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※短編集です


2.【きょうだいごっこ】


「…ただいま」

陸都の弟、海斗はいわゆる不良。いつも不貞腐れて、体のどこかに傷をつけて帰ってくる。


「手洗ってから部屋行きなよ〜」

「うるせぇよ」

「はぁ…」


不良になってしまったのは高校1年生になってから。高校に上がってから勉強に追いつけなかったり、周りに馴染めなかった。

陸都はこのことを知らない。


「っち、何で兄貴と一緒に暮らさないといけねぇんだよ…」

こんこんこん、と部屋の扉が鳴る。


「海斗、ご飯できたよ。1人で食べる?一緒に食べる?」

「そこにおいてどっか行け」

「..うん、ちゃんと食べてね」




「ってことがあってさぁ…ほんと困っちゃう」

陸都は社会人、休み時間で同僚へ相談する。


「そりゃなかなか大変だなぁ、やっぱわからせないと」

「どう言うこと?」

「うーん、兄貴の方が偉大だぞってwまぁ聞くわけないけど」

と、冗談を交えながら相談に乗り、コーヒーを啜る。


「うーん…まず部屋にも入らせてくれないし…」

「まずは寄り添ってみろよ、案外可愛い理由でお前のこと避けてるかもだぜ」

「そっかぁ..確かに最近全く喋ってないな..」




「はぁ…ただいまぁ…海斗ー?ごめんね遅くなって」

返事はない、ただ、こうして語りかけることで心を開いてくれると信じて陸都は話しかけ続ける。


「…いちいち話しかけてくんな」

「今日は海斗が好きなオムライスだよ〜」

海斗が文句を言っても、それを気にせず話しかける。

(これが効かなかったら次の策もあるから大丈夫…大丈夫…怒っちゃだめ…)


「..最近ずっとそんな感じだけど、何があったの?」

「うるせぇんだよ!もうほっとけよ!」

「…あのさぁ、いつまでも怒らない兄貴だと思うなよ」

無意識に怒ってしまう、打ち明けてくれない怒り、自分へのありがとうすらないことへの怒り。


「へ..っ、ぁ…にいちゃん…?」

「そうだったな、俺、お前にずっとにいちゃんって呼ばれてたのに気づいたら兄貴って呼ばれてた」

「ねぇ…まって、..ごめん…」

「何?怖気付いたらそのキャラ無くなるの?」

(俺..今何言ってんだろ…わからない..もういいや、隠す必要なんてない)


「ぃ“…ったい..っ!やめて!」

感情的になり、無理矢理押し倒す。ただ、その嫌がる顔、痛がる顔は今の陸都にとってはただの興奮材料でしかなかった。


「俺さぁ、溜まってっから。お前で発散させろよ。明日休みだろ?」

「や…やだっ“!」




「ふぅ”~っ“、んぐっ”」

海斗はほぼ脳死状態、訳もわからず口を動かしつずける。

「そーそー、えらいえらい、中もっと触ってやるからな〜」

「ん“お”っ、ん“っ”、~~~っ“」


「ぷはっ、ぁ”っ、にぃちゃ..っ、っはぁ..“、ゆるじで..っ”、なんでもしゅる..っ。」

「ほんと?」

こくこくと頷く。すると陸都はたちまち笑顔になり


「そ..っかぁ..♡..中..もうトロトロだからさぁ、入れていい?」

「ん“ぅっ、いいよぉ..♡」




数日後


「はぁ..”っ、はぁ“っ、にいちゃん!ただいま!」

以前とは見違えるように性格が変わった。中学生の時のような明るく元気な少年…

明るく元気な、穢れた少年に。


「今日夜ご飯何〜?」

「ん〜?オムライスだよ〜」

「やったっ!先に風呂入ってくる!」

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