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3話 ※ 前回から話飛んでます
僕はマッシュ。
自分で言うのはなんだが顔には自信がある。
だから色んな子達から好かれる。
でも正直、そういう子達相手するのは疲れる…
今は、さっきホームで会ったばっかりのボブとポニテの子達と書庫をキャンマラ中。
「ねぇねぇマッシュ様〜!」
「ん?どうしたの?」
「そのケープってオフィスのですかぁ?」
あぁ、オフィスに行きたいのか。
早く終わらせたかったんだけど…しょうがないな、
「そうだよ〜行くかい?」
「いいんですかぁ!行きたいです〜!!」
案の定オフィスに行きたかったらしく、
目を輝かせ見つめてきた
飛ぶ方向を変え、オフィスの入口へ進んだ
オフィス前のロウソクを灯してる時、
野良の子のロウソクと偶然合って姿が見えた
あ、ツンニキだ…可愛いなこの子。
お辞儀をするとお辞儀で返してくれた
その時目が合った
「っ…」
胸がドキリと鳴った
これが一目惚れというやつか…、?
下から見上げるように見つめてくる
そんなツンニキが可愛くて少しの間、見惚れてしまった
ん…?あれ…
でもオフィスのケープじゃないな?
まさか、すり抜けしたりしないよね…?
プェ…
すると、ツンニキの近くに野良が現れた
あの子のフレンドさんかな…?
よく見てみると手を繋いだので、フレンドだと言うことがわかった
なら問題ないんだけど…
もしその子もオフィスケープじゃ無かったら…
気になったので、灯しに行こうとした時
ぐいっ
「うわっ」
「ねぇマッシュ様ぁ〜!」
「まだ行かないんですかあ?」
ボブとポニテの子が後ろから僕の服を引っ張って言ってきた
「私待ちくたびれましたよぉ〜」
「早く行きましょ〜!」
「あぁ、ごめんね。行こうか」
あのツンニキの子…気になるんだけどなぁ、
まずはこの子達を連れて行かないと。
次見つけた時に注意すればいいか…
あまり深く考えずに僕達はオフィスに続く門をくぐった
あれから数分、ボブちゃん達はオフィスを飛び回って遊んでいる
それを僕は屋上の芝生に座って眺めている
「はぁ…」
疲れたぁ…
野良さんが来てはフレンド申請されるし…
モテるって大変だなぁ…
そんな事を考えてると僕の周りに野良が集まってきた
何人かにフレンドキャンドルを出される
まただ…
その日限りで、長くは続かない
もう、いい加減腹が立つ。
結局みんな僕の顔目当てなんだから…
軽く人集りができている中、僕の横を誰かが通り過ぎた
あ、さっきの可愛いツンニキくんだ。
オフィスに来てたんだ。
でもやっぱりオフィスの課金ケープではなく、
さっき見たフレンドさんも見当たらない
やっぱり怪しい…。
なんでこんなに、あのツンニキの子が気になるんだろ…
あの子にすり抜けなんてして欲しくないと思うからだろうか。
それなら確かめてみるか…
「マッシュ様ぁ〜ー!!!」
なんて事を考えていると、ボブちゃんとポニテちゃんが駆け寄って来た
「ん。どうかしたの?」
「私たちそろそろ帰りますね!!」
「今日はありがとうございましたぁ!」
「わかったよ〜こちらこそありがとう。」
そう言ってお辞儀をして2人は帰って行った
僕は周りの子達に手を振り、
さっきのツンニキが飛んでいった方向を見た
…言い方は悪いが、後を付けることにした。