇ 、…… だれ 、 ?」
『驚いてやんのw』
『俺の名前は小柳ロウ。んで、お前は?』
ひらり、と軽い身のこなしで僕のところへ降りてくるこの男。
泣いてるところは見られるわ、なんやこいつ僕のことおちょくってるんか?
多少腹が立ったものの、案外優しい顔つきで此方を見ている彼に、ほんの少しだけ好感を抱いた。
「僕は叢雲カゲツ言うんよ、いつも此処の近くの里で修行しとる。」
「あれやな、忍者の見習いみたいなもんよ。」
『ふーん、忍者ね。』
『で、何で忍者の卵が泣いてんの?』
「ぅ” … まぁ色々あったんよ 、 」
僕が話している間、ロウは静かに耳を傾けてくれていた。
今まで修行の事を誰かに話すことも、不安や悩みを話すこともなかったせいで何だか変な気持ちになってまた涙が溢れてしまう。
『忍者ってのはそんな泣き虫なもんなのかよw』
そう言いながらも、僕の頭を撫でてくれるロウ。
なんや、案外優しいとこあるやん。
そう思ったものの、その言葉はぐっと飲み込んで、そっと僕の心の中にしまっておいた。
それからも、気が向いた時に僕はいつもの場所へと足を運んだ。
僕が行くと必ずロウも居て、2人でいろんな話をした。
僕らしか知らん場所で2人、唯一僕がロウを独り占めにできる時間。
僕だけに向けられる目線は、いつも優しくて。
僕だけに話しかける声は、聞き心地の良い低さで温かみがあって。
いつしか僕のロウへの気持ちは恋心に変わっていて、僕はこの時間が大好きやった。
「なぁ、ロウ。」
「ロウっていつも1人の時何してるん?」
『ん、俺は別に何もしてないよ。』
『適当に寝たり食ったり遊んだり、ちょっと仕事したり。』
「誰かと一緒だったりせんの?」
「ほら、家族とか。」
僕のこの一言で、僕とロウの関係は終わってしまった。
まあ、元から何も始まってはおらんかったけど。
家族、という単語を出した瞬間僅かにロウの顔が歪んだように見えた。
やってしもた、そう思った時にはもう遅くて。
僕はロウの過去を知らんから、そのせいで彼を傷つけた。
僕のせいだと分かっても、この状況をどうにかできるほど僕はまだ大人やなかった。
「ロウ、すまん。」
なんとか謝罪の言葉だけを捻り出し、僕は一目散に里へと帰った。
ロウがどんな気持ちやったかも、どんな顔して僕を見ていたかも考えずに。
ロウの足元にいた彼のオトモが、寂しそうに一言鳴いた声がずっと忘れられんかった。
それから数年後。
成人して、一人前の忍者になった僕。
今や立派に里のエースや。なんて思いながら、懐かしい思い出の場所へと行く。
あそこは僕の初恋の人と初めて出会った、大切な場所。
いつか、僕が無事忍者になれた時に行こうと、あの日以来近づくことはなかった。
今の僕なら、ロウのことを守れるんやろか。
そう思いながら、昔と同じように木の下に寝転んでみる。
ロウ、おらんかな。なんて思いながら。
そんな僕の淡い期待とは裏腹に、ただ風が吹いているだけ。
「当たり前よな、僕が悪かったんやもん。」
知らず知らずのうちに、僕の目からは涙が溢れていた。
なんや、僕ってこんなことで泣くような性格やったっけ。
そう思いつつ、涙を拭おうとすると目の前に黒い影が突然現れた。
「え、なんやこいつ…?」
驚く僕を無視して、黒い影はどんどん近づいてきて僕の目元にはザラザラとした何かが触れる。
「猫…、?」
「おまえ、ロウのとこのオトモやん…!」
突然の感触に驚いたものの、オトモが僕の涙を舐めてくれていることに気づき、思わず頬が緩む。
「久しぶりやな〜、どしたん?」
「てかロウは?」
オトモを抱き上げ、優しく毛並みを整えるように撫でてやる。
すると、何処から懐かしい、僕の大好きな声が聞こえてきた。
『…たく、オトモのやつ何処行きやがったんだよ』
だんだんその声は近づいてきて、やがて声の主が露わになる。
サラサラの青い髪に、色白で痩せ型の男。
かつて傷つけてしまった、僕の大好きな人。
「…ロウ、」
『ぁ?誰だよ…って、 カゲツ、?』
驚いたように目を見開いて、僕を見てくるロウ。
そんな姿を可愛いと思ってしまい、無意識にロウを抱き締める。
『は、…ちょい、いきなり何、?』
「僕、ずっとロウに会いたかったんよ。」
「あん時、逃げ出したまんまで…ほんますまんかった。」
『……俺、ずっと待ってたのに、』
僕の腕の中で、むすくれた表情をして文句を言うロウが可愛くて、思わず頬にキスをする。
「ロウ、ずっと好きやで」
「もちろん、これからもな」
『…馬鹿、』
『俺のこと待たせた責任、ちゃんと取れよな?』
「んは、分かっとる。」
今この瞬間、僕は世界一幸せ者やなぁ。
そう思いながら、愛しい恋人にそっと口付けをした。
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駄作。
後半からやる気無くして自分でもよくわからんものになりました。
久しぶりに書いた話がこんなのってどうなのよ私。
コメント
7件
駄作なんてことないです!! 凄くディティカのBL好きです! リクエストして良いでしょうか? 星導攻め 小柳受けって、 出来ますでしょうか…。 出来たらで良いです!! 書いてくれたら嬉しいです!!