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君の血が飲みたい

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君の血が飲みたい

17 - 【2025年ハロウィン】今日は俺が吸血鬼

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2025年10月31日

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夏の暑さも和らいで来て、秋が訪れる。今日は10月31日。ハロウィンだ。街もハロウィン仕様になり、ジャック・オー・ランタンやコウモリなどの装飾がされている。俺はバイト終わり、パンプキンパイを作っていた。パンプキンパイの生地をオーブンに入れ、タイマーをセットする。


「後は待つだけだ」


パイが焼ける間暇だから諒真と話そうとしたが、諒真の姿が見当たらない。


(あれ…諒真がいない)


さっきまでソファーに座ってたのに。


「諒真〜?」


そう言うけれど、返事がない。


俺は不思議に思い、部屋の中を探す。諒真の部屋に入り少し進むと後ろのドアがバタンと閉まる。


「わっ!」


俺は恐る恐る後ろを向く。そこには、吸血鬼の仮装をした諒真が居た。


「えっ、何してんの」


「いや何って、吸血鬼の仮装ですよ」


「…なんで吸血鬼?」


「それは…」


諒真はニヤッと笑ってこっちに近づいてくる。


「今日は俺が吸血鬼になろうかなって」


「そうかよ…」


「はい。なので、血吸わせてくださいよ」


「は?何言って…」


俺が言い切る前に、諒真は俺にキスをする。


「おい、諒真」


「なんです?」


「いや…」


俺がそこで言葉を止め、黙り込むと、諒真は俺を後ろの方へ押す。俺が思わず後ずさると、後ろのベットに当たり、そのまま倒れる。


「わっ」


そんな俺の上に諒真は乗っかる。


「瞬さん、自分から寝転がってくれたんですね」


諒真はそう言いながら俺のシャツのボタンを数個外す。


「いやっ、ちがっ…」


俺が否定すると、諒真は俺の首筋にそっとキスをした。


「あっ」


思わず声が漏れてしまい、俺は恥ずかしくなる。そんな俺を見て、諒真はニヤッと笑う。


「じゃあ、今から血吸いますね」


俺の首筋に諒真の唇が触れる。しばらく触れ続けた次の瞬間、首筋が少しチクッとする。顔を上げた諒真は、俺の首筋を見て、ニヤッと笑う。


「血吸ったから跡、付いちゃいました」


「跡って…」


「キスマですよ」


諒真のその言葉で俺の顔は赤く染まる。


「何してんだよ!見えたらどうす…」


諒真は俺の言葉を遮るように俺の口にキスをした。


「大丈夫ですよ。ちゃんと見えないとこにしましたから」


俺はそれを聞いてほっとする。


「あ、でも…」


「でも、なんだよ」


「シャツじゃないと見えちゃうかもです。仕事中は大丈夫ですけど、私服で出かける時は見えちゃいますね」


そう言って諒真はふふっと笑う。


「まじかよ…」


「はい。まじです」


「もう俺しばらくシャツしか着れないじゃん…」


「それ言ったら、俺だって瞬さんの噛み跡隠すためにいつも首隠れる服ですからね?」


諒真のその言葉に俺は申し訳なくなる。


「そうだよね…ごめん」


「いいですよ。全然」


「ほんといつもありがとう」


俺がそう言うと諒真は嬉しそうに笑う。


「じゃあ、お礼だと思って今から俺がやることに目つぶってくださいね」


そう言った後、諒真は俺の口にキスをする。何回か唇を重ねた後、諒真は俺のシャツの残りのボタンを開け始める。


「ちょっと待って、パンプキンパイあるから!」


俺がそう言っても、諒真は手を止める素振りは無く、すべてのボタンを外した。


「俺はパンプキンパイより瞬さんの方が食べたいです」


そう言って諒真はニヤッと笑って俺のお腹にキスをした。


「もう…」


呆れた俺は諒真にされるがままにされるのだった。

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