テラーノベル
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※実際の内容と異なるところがあります。
沢村「あと一球!!」
御幸「よー、沢村。今日は随分気合い入ってんな。めっちゃ早かったし。」
沢村「おす!おはようございます!!」
御幸「(また球受けてくださいって言われるんだろうなぁ、、笑)」
御幸はどう断ろうか悩んでいた。正直嬉しかったし何球でも受けてやりたかった。でもそういうわけにもいかないから。毎日毎日言ってくる。毎日毎日言ってくれる。
毎日
毎日、、
沢村「ほんじゃあクリス先輩!!あと3球!!」
御幸「……え、」
御幸は言葉が出ない。いつもと違う。いつもならすぐに御幸に着いてくるはず。
クリス「なんか増えてるぞ。」
沢村「へ、へへ、、投げたりないっす!!」
クリス「仕方ない。3球だけだぞ。」
御幸以外の人と楽しそうに話す沢村の横顔を見ながらなんとも言えない気持ちになる。何かが足りなくなったような。
御幸「さ、沢村、、今日はいいのか?俺が受けなくて」
沢村「大丈夫です!!」
御幸「あ、そう。。」
こんなはっきり断られるとは。いつもは自分から言ってくるのに。
練習後の寮
御幸「沢村ー、今日t」
何が言いかけた御幸だったがそれをも聞こえてないかのように沢村が言う。
沢村「クリス先輩にノートまとめてもらってるんで取り入ってきます!!」
御幸「え、あ、お、おう」
自分より他の先輩を優先することなんて今まで1度もなかった。なかったのに、、
御幸「……なんだよ、、俺じゃなかったのかよ。。」
御幸は皮肉と悲哀が入り交じった本音をため息とともに小さく呟く。
次の日
沢村「クリス先輩!!」
その次の日
沢村「クリスせんぱーい!!」
御幸「……(他のやつに笑ってんじゃねぇよ、、)」
御幸は沢村が他の誰かと笑う度、胸が痛んだ。嫉妬だと認めざるを得なかった。
沢村「やっぱクリス先輩から教えてもらうと投げやすくなるな、、」
クリス「ふっ笑そうか……?」
ポンッ
沢村「おわっ、!?」
クリス「お前が頑張っている証拠なんじゃないのか?」
クリスは沢村の頭に手を軽く乗せたあとかき混ぜるように頭を撫でた。
沢村「ふへへ、、」
御幸「……」
きっと御幸の中で何かが切れたのはこのときだろう。
寮に帰宅後。
沢村「(クリス先輩にノート貰いに行かないと、、)」
御幸「おい……」
御幸自信でもびっくりするほど低い声が出た。
沢村 ビクッ「は、はい?」
沢村は一瞬体を跳ね上がらせて慌てて御幸の方を見た。
御幸「どこ行くんだよ……」
沢村「クリス先輩にノートを貰いにi」
グイッ、ドサッ
沢村「へ、、あ、な、なに、して、、」
御幸「……」
御幸は沢村の手首を握り強く引っ張る。そしてベッドへ押し倒した。沢村は見たことの無い御幸の顔に少し怯えていた。
沢村「み、ゆきせんぱ、、」
御幸「なんでだよ……」
聞き取れないほど小さな声、
沢村「……?」
御幸「行くなよ……」
御幸はそのまま沢村の首筋に顔を埋める。
沢村「せっ、せせせ、先輩っ!?///」
御幸はさらに強く沢村の手首をベッドに押し付ける。
沢村「せん、、ぱ、、い、手、痛い、、」
御幸は沢村の苦しそうな声で正気を取り戻す。
御幸「わ、わりぃ、、俺、、」
御幸はまだ自分が何をしてしまったのか、なぜこんなことをしてしまったのか頭が追いついていなかった。
沢村「せん、、ぱい?」
沢村は怯えたような、でも心配したような目で御幸を見上げている。
御幸「最近さ、、俺のこと避けてる?」
沢村の目が大きくなる。
沢村「そんなことあるわけっ、!!」
御幸「じゃあなんで、、最近俺の名前呼んでくんないの?」
沢村「え、、、」
御幸「じゃあなんで、、、俺をブルペンに誘わないんだよ?」
沢村「そ、れは、、」
御幸「もう、俺に興味なくなった?」
沢村「へ、?」
御幸「俺の事どうでも良くなった?クリス先輩の方が良くなった?」
沢村「ちょっ、、待ってください御幸先輩!!」
御幸「もう、、俺と一緒に野球したくない、、、?」
御幸は顔を伏せたまま澤村に質問攻めした。かっこ悪い、みっともないことはわかってる。でも言わないと、これからどうなるか分からない。
沢村「っ何言ってるんすか!!そんなこと思うわけないじゃないですか!!!」
御幸「……」
沢村「避けてなんてない!!ただ、、御幸先輩にっ、、迷惑かけたくなくてっ、、」
御幸「……迷惑?」
沢村「俺がずっとくっついて回るから、、迷惑なんじゃないかって、、」
沢村の声がだんだん震える。目元が赤らんでいく。
御幸「お前、、そんなこと思って……」
沢村「俺だってっ、、泣ずっとっ、、御幸先輩とっ、ズビッ野球したかったんすよ泣」
沢村の目からはついに大粒の涙がこぼれてしまった。御幸は慌てて涙を拭った。
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